12.8 C
Japan
土曜日, 12月 3, 2022

世界シェアNo. 1の日本金銭機械が、スタートアップとあらゆる社会課題の解決を目指す

カジノ業界での金銭処理のパイオニアとして世界シェアNo. 1を誇る、日本金銭機械株式会社(Japan Cash Machine co.,ltd.)。世界中で貨幣の法的秩序を保ち、貨幣に対する信頼や社会の治安維持に貢献してきた同社は、既存のビジネス領域にとらわれない、新たな社会課題解決を目指して、アクセラレータープログラムを実施する。具体的に、どのようなスタートアップと協業し、どんな領域で新規ビジネスを創出したいと考えているのか。新規ビジネス開拓部の小林崇亮 氏にお話を伺った。

※応募の締め切りは2021年11月23日(火)です。

世界140カ国のさまざまな市場に貢献

―金銭処理で世界シェアNo. 1を誇る日本金銭機械について、まずはその事業内容と特徴、強みを教えてください。

日本金銭機械は、世界140カ国の紙幣に対応した貨幣処理機器や金融関係機器などのソリューションを、世界中のさまざまな市場に提供している会社です。世界に認められた鑑識別技術を応用し、世界中のカジノやATM、駅構内などの券売機、精算機、自動販売機、パチンコ/パチスロ市場向け機器の開発・製造・販売をしています。

ニッチな市場ですが、ラスベガスやマカオをはじめカジノ市場では、「お金を入れる機械はJCM(Japan Cash Machine)」と言われているほど浸透しており、この市場の約60%のシェアを取っていることが特徴。紙幣の識別や鑑別アルゴリズム、センシング技術などが強みです。

事業セグメントは、「カジノ/ゲーミング市場」と国内外の「金融・流通・交通市場」、そしてパチンコ・パチスロをはじめとした「国内遊技場向機器市場」の3つ。特に、「金融・流通・交通市場」では、スーパーや病院、ホテル、飲食店、バス、タクシー、電車、ガソリンスタンドなどに当社製品が搭載されているため、多くの方の生活に密着しています。

―今回、アクセラレータープログラムを導入した背景を教えてください。

アクセラレータープログラムの詳細はこちら

貨幣処理機器や金融関係機器、またその技術はさまざまな市場で使われているため、これまではどこかの市場が不調になっても全体として影響を受けづらく、ずっと業績は順調に推移していました。

しかし、新しい決済システムの普及によって貨幣処理に求められるニーズや市場構造が多様化したこと、カジノ離れが進んでいることなどから、既存の貨幣処理事業以外に新しい事業を創出したいと考えたのです。

そこで課題になったのは、貨幣処理事業に特化し過ぎた自分たちだけでは、他の領域の社会課題を捉えきれずに、新しいことに挑戦したくてもなかなかうまくいかなかったこと。そこで、2020年10月に役員直轄の組織として、開発・生産技術・品質・購買・営業・管理などの各部門からトッププレイヤー9人を招集した「新規ビジネス開拓部」を発足しました。

既存事業にとらわれることなく、さらに「今までやったことがない」を理由にせずに、スタートアップと共にあらゆる領域の社会課題の解決に挑戦したいと考えています。

▶︎募集期限:2021年11月23日 20:00
▶︎エントリー方法:下記リンクURLより、協業案をご提案ください。
▶︎対象企業:国内外すべてのスタートアップ。業種不問。
▶︎参加費:無料
▶︎主催:日本金銭機械株式会社

あらゆる領域の可能性を探りたい。門戸は広く開けています

―既存の技術力やネットワークを活用しながら、既存事業にとらわれない領域に挑戦したいということですね。具体的に活用できるリソースを教えてください。

貨幣処理事業で培った技術やノウハウ、たとえば研究開発や独自の技術、参入障壁の高いカジノ市場でのノウハウやグローバルサプライチェーンのノウハウなどを活用いただけます。

ほかにも、国内外の生産拠点やパートナー企業とのネットワーク、グローバルでの販売体制や顧客チャネルなど、世界中で培ってきたノウハウやリソースは活用いただけますし、長期的な提携として資本提携も視野に入れています。

その上で、応募いただくスタートアップに期待したいのは、我々には想像もできない領域での新しいチャレンジです。我々はこれまで、貨幣処理のトップランナーとして、既存事業の延長線上にある新規事業への挑戦は繰り返してきました。今回はそうではない、全く新しいことにチャレンジしたいと考えています。

それは、スタートアップが取り組んでいる社会課題解決に一緒に取り組むのでもいいですし、やりたいことがあっても実現できていないアイデアをぶつけていただくのでも構いません。ディスカッションをしながら5年先、10年先の未来を見据えた新しいビジネスを創造したいので、ぜひいろんなアイデアを聞かせてもらえると嬉しいです。

―日本金銭機械が解決したい社会課題は何でしょうか?

根底にあるのは、我々のソリューションを通じて、世界中の人たちの生活を良くしていくこと。安心して生活ができるような、社会インフラを目指しています。

実現させたいのは、スタートアップとの共創による社会課題解決

―最後に、応募を検討しているスタートアップに向けて、メッセージをお願いします。

私たちが実現させたいのは、スタートアップとの共創による社会課題の解決です。だから、解決を目指して、立ち止まらず一緒に進んでいけるようなスタートアップとパートナーになりたいと考えています。

また、スタートアップとの協業は、経営層を含めて全社的に力を入れていますし、今回みなさんと向き合う新規ビジネス開拓部は、会社を変革すべく各部門から精鋭を集めて構成したチームです。ぜひ、その本気度と熱量には期待してください。

日本金銭機械という社名だけを見れば、硬い会社のようなイメージを持つかもしれませんが、私たちにはニッチな市場でパイオニアとして走り続けてきた体力と、ノウハウや技術力、世界中のリソースがあります。

それらを活用し、スタートアップと共に本気で新しいビジネスを生み出したいので、まずは皆さんのお話を聞かせてください。我々と共に、解決すべき社会課題に取り組みたいスタートアップからのご応募をお待ちしています。

Facebook コメント
田村 朋美
2000年雪印乳業に入社。その後、広告代理店、個人事業主を経て、2012年ビズリーチに入社。コンテンツ制作に従事。2016年にNewsPicksに入社し、BrandDesignチームの編集者を経て、現在はフリーランスのライター・編集として活動中。

Featured

関東近郊2万坪の土地 × スタートアップで、今までにない斬新な “場” を作りたい|Gulliverが挑む!

【オープンイノベーションインタビュー】中古車売買でお馴染みの「Gulliver」を運営する株式会社IDOMが、2022年10月24日から「Gulliver アクセラレータープログラム2022」を実施。新しい購買体験の提供と、生活を彩るクルマの価値を創造する新しいコンセプト店舗の開発をテーマに、関東近郊に2万坪の土地を用意し、スタートアップの皆さんと一緒に新しい場づくりに取り組みたいという。具体的に、どのような構想を描いているのか。株式会社IDOMの経営戦略室チームリーダー、三樹教生氏に話を伺った。 #Gulliver #IDOM #スタートアップ #アクセラレータープログラム #CrewwGrowth #Creww #大挑戦時代をつくる

スタートアップ募集!【豊富な開発技術力 × デミング賞大賞の社内風土】モノづくりメーカーのOTICSに、今求めるパートナーを聞く

【オープンイノベーションインタビュー】高出力・低燃費・低エミッション化などの要求に対し、積極的な技術提案と高精度な品質で応えるOTICS(オティックス)の自動車部品は、多くの車種で採用されています。一方で、120以上の国と地域が目標に掲げる「2050年カーボンニュートラル」に向け「脱炭素化」の企業経営に取り組むOTICSは、初めてのアクセラレータープログラムを開催。豊富な開発経験と生産技術力を活かせる協業案、自然環境保全や社会・地域に貢献できるアイデア等をスタートアップから広く募集します。デミング賞大賞も受賞したOTICSの社風、アクセラレータープログラムの開催に至った背景や、募集ページだけでは伝わらない魅力、プログラムに関わる方々の想いを、株式会社オティックス 経営管理本部TQM経営戦略室 係長 奥村守氏に話を伺いました。 #OTICS #自動車 #カーボンニュートラル #アクセラレータープログラム #協業 #スタートアップ #デミング賞 #CrewwGrowth #Creww #大挑戦時代をつくる

OPA × somete の挑戦|「まちクロッ」でファッションロス問題の解決を目指す!

【Creww Growth活用協業事例インタビュー】金沢フォーラス、キャナルシティオーパ、横浜ビブレなど、OPA・VIVRE・FORUSの3ブランドを主軸に、都市型商業施設の開発運営を行う株式会社OPA。そんな同社は2021年、「OPAアクセラレータプログラム2021」を実施し、地域と連携したファッションロス削減に取り組むsometeとの協業をスタートさせた。OPAとsometeは具体的にどのような実証実験を重ねているのか。株式会社OPA 事業創造部 新業態開発チームの安達有美氏と、someteを運営する株式会社Play Blue代表の青野祐治氏に話を伺った。 #OPA #somete #オープンイノベーション #活用協業事例インタビュー #CrewwGrowth #Creww #大挑戦時代をつくる

【空間ID × スタートアップの着想】デジタルツイン社会実装への挑戦

【オープンイノベーションインタビュー】現実世界をデジタル空間に複製する絶対的な技術を持つダイナミックマップ基盤株式会社は、「cm」級の高精度3次元データを有し、モビリティの自動走行において要となる同社のプロダクトは、既にグローバルに展開されています。今般、デジタル庁の肝煎り案件となるアクセラレータープログラムを開催。リアル/サイバー両空間を組み合わせたユースケースの創出に向け、「空間ID」を活用した共創案を募集します。ダイナミックマップ基盤株式会社 第二事業部 事業開発2課 課長 兼 空間IDプロジェクトPMOの望月洋二氏に話を伺った。 #ダイナミックマップ基盤 #デジタルツイン #空間ID #デジタル庁 #ミラーワールド #アクセラレータープログラム #共創 #Creww #大挑戦時代をつくる
Facebook コメント