12.8 C
Japan
水曜日, 10月 20, 2021

現代の社会課題である食品ロスを解決する「Freeat(フリート)」

「大挑戦時代をつくる。」をビジョンに掲げるCreww(クルー)では、毎月オンラインネットワーキングにて、事業会社・スタートアップ・個人起業家などの挑戦者をリコメンドしています。CrewwのSTARTUP STUDIO(スタートアップスタジオ)プログラム運営をメインに担当する寺田 麗未が今回ご紹介するスタートアッププロジェクトは、Freeat(フリート)です。
ゲスト
古嶋 遼 氏 Freeat(フリート)ファウンダー 
芸能プロダクションでのマネジメントを経て、現職では情報・通信にて広報・プロモーション業務に従事。スタートアップ未経験からSTARTUP STUDIO by Crewwのbatch2において食品ロス削減サービス「Freeat」を起案。現在も引き続きFreeatの実証実験等、事業開発中。

現代の社会課題である食品ロスを解決したい

寺田:Crewwでは、本業を続けながら起業に挑戦できるような、個人を主体としたインキュベーションプログラム「STARTUP STUDIO(スタートアップスタジオ)」を運営しています。おおよそ半年間で仲間集め、MVP開発、事業検証をし、事業化を目指していきます。

2021年3月末に第2期が終わり、この度第3期が6月より本格始動しました。

今回は、その「STARTUP STUDIO」の第2期において各選考を突破した、食品ロス解決に取り組む「Freeat(フリート)」の古嶋 遼さんをご紹介します。

Freeatは、半年足らずの期間で450名以上の学生の登録者を集め、またj-waveに出演し、別所哲也さんからサービス紹介もして頂きました。今後、洋菓子店系列との実証実験もはじまりますので、これからますます事業成長に期待がかかっているスタートアップです。

古嶋:我々は現代の社会課題である食品ロスを解決するべく、「Freeat(フリート)」という事業を、Crewwさんのスタートアップスタジオのインキュベーションプログラムの中で、2020年から1年かけてやってきました。チームは私ファウンダー古嶋と、3人のコアメンバーでやっています。

古嶋:ここ数年、SDGsなどの意識も高まっていて、食品ロスがすごく大きな社会課題だという意識がより強まっていますよね。メディア等でも報じられているので、ご存じの方も多いと思うのですが、今、日本では、国民全員がお茶碗いっぱい分の食糧を毎日廃棄しているような状態です。我々はビジネスを通じて、循環型の経済圏を作り、食品ロスをなくしていきたいと思っています。

コロナ禍で時短営業になったこともあり、特に飲食店・小売店で発生している食品ロスはすごく深刻です。このプログラムを始めたのはちょうど1年ほど前、コロナが蔓延し始めた頃なのですが、今はより深刻化していると感じています。

また我々は学生さんをターゲットにしているのですが、コロナ禍でアルバイトがなくなってしまったりと、彼らの経済的な逼迫・不安も大きく加速していると思っています。

学生と企業、飲食・小売店のと間に、我々「Freeat」というサービスを通すことで、「食べたいユーザーと、まだ食べられるのに人知れず捨てられてしまう食品をマッチングして、食品ロスをなくす」ということを目指しています。

古嶋:簡単にFreeatのビジネスモデルをご説明します。飲食店・小売店は、余ってしまった食品を、我々のサービスに出品し、ユーザーさんに提供することによって原価の還元を受けることができます。ユーザーである学生さんは、広告を視聴することによって、出品された食品を無料で受け取ることができます。それらの収入源となるのは、企業さんによる広告出稿費、もっと言えば、顧客のリード獲得費です。

つまり、Freeatでユーザーさんに広告を視聴していただき、簡単なアンケートに回答していただくと、その情報が企業側の顧客リストになるという図式です。

企業さんはユーザーに合わせた広告が展開できるうえにリストも取れて、ユーザーさんは広告を視聴してアンケートに答えるだけで無料で食品を得ることができ、店舗さんは余ってしまった食品を、Freeat経由でユーザーさんに提供し、原価を還元してもらえるというわけです。

同じように食品ロス削減に関するサービスとして、「TABETE」さんが非常に有名ですが、Freeatの優位性としては、ユーザーさんが“無料で”食べ物を得られるという点だと思います。

去年の5月から始めて、現在に至るまで、登録している学生がすでに450名程度おりますが、今はPoC(概念実証)の段階なので、実証実験をしながら事業検証をしています。

古嶋:直近では、大阪大学の「阪大 Food Action」という学生団体さんといっしょに、キャンパス近くの商店街で、実証実験を行いました。

食品ロスになってしまいそうな商品を用意し、非常に多くの取引実績がでました。この検証のなかで、学生さんが利用する時間帯や、通学路の途中にあるお店の様子、実際の使用イメージ、シチュエーションなど、具体的な状況を把握することができて、より解像度が上がってきていると思っています。

学生たちからは、「タダでもらえるのがすごい」とか「広告も自分に有益なものは嬉しい!」といった良い反応を、また店舗側からも「廃棄を無くせれば作業コストも削減できるので助かる」といった喜びの声を頂いてる状況です。

また、こういったZ世代の学生さんといっしょに、オンラインイベントも開催しています。今後も引き続き、大学生と組んで実証実験を続けていきたいと思っております。

寺田:「STARTUP STUDIO(スタートアップスタジオ)」には社会課題を解決するためのスタートアップさんがたくさんいらっしゃいまして、皆さん事業を軌道にのせるために今爆速で実証実験を行なっている段階です。今後、スタートアップと事業会社が手を組むことで、お互いの事業が伸ばせるようなシナジーが生まれるといいなと願っています。

社名Freeat
設立2020年
代表者古嶋 遼
事業概要食品ロス解決に向けたスタートアッププロジェクト
URLhttps://freeat2020.wixsite.com/freeat
https://linktr.ee/lets_freeat

Facebook コメント
石神 美実子
広告代理店、広告制作事務所を経て、現在フリーランスのコピーライター・ライターとして活動中。キャッチフレーズやネーミング、プレスリリース等の制作から、WEBメディアの執筆まで幅広く従事。とりわけ、円滑なコミュニケーションを必要とする人物インタビューが得意。
- Advertisment -

Featured

「カナエ」が見据える未来|パッケージ業界にイノベーションを起こしたい

【オープンイノベーションインタビュー】昭和31年創業。軟包装材料の加工・販売事業からスタートし、現在は「パッケージ」を核に、医薬品・化粧品・食品・トイレタリー&ケミカル・メディカルの5分野を主体として事業展開を進める株式会社カナエが、既存事業に対する新しい発想を求めて、オープンイノベーションを決意。スタートアップとの共創にかける思いを、代表取締役社長 中澤 孝氏に伺いました。 #アクセラレータープログラム #オープンイノベーション #スタートアップ #カナエ #CrewwGrowth #大挑戦時代をつくる #Creww

世界初! 辛さの単位を作った「辛メーター」。伊藤忠商事のアクセラレータープログラムでアイデアが形に

【スタートアップの流儀/インタビュー】定期的に食べたくなる辛い料理。しかし、辛さの基準は店によって違うため、残念な気持ちを味わった人は少なくないだろう。この体験に終止符を打つべく、辛さの単位を作ったのが辛メーター株式会社だ。映画監督・江口カン氏の「辛さの単位を作りたい」というアイデアに賛同した作家の元木哲三氏、そして周りに集まったプロフェッショナル達の高い熱量を、伊藤忠商事のアクセラレータープログラムが強力に後押し。どんな経緯で辛メーターは作られ、これからどのような展開を目論んでいるのか。元木氏に話を聞いた。 #伊藤忠商事 #辛メーター #アクセラレータープログラム #スタートアップ #CrewwGrowth #Creww #大挑戦時代をつくる

【事業創出パートナー募集】社長と二人三脚で「明日の街を楽しく」する事業を生み出しませんか|店舗流通ネット オープンイノベーション

【オープンイノベーションインタビュー】 「飲食店の業務委託型ビジネス」を創ったパイオニア、店舗流通ネット株式会社。初期投資を抑えた出店サービスという唯一無二のビジネスモデルを確立させ、そこで培ったノウハウやネットワークをもとに、「店舗」を軸とした不動産・人材・プロモーション・工事など多角的なビジネス展開を続けている。新たに100の事業創出を目指して、2021年度よりアクセラレータープログラムを導入。すでに2回を開催し、実績が出始めている。そして今回、9月からスタートする3回目の開催に向けて、代表取締役社長の戸所岳大氏に話を伺った。 #募集 #店舗流通ネット #アクセラレータープログラム #アクセラレーターインタビュー #オープンイノベーション #スタートアップ #CrewwGrowth #大挑戦時代をつくる #Creww

日本のライフラインを支える渡辺パイプと、持続可能な地域社会に貢献し、ボトムアップで日本を元気にしませんか

【オープンイノベーションインタビュー】 水・住まい・農業。水道などの管材や電設資材、住宅設備機器、建材を取り扱う商社であり、農業の温室などを提供する農業メーカーでもある渡辺パイプ。日本全国の生活インフラを支えるリーディングカンパニーだ。これまでに培った潤沢なリソースを活用して、日本の国力をボトムアップで高めるべく、アクセラレータープログラムを実施する。スタートアップとの協業によって、小規模事業者の経営課題も解決できるようなサービス創出や、地域貢献を目指すという。プロジェクトを統括する副社長の渡辺圭祐氏に、具体的に活用できるリソースや描く未来について話を伺った。 #募集 #渡辺パイプ #アクセラレータープログラム #アクセラレーターインタビュー #オープンイノベーション #スタートアップ #CrewwGrowth #大挑戦時代をつくる #Creww
Facebook コメント