12.8 C
Japan
金曜日, 6月 25, 2021

京都のオープンイノベーションの状況は?拠点と事例を紹介

古くは天皇が住まう都として栄えてきた京都。古くから伝わる文化や伝統工芸が今も守られている一方、世界的に活躍する企業も多く、先端産業も盛んです。
そんな伝統と最先端技術が融合する都市、京都では、オープンイノベーションが盛んに行われています。今回は京都でのオープンイノベーション状況とおすすめの拠点、実際の成功事例をご紹介していきましょう。
目次
・京都のオープンイノベーションの状況
・京都でのオープンイノベーションの事例
・京都は伝統とのオープンイノベーションが盛ん

京都のオープンイノベーションの状況

現在の京都でのオープンイノベーションは、どのような状況なのでしょうか。見てみましょう。

オープンイノベーションの拠点は多い

京都にはオープンイノベーションの拠点が多く、盛んに行われていることがわかります。京都で主要なオープンイノベーションの拠点をご紹介しましょう。

オープンイノベーションカフェ「KOIN」

京都市下京区の京都経済センター内にある「KOIN」は「Kyoto Open Innovation Network」の略であり、オープンイノベーションのマッチング相手を探す企業や団体が集まります。

KOINではスタッフに事業内容や希望するマッチング相手を伝えることで、多様なネットワークから最適な相手を紹介してもらうことが可能です。オープンイノベーションを希望しているけれど、肝心の相手企業探しがはかどらないという場合は、KOINを訪れてみてはいかがでしょうか。

けいはんなオープンイノベーションセンター

「けいはんなオープンイノベーションセンター」は、公益財団法人京都産業21が京都府と連携し、医療や農業、文化など様々な分野での研究開発を推進するための拠点です。

広大な敷地内には20もの入居企業があります。貸研究スペースや、貸会議室・ホールがあるので、他企業と協力して研究したり、大々的な説明会を開いたりすることが可能です。

また、けいはんなロボット技術センターでは、次世代ロボットの開発・実証を目的として、中小企業などが共同で利用することができ、様々な企業が技術を持ち寄り共同で開発することで開発を進められます。

京都大学オープンイノベーション機構

「京都大学オープンイノベーション機構」は、その名の通り京都大学が運営するオープンイノベーション拠点です。全学の研究テーマをベースに、組織と組織の本格的な大型共同研究の企画・実施をします。

また、同じく京都大学の学際融合教育研究推進センターは、内閣府が主催した「第1回日本オープンイノベーション大賞」で、センターの取り組みである「京大100分野ワークショップ」が「選考委員会選定優良事例」に選ばれました。

このことからも京都大学がオープンイノベーションに力を入れていることがわかります。

京都でのオープンイノベーションの事例

京都で実際に行われたオープンイノベーションの事例をご紹介します。

KYOTO OPEN ACCELERATOR

株式会社日本政策投資銀行とCreww株式会社が合同で開催した「KYOTO OPEN ACCELERATOR」。

京都の老舗ブランドが、斬新なアイデアを持つ全国のスタートアップ企業と協業することで、京都・日本の経経済の活性化を目指しました。

その結果としては、多数の応募の中から6社のスタートアップ企業が選ばれ、新たなサービスや製品開発に至っています。

京銀・東証イノベーションピッチ2020

「京銀・東証イノベーションピッチ2020」は、京都大学と関係のある研究開発、技術系のスタートアップ企業8社が、ビジネスパートナーを求めて開催したイベントです。

このイベントは京都銀行が広くスタートアップ企業を募ったことで話題となりました。

パナソニック×京都の伝統

西陣織や朝日焼、中川木工芸など、京都に伝わる様々な伝統工芸と、パナソニックがオープンイノベーションにより手を組み目指したのが、使い込むほどに味わいが出る「心に響く家電」です。

伝統工芸は日本の美しさを伝える重要な物ですが、需要の減少や後継者不足の問題を抱えています。今回パナソニックは、そんな伝統工芸を家電デザインに取り入れ、直接ビジネスにつながる位置に置くことで活性化させる試みに出たのです。

その結果、完成した家電は国内でも大きな反響を得た上に、2017年には家具の国際見本市「ミラノサローネ」で「ベストストリーテリング賞」に輝きました。

京都は伝統とのオープンイノベーションが盛ん

京都には、古き良き日本を感じさせる古い街並みや伝統工芸と、最先端の技術で最新の製品を生み出す大企業の両方があります。

京都では伝統の良さを活かしながら、京都の増々の発展を目標とするオープンイノベーションが盛んです。伝統工芸と家電など、一見意外な組み合わせでも新たな可能性が生まれています。

京都で起業を考えていたり、京都の既存のビジネスを発展させたいと考えていたりするのであれば、オープンイノベーションを活用してみてはいかがでしょうか。

Facebook コメント
PORT編集部https://port.creww.me/
PORT by Crewwは、Creww株式会社が運営する、社会課題をテーマに、新規ビジネス創出を目指すスタートアップ、起業家、復業家、 企業をつなぐ挑戦者のためのオープンイノベーションメディアです。

Featured

【募集】「人間と自然の掛け橋」に。兵庫県加古川市の優良企業ムサシがスタートアップ協業

【オープンイノベーションインタビュー】 明治時代に全国屈指の金物のまち兵庫県三木市で金物問屋として創業し、1983年にムサシを設立。加古川に本社を置く同社は、高枝切鋏のムサシとして業績を軌道に乗せ、今現在はセンサーライトと園芸用品のムサシとして事業成長をしている優良中堅企業です。 そんな人と自然に関わる事業を展開する地域の牽引企業として、ここ数年最前線で課題に感じているのは、高齢者が加速するライフスタイルの多様化についていけない現状なのだとか。 そこで、スタートアップとの協業により、企業の枠を超えて社会課題解決につながるサービスや製品を生み出すべく、Crewwのオープンイノベーション支援サービスを使い、アクセラレータープログラム開催に向けて一歩を踏み出しました。 オープンイノベーションに乗り出すに至るまでの思いを、株式会社ムサシ代表取締役社長の岡本篤氏に伺ってみました。 #アクセラレータープログラム #オープンイノベーション #スタートアップ #ムサシ #大挑戦時代をつくる #Creww

日野自動車「本気のDX」。デジタルがブルーオーシャンの物流業界を変革し、日本に活力を

【アクセラレーターインタビュー】 1942年の設立以来、社会にとって必要不可欠なトラック・バスづくりを担い、日本の物流を支えてきた日野自動車。しかし、技術革新やライフスタイルの多様化に伴い、人や物の移動を取り巻く環境は急速に変化。さらに、ドライバー不足やCO2排出量の削減、持続可能な交通網の維持など、解決すべき社会課題は多岐にわたっています。 そこで、自社でのソリューション開発・提供だけでなく、他社との協業による社会課題解決を目指し、「HINO ACCELERATOR 2021 -HINO DE SAFARI-」を実施。スタートアップの技術やアイデアに日野のアセットを掛け合わせることで、物流業界や社会の課題を解決し、新たな価値提供を目指しています。具体的にどのような思いで取り組んでいるのか、日野自動車CDO(Chief Digital Officer)デジタル領域長の小佐野豪績氏に話を伺いました。

「呼べば5分で届く世界」セイノーHDとエアロネクストがオープンイノベーションで描く空の革命

【アクセラレーターインタビュー】 既存物流とドローン物流を連結・融合させた新スマート物流サービスを確立すべく、2021年1月にセイノーHDとエアロネクストが業務提携を締結。現在、山梨県小菅村にて、無在庫化と無人化を特徴とする、スマートサプライチェーン「SkyHubTM」の実証と実装にむけたプロジェクトを展開中です。 今回は、セイノーHDの河合 秀治氏とエアロネクスト田路 圭輔氏にご登壇いただき、「 SkyHubTM」についての詳細や協業に至った経緯、今後のビジョンなどについてお話しいただきました。 #オープンイノベーション #業務提携 #アクセラレーターインタビュー #セイノーホールディングス #エアロネクスト #SkyHubTM #スカイハブ #小菅村 #実証実験 #ドローン物流 #大挑戦時代をつくる #Creww

物流ソリューションの未来を切り開く為、これまでの常識にとらわれない「次の物流」の開発に、スタートアップの皆さまとチャレンジさせていただきたい。

【アクセラレーターインタビュー】 物流業界大手の佐川急便が、2021年度もアクセラレータープログラムを実施します。2014年からオープンイノベーションに積極的に取り組んできた同社は、スタートアップとのアライアンス活動の要となる新たな基地として、昨年「HIKYAKU LABO」を新設。物流を取り巻く環境や顧客ニーズが激変する中、スタートアップとの協業によって持続可能な社会を作るべく、社会課題の解決に取り組んでいます。「アクセラの審査には通過しなかったとしても、応募いただいたスタートアップとは何かしらの協業を模索したい」と語る執行役員・藤野博氏に、佐川急便がオープンイノベーションに取り組む背景やスタートアップと狙いたい領域などを伺いました!
Facebook コメント