12.8 C
Japan
月曜日, 9月 27, 2021

青森の自治体オープンイノベーション事例とは?重要キーワードも解説

自社のみならず、様々な企業や団体の知識や技術を結集することで目的を達成するオープンイノベーションが注目を集めています。最近では自治体がこの取り組みに関わっているケースも増えているため、自分が関係する県の状況が気になる方もいるのではないでしょうか。
そこで、今回は青森のオープンイノベーション事例を重要キーワードと共に紹介します。

青森県のオープンイノベーション状況

必要な技術や知識を自社だけで調達するクローズドイノベーションに対して、他社のリソースも活用するのがオープンイノベーションです。ここではまず青森県内でのオープンイノベーション状況を解説していきます。

青森県の産業の特徴とは

経済産業省の「平成30年工業統計調査(確報)」によると、さば缶詰や小型モーターなど国内トップクラスの工業製品が豊富です。また、県内は農林水産物も豊かであることから、「あおもり農工ベストミックス新産業創出構想」を打ち出し、農業と工業を結びつけた新しい産業の創出も目指しています。

青森市のアクセラレータープログラム事例

青森市では、市内のベンチャー企業・スタートアップの育成のためアクセラレータープログラムを実施することを予定中です。すでに、「青森市地域企業成長加速化支援業務」としてプログラムを実施する受託業者を募集しており、今後は新規事業者への集中支援やDemodayが開催されるでしょう。

青森ライフイノベーション戦略とは

青森県庁のオープンイノベーションへの方向性を知る上で、青森ライフイノベーション戦略が参考になります。青森ライフイノベーション戦略とは、県民の生活の質・幸福度の向上、基幹産業化、新規ビジネス創出、青森県のブランド確立を基本的目標とし、県内企業による外貨獲得の強化を図るものです。

青森ライフイノベーション戦略の重点分野は医工連携、サービス、プロダクトの3点で、特に医工連携についてはオープンイノベーション事例にも関連してきます。

事例1 イノベーション・ネットワークあおもり

最初に紹介するのは、青森県での新規事業や新規産業を目的とするイノベーション・ネットワークあおもりです。

ネットワークを活用して相乗効果を発揮

イノベーション・ネットワークあおもりはラウンドテーブルとタスクフォースという団体で構成されています。青森県工業会などの「産」、弘前大学などの「学」、青森県庁などの「官」、青森銀行やみちのく銀行などの「金」が構成メンバーになっていることから、産官学金と青森県内の多岐にわたる団体が集結している点が特徴です。

地域・分野ごとにおこなわれていた連携が広域化される点や、ネットワークを通じた加速度的な事業効果の獲得が期待できます。

活動内容を紹介

ラウンドテーブルとして、定期的にタスクフォースの活動状況報告や青森県のイノベーションの方向性提言がおこなわれています。また、あおもり産学官金連携イノベーションアワードを毎年開催し、先導的で優良な取り組みをしている県内の民間事業者を表彰していることも活動内容のひとつです。

事例2 健康未来イノベーションプロジェクト

続いて紹介するのは、弘前大学が中心となり、青森県も協力する弘前大学COIが取り組む健康未来イノベーションプロジェクトです。

最短命県ゆえに誕生したプロジェクト

厚生労働省の都道府県別平均寿命ランキングによると、青森県は平均寿命最下位の状態が続いています。日本一の短命県という事実をネガティブにだけ捉えるのではなく、短命県だからこそ医療・健康面での実証開発フィールドに適していると考えて始まったのがこのプロジェクトです。

健康未来イノベーションプロジェクトでも産学官民が連携し、強力な推進体制を構築しています。

活動内容を紹介

県内の幅広いネットワークを活用した健康に関する膨大なビッグデータがプロジェクトの特徴のひとつ。弘前大学COIではこのデータを活用した研究開発やビジネス化に取り組んでいます。

さらに特筆すべきは、第1回日本オープンイノベーション大賞における最高賞、「内閣総理大臣賞」の受賞です。弘前大学COIのビッグデータを活用した予兆法・予防法に伴う経済効果や県民の健康への価値観のシフトに貢献したことが評価され、受賞に至りました。

青森のオープンイノベーションは健康に注目

青森県が打ち立てている青森ライフイノベーション戦略弘前大学COIの事例からもわかるように、青森県におけるオープンイノベーションは医療や健康が重要なキーワードとなります。青森県には健康に関するビッグデータを保有している点も見逃せません。

医療・健康分野でのスタートアップを予定している方や、こちらの分野に強みを持つ経営者の方は、青森県のオープンイノベションに今後も注目してみてください。

Facebook コメント
PORT編集部https://port.creww.me/
PORT by Crewwは、Creww株式会社が運営する、社会課題をテーマに、新規ビジネス創出を目指すスタートアップ、起業家、復業家、 企業をつなぐ挑戦者のためのオープンイノベーションメディアです。
- Advertisment -
- Advertisment -

Featured

【事業創出パートナー募集】社長と二人三脚で「明日の街を楽しく」する事業を生み出しませんか|店舗流通ネット オープンイノベーション

【オープンイノベーションインタビュー】 「飲食店の業務委託型ビジネス」を創ったパイオニア、店舗流通ネット株式会社。初期投資を抑えた出店サービスという唯一無二のビジネスモデルを確立させ、そこで培ったノウハウやネットワークをもとに、「店舗」を軸とした不動産・人材・プロモーション・工事など多角的なビジネス展開を続けている。新たに100の事業創出を目指して、2021年度よりアクセラレータープログラムを導入。すでに2回を開催し、実績が出始めている。そして今回、9月からスタートする3回目の開催に向けて、代表取締役社長の戸所岳大氏に話を伺った。 #募集 #店舗流通ネット #アクセラレータープログラム #アクセラレーターインタビュー #オープンイノベーション #スタートアップ #CrewwGrowth #大挑戦時代をつくる #Creww

【協業企業募集】日本のライフラインを支える渡辺パイプと、持続可能な地域社会に貢献し、ボトムアップで日本を元気にしませんか

【オープンイノベーションインタビュー】 水・住まい・農業。水道などの管材や電設資材、住宅設備機器、建材を取り扱う商社であり、農業の温室などを提供する農業メーカーでもある渡辺パイプ。日本全国の生活インフラを支えるリーディングカンパニーだ。これまでに培った潤沢なリソースを活用して、日本の国力をボトムアップで高めるべく、アクセラレータープログラムを実施する。スタートアップとの協業によって、小規模事業者の経営課題も解決できるようなサービス創出や、地域貢献を目指すという。プロジェクトを統括する副社長の渡辺圭祐氏に、具体的に活用できるリソースや描く未来について話を伺った。 #募集 #渡辺パイプ #アクセラレータープログラム #アクセラレーターインタビュー #オープンイノベーション #スタートアップ #CrewwGrowth #大挑戦時代をつくる #Creww

【ビジネスアイデア募集】近代国家を作った薩摩藩・鹿児島の企業と一緒に、次の未来を切り拓きませんか|NTTドコモ主催

【オープンイノベーションインタビュー】 2021年9月13日より募集が始まる、「鹿児島アクセラレーター2021」。これは、鹿児島県内の企業と全国のスタートアップとのオープンイノベーションにより、新たな価値創出を目指す、NTTドコモ主催のプログラムだ。参加する地域企業は、南日本新聞と南日本放送、主に建設業を営む渡辺組の3社。そこに、NTTドコモが強力なサポーターとして参画する。今回のプログラムを主催する背景や期待することなどについて、NTTドコモ九州支社 鹿児島支店 法人営業部 部長の坂本亨氏に話を伺った。 #募集 #NTTドコモ #アクセラレータープログラム #アクセラレーターインタビュー #オープンイノベーション #スタートアップ #CrewwGrowth #大挑戦時代をつくる #Creww

伝統工芸品のカスタムオーダーサービスで、職人による手仕事のすばらしさを広めたい!|「magokoro(まごころ)」

【スタートアップインタビュー】 「大挑戦時代をつくる。」をビジョンに掲げるCrewwでは、毎月オンラインネットワーキングにて、事業会社・スタートアップ・個人起業家などの挑戦者をリコメンドしています。 CrewwのSTARTUP STUDIO(スタートアップスタジオ)プログラム運営をメインに担当する寺田 麗未が今回ご紹介するスタートアッププロジェクトは、magokoro(まごころ)です。 #studioインタビュー #インキュベーションプログラム #スタートアップ #STARTUPSTUDIO #magokoro #まごころ #伝統工芸品 #大挑戦時代をつくる #Creww
Facebook コメント