12.8 C
Japan
水曜日, 11月 30, 2022

来店・知識は一切不要で好みの日本酒を手軽に判定!「酒ナビ」β版をリリース!

日本酒スタートアップ・酒ストリート株式会社は、機械学習結果を活用し、来店や知識は一切不要で好みの日本酒を手軽に判定できるWebサービスのβ版をリリースしました。

インターネット上で手軽に好みの日本酒を判定可能なサービス「酒ナビ」とは

日本酒スタートアップ・酒ストリート株式会社が提供する、機械学習結果を活用して好みの日本酒を手軽に判定できるWebサービス

東京大学大学院農学生命科学研究科・石島智子特任助教(食品機能学研究室)および阿部啓子特任教授(味覚サイエンス研究室)との共同研究により収集したデータを用い、同社が機械学習を活用して構築した判定プログラムを用いることで、精度の高い判定を可能としています。

判定には料理や果物、飲み物など食品の嗜好データのみを使用し、Web上で1〜2分で完結します。来店や試飲、日本酒の知識は一切不要とすることで日本酒の選び方を抜本的に変え、「美味しい日本酒をどうやって選んだら良いか分からない」というハードルを取り去り、より多くの人々に日本酒を楽しんでもらえることを目指しています。

【酒ナビの特長】

・診断は完全無料
試飲や来店は一切不要で、Web上で完結
・サービス上での質問回答に、専門知識は一切不要
URL▶︎https://store.sakestreet.com/pages/sakenavi

日本酒購入のハードルとなっていた「選ぶ難しさ」

日本酒を造る酒蔵は1,400以上存在し、商品数は1万点以上にものぼると言われています。これらの商品には幅広い味わいのものが存在していますが、それぞれがどのような味わいなのか、飲む前に判別するのは専門家にとっても困難です。

日本酒の分類方法として有名な「純米」「吟醸」などの「特定名称」は、使用原料や製造方法による分類であり、必ずしも味わいが判別できません。

このことが、消費者から日本酒という選択肢を遠ざける結果を招いているという指摘が近年なされるようになっています。
参考:ダイヤモンドオンライン「『詳しい人しか飲んではいけない酒』日本酒が致命的欠陥を克服する方法」(https://diamond.jp/articles/-/289444

実際、同社が運営する酒販店でも「日本酒は、興味があっても自分では選ぶことができない」という消費者からの声が多く聞かれます。

市販日本酒の味わいをデータ化し、統計解析により12タイプに分類

この課題を解決するため、同社は味覚に関する豊富な研究実績を保持する東京大学味覚サイエンス研究室との共同研究契約を2021年5月に締結しました。

まず日本酒の味わいによる分類を行うため、市販されている日本酒から、産地や特定名称といった属性において偏りの生じないように数百点のサンプルを収集。

専門性の高い資格等を保持する有識者(※)27名による官能評価(唎き酒)結果から、これらサンプルの味わいや香りをデータ化しました。
(※)WSET SAKE Level3、酒匠、または一定年数以上の専門店における勤務経験を条件としました。

これらのデータと、各サンプルのアルコール度数などのデータを元に統計解析を行った結果、市販の日本酒を以下の12タイプに分類できました。それぞれのタイプには、味わいをイメージしやすくすることを目的として、一般的な単語だけを用いて名称を設定しています。

機械学習を活用した、好みの日本酒判定ロジックを構築

次に、個人の食品に対する嗜好や食習慣を調査するため、東京大学 石島 智子特任助教(食品機能学研究室)、阿部 啓子特任教授(味覚サイエンス研究室)の協力を受け108問のアンケートを作成しました。

消費者を対象として、このアンケートを実施するのと同時に、12タイプの日本酒を試飲し好みの度合いを回答してもらうことで、489件の嗜好データを収集しました。

これらのデータをもととして機械学習を活用することで、一般的な食品に対する嗜好等から、好みのタイプの日本酒を高精度で判定できるロジックを構築しました。

今後の展開について

今回リリースした「酒ナビ」β版をもとに、診断ロジックのさらなる精緻化を図るため、2022年1月以降も引き続き消費者の嗜好データ収集を行い、数千件程度のデータを収集後に正式版のリリースを目指します。

将来的には「酒ナビ」を活用した日本酒の贈答サービスをはじめとして、12タイプの日本酒分類を活用したサービスや企画(定期購入サービスや、多言語対応、タイプ別のコンテスト開催等)を展開する予定です。

会社概要

酒ストリート株式会社
〒111-0052 東京都台東区柳橋1-11-5 柳橋ビル 1F
Webサイト : https://sake.st/
Facebook : https://www.facebook.com/SakeStreetOfficial/
Twitter(店舗) : https://twitter.com/sake_st_store
Twitter(Webメディア):https://twitter.com/SAKE_Street_JP
Instagram : https://www.instagram.com/sake.st/

共同研究者(東京大学大学院農学生命科学研究科)のプロフィール

石島 智子 特任助教
東京大学大学院農学生命科学研究科 特任助教(食品機能学研究室)。専門は栄養科学、食品科学。
2000年 東京農業大学農学部栄養学科管理栄養士専攻卒業。その後、シダックスフード サービス株式会社初富保健病院店栄養士、駒沢女子大学生活科助手として勤務。2004年 東京農業大学大学院農学研究科食品栄養学専攻博士前期課程修了、2007年 同博士後期課程修了。同年東京大学大学院農学生命科学研究科リサーチフェロー、2008年 特任研究員を経て、2009年より特任助教、現在に至る。博士(食品栄養学)。管理栄養士。

阿部 啓子 特任助教
東京大学大学院農学生命科学研究科 特任教授(味覚サイエンス研究室)。専門は食品科学、味覚科学、遺伝子科学。
1996年東京大学大学院農学生命科学研究科教授、2008年 公益財団法人神奈川科学技術アカデミー(現地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所)グループリーダー、2010年 東京大学大学院農学生命科学研究科 名誉教授、2015年 特任教授、2019年 バイオインダストリー協会会長。ほかに、2018年 酒類総合研究所有識者会合座長、日本醸造協会評議員などを務める。主な受賞歴は2005年度 安藤百福賞大賞、2007年 日本農芸化学会賞、2009年 アメリカ化学感覚学会IFF賞(味覚分子生物学分野)、2010年 紫綬褒章、2010年 日本味と匂学会賞。

Facebook コメント
PORT編集部https://port.creww.me/
PORT by Crewwは、Creww株式会社が運営する、社会課題をテーマに、新規ビジネス創出を目指すスタートアップ、起業家、復業家、 企業をつなぐ挑戦者のためのオープンイノベーションメディアです。
- Advertisment -
- Advertisment -

Featured

関東近郊2万坪の土地 × スタートアップで、今までにない斬新な “場” を作りたい|Gulliverが挑む!

【オープンイノベーションインタビュー】中古車売買でお馴染みの「Gulliver」を運営する株式会社IDOMが、2022年10月24日から「Gulliver アクセラレータープログラム2022」を実施。新しい購買体験の提供と、生活を彩るクルマの価値を創造する新しいコンセプト店舗の開発をテーマに、関東近郊に2万坪の土地を用意し、スタートアップの皆さんと一緒に新しい場づくりに取り組みたいという。具体的に、どのような構想を描いているのか。株式会社IDOMの経営戦略室チームリーダー、三樹教生氏に話を伺った。 #Gulliver #IDOM #スタートアップ #アクセラレータープログラム #CrewwGrowth #Creww #大挑戦時代をつくる

スタートアップ募集!【豊富な開発技術力 × デミング賞大賞の社内風土】モノづくりメーカーのOTICSに、今求めるパートナーを聞く

【オープンイノベーションインタビュー】高出力・低燃費・低エミッション化などの要求に対し、積極的な技術提案と高精度な品質で応えるOTICS(オティックス)の自動車部品は、多くの車種で採用されています。一方で、120以上の国と地域が目標に掲げる「2050年カーボンニュートラル」に向け「脱炭素化」の企業経営に取り組むOTICSは、初めてのアクセラレータープログラムを開催。豊富な開発経験と生産技術力を活かせる協業案、自然環境保全や社会・地域に貢献できるアイデア等をスタートアップから広く募集します。デミング賞大賞も受賞したOTICSの社風、アクセラレータープログラムの開催に至った背景や、募集ページだけでは伝わらない魅力、プログラムに関わる方々の想いを、株式会社オティックス 経営管理本部TQM経営戦略室 係長 奥村守氏に話を伺いました。 #OTICS #自動車 #カーボンニュートラル #アクセラレータープログラム #協業 #スタートアップ #デミング賞 #CrewwGrowth #Creww #大挑戦時代をつくる

OPA × somete の挑戦|「まちクロッ」でファッションロス問題の解決を目指す!

【Creww Growth活用協業事例インタビュー】金沢フォーラス、キャナルシティオーパ、横浜ビブレなど、OPA・VIVRE・FORUSの3ブランドを主軸に、都市型商業施設の開発運営を行う株式会社OPA。そんな同社は2021年、「OPAアクセラレータプログラム2021」を実施し、地域と連携したファッションロス削減に取り組むsometeとの協業をスタートさせた。OPAとsometeは具体的にどのような実証実験を重ねているのか。株式会社OPA 事業創造部 新業態開発チームの安達有美氏と、someteを運営する株式会社Play Blue代表の青野祐治氏に話を伺った。 #OPA #somete #オープンイノベーション #活用協業事例インタビュー #CrewwGrowth #Creww #大挑戦時代をつくる

【空間ID × スタートアップの着想】デジタルツイン社会実装への挑戦

【オープンイノベーションインタビュー】現実世界をデジタル空間に複製する絶対的な技術を持つダイナミックマップ基盤株式会社は、「cm」級の高精度3次元データを有し、モビリティの自動走行において要となる同社のプロダクトは、既にグローバルに展開されています。今般、デジタル庁の肝煎り案件となるアクセラレータープログラムを開催。リアル/サイバー両空間を組み合わせたユースケースの創出に向け、「空間ID」を活用した共創案を募集します。ダイナミックマップ基盤株式会社 第二事業部 事業開発2課 課長 兼 空間IDプロジェクトPMOの望月洋二氏に話を伺った。 #ダイナミックマップ基盤 #デジタルツイン #空間ID #デジタル庁 #ミラーワールド #アクセラレータープログラム #共創 #Creww #大挑戦時代をつくる
Facebook コメント