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月曜日, 1月 17, 2022

【募集】古野電気の社内ベンチャーと一緒に、「建設DX」を実現するパートナーを求む!

センシング、情報処理、情報通信の3つをコアテクノロジーに、魚群探知機等の船舶電子機器や、社会・産業に貢献するさまざまなソリューションをグローバルに提供している古野電気。その技術力を活用して、全く新たな領域に挑戦しているのが建設業界のデジタル化だ。社内ベンチャープロジェクトを立ち上げて、建設業界のデジタル化・遠隔施工の実現のため、現場環境に適した通信やセンサー機器を積極的に展開している。ただ、多様な建設業界の課題を解決する“建設DX”を1社で実現するのは困難なため、「FURUNO 建設DXアクセラレーター」を実施。具体的にどのような共創を目指しているのか、社内ベンチャー 建設DX事業責任者の石野祥太郎氏に話を伺った。

強みとなる技術力を活かし、新規事業の社内ベンチャーを推進

――古野電気の事業内容について教えてください。

当社は創業後、1948年に世界で初めて「魚群探知機」の実用化に成功して以来、国内外で漁業・商船向けにさまざまな航海機器や通信機器を提供してきました。

さらにそれらの技術をもとに、ヘルスケアやインフラ維持管理、気象管理、無線LAN、GPS、防災、監視ソリューションなどの産業用電子機器を開発しています。

目指しているのは、センシング・情報処理・情報通信の3つのコアテクノロジーを駆使し、「海中や船の周囲の状況」「地盤変位」や「人の健康状態」など、人の目には“見えないものを見えるようにする”こと。「安全安心・快適、人と環境に優しい社会・航海の実現」に向けた研究開発にも取り組んでいます。

――今回、アクセラレータープログラムを導入した背景を教えてください。

既存事業で培った技術力を生かして、新たな市場で価値を創出するためです。そこで私は社内ベンチャーの制度に手を挙げ、「建設DX」を実現するプロジェクトを2019年に立ち上げました。

今までとは全く違う市場への挑戦ですが、通信やセンシング技術の強みを生かして開発した「建設現場向けWi-Fiシステム」は反響をいただき、市場にも浸透しはじめ、ありがたいことに導入が続いています。直近の事例としては東京駅前の超高層ビル現場にも導入されました。

ただ、現場をデジタル化し、建設業界が抱える多様な課題を解決したくても、我々だけではできることに限界があります。スタートアップの皆様が持つ技術やサービス、アイデアと融合することで、一緒に新しい市場を作りたいと考えました。

テクノロジーやサービスで建設現場を変革したい

――新たな領域に挑戦する社内ベンチャーとの協業パートナーを求めているのですね。石野さんが社内ベンチャーを立ち上げた理由を教えてください。

私は11年前、古野電気に新卒で入社したのですが、その当時から、古野電気が持つ技術やリソースを活用して新たな領域への挑戦が必要だと思っていました。シェアを持つ既存市場に加え、新市場でのビジネス拡大が必要だ、と。会社の新経営ビジョンにて新規事業拡大の目標が定められ、チャンスが到来したのが2019年でした。

そのなかで建設業界に特化したのは、私が得意とする無線通信の技術をどの市場に展開すると価値を発揮できるかを探るべく、プロトタイプを持って展示会に出展したことがきっかけでした。

当時、さまざまな分野の方に興味を持ってもらったのですが、なかでも前のめりに話を聞いてくださったのが建設業界の方だったんです。その方との出会いから現場にも足繫く行くようになりました。確かに、山積する建設業界の課題解決に我々の技術でお役立ちしたいと強く思うようになり、建設業界でのチャレンジを決めました。

――今回のアクセラで実現させたいことを教えてください。

大きく2つあって、1つは「遠隔施工や工期短縮技術による施工革新」です。建設業界は、労働者の高齢化やなり手不足による人材不足が深刻で、資材コストの高騰などによって建設コストも増大しています。

将来的にはロボットによる自動施工が実現するかもしれませんが、まずはDX化による省人化、短工期化、遠隔施工を実現したい。現場の見える化、煩雑な業務の自動化など、スタートアップの皆様と我々の技術を掛け合わせ、現場の業務を変革したいと考えています。

もう1つは「建設現場における働く環境の革新」です。建設現場の3K(きつい、汚い、危険)を「給料が良い・休暇が取れる・希望が持てる」という新3Kの環境に変え、現場に関わる全ての人が楽しく、楽に働けて豊かになれるように役立ちたい。

たとえば、ブロックチェーンを活用した新しい報酬の仕組みや、きれいで快適な環境を実現する衛生技術、教育・フードテックの分野まで、さまざまな視点を持ったスタートアップの皆様と新しい価値を創出したいと考えています。

我々のリソースを最大限活用してほしい

――スタートアップが活用できるリソースを教えてください。

まずは既存事業で培ってきた、ハードウェア・ソフトウェア開発、ものづくりにおけるノウハウ、世界トップクラスの規模を誇る生産工場、全国35ヶ所・世界27ヶ所の拠点と3000人の社員ネットワークなどです。

そして、社内ベンチャーで培った大手ゼネコン、全国対応が可能な代理店網をはじめとした建設業界とのパイプと、商品・サービスの提案力、現場での実証実験の機動力と実行力、商流構築や営業マーケティングの部隊などがあります。

――どんな技術やアイデアを持つスタートアップと共創したいですか?

親和性が高いのは、現場の生産性向上や省人化、安心安全を実現するためのサービスや技術、3Kと呼ばれる現場を変えられるような新しいビジネスモデル、テクノロジーを持つスタートアップです。

もちろん、それ以外の技術やサービスをお持ちの方も、我々が持つ何かしらのリソースを「活用できそうだ」と思ったら、ぜひご応募いただけると嬉しいです。我々は製造業ですが、折角のオープンイノベーションですので、従来の枠組みにも捉われず、さまざまな強みを持つスタートアップとのコラボに期待しています。

また、具体的な事業アイデアだけでなく「こんなものを作れないか」というアイデアの種でも大歓迎。新技術の研究開発も協業できますし、市場が確立されていないサービスや技術を持つスタートアップは、我々が建設業界に提案しにいくことも可能。

将来的には建設現場にとどまらず、あらゆる現場の最前線で働く全ての人の仕事を快適にし、暮らしを豊かにしたいと考えているので、仕事や暮らしに貢献したいという想いの方とぜひお話ができればと思っています。

アイデアは、早い段階から外に出してブラッシュアップしたい

――石野さんのオープンイノベーションにかける思いをお聞かせください。

社会に新しい価値を創出したい、建設DXを全力で実現したいと強く思い、社内ベンチャー制度ができたとき、いち早く手を挙げ行動に移しました。

我々のメンバーは想いを共にする各分野のスペシャリスト揃い。新規事業にかける熱量とスピーディーな対応力、実行力は高いチームだと自負しているので、スタートアップの皆さんの夢や決意を、一緒に目に見える形にしたいと思っています。

建設業界では新参者ですが、大規模な展示会への出展やメディア露出も活用し、技術力のある会社だと認知されるようになりました。ゼネコン様から現場の困りごとを気軽に相談いただくようにもなり、今では人と人の関係も強みになっています。

スタートアップの皆様との取り組みも、スピーディーに試してお客様に提案していきたい。我々の基準ではなく、お客様の考える価値を基準に製品やサービスをより良いものにしていきたいと考えています。現場主義は古野電気のモットーです。

我々のビジョンに共感いただける皆様と一緒に、一社では成し得ることはできない、超越した結果を生み出したいと思います。我々となら何かできそうだと少しでも思っていただけたら、ぜひ一緒に挑戦いただきたい。ご応募、お待ちしております。

社名古野電気株式会社
設立1951年(昭和26年)5月23日
本社〒662-8580 兵庫県西宮市芦原町9-52
代表者代表取締役社長執行役員 古野 幸男
事業概要舶用事業、産業用事業、無線LAN・ハンディターミナル事業、その他事業
URLhttps://www.furuno.co.jp
インタビュイー
石野 祥太郎 氏 古野電気株式会社 技術研究所 建設DX事業責任者
広島大工・慶應大法卒の文理両道。広島大院工学系修士卒後、2011年に古野電気株式会社入社。以来、マイクロ波回路、無線システムの研究開発に従事。一貫して新商品・新技術・新市場の開拓に取り組み、2019年より建設DX事業責任者。現場に関わる全ての人が生き生きと働き、豊かに暮らせる社会の実現を目指している。
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田村 朋美
2000年雪印乳業に入社。その後、広告代理店、個人事業主を経て、2012年ビズリーチに入社。コンテンツ制作に従事。2016年にNewsPicksに入社し、BrandDesignチームの編集者を経て、現在はフリーランスのライター・編集として活動中。
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