12.8 C
Japan
日曜日, 7月 3, 2022

【セルファイバ×荏原製作所】再生医療・細胞治療の普及に向けて共同研究開発を開始!

細胞量産技術開発スタートアップの株式会社セルファイバは、インフラ・産業用機械の設計・製造を行う株式会社荏原製作所と、細胞カプセル化装置の開発に関する共同研究開発を開始しました。本共同研究は、再生医療・細胞治療の普及にあたってハードルとなる製造技術の課題を解決しうる取り組みとなります。

「セルファイバ×荏原製作所」共同研究開発の背景

セルファイバは2015年4月に設立された東京大学発スタートアップです。後述の「細胞ファイバ」をコア技術とし、「『細胞をつかったものづくり』で地球規模の課題解決に貢献する」をミッションに掲げています。既に細胞量産技術及び細胞カプセル化装置の試作に成功し、現在は医療をはじめとした細胞産業の普及に貢献すべく、細胞カプセル化装置の製品化に着手しています。

がんをはじめとする難病の新治療法として期待される細胞医薬品、失われた身体の機能・組織を補う再生医療等製品など、細胞を用いた最先端医療技術が注目を集めていますが、これら細胞治療に用いられる細胞は依然として手作業に依存した製造工程が主流であり、製造の合理化は喫緊の課題となっています。

セルファイバは、細胞ファイバ技術を用いて、高品質な細胞を高密度で培養する「高生産培養」を実現しました。自動培養装置との組み合わせにより、1ロットあたりの生産量を飛躍的に高めることが期待されます。

細胞ファイバ技術の概要

細胞ファイバ技術は、髪の毛ほどの細さの中空ハイドロゲルチューブ内に細胞を封入し、培養する技術です。

周囲のゲルが内部の細胞を保護しつつ過剰な凝集を防ぐため、従来培養法に比べて細胞を良好な状態で長期間維持することができます。同時に、チューブ内に閉じ込められた細胞から物質が分泌されると、その物質のみがチューブ外に放出されることから、物質生産においても有用な基盤技術といえます。

「細胞ファイバ」の顕微鏡観察像

共同研究について

セルファイバでは、細胞産業に関わる事業者が広く細胞ファイバ技術を利用できるよう、細胞カプセル化装置の製品化を行っています。そこで、このたび産業用機械・装置の設計や製造において豊富な経験を有する荏原製作所との共同研究開発を開始しました。

荏原製作所コメント

荏原製作所は、長期ビジョン「E-Vision2030」で掲げる「進化する豊かな生活づくり」に貢献するため、これまで培ってきたさまざまな当社の技術を活用できる新規事業の創出を目指しています。

セルファイバが開発した細胞ファイバ技術と、当社の流体技術・装置設計のノウハウを組み合わせて細胞カプセル化装置の開発を行い、今後の再生医療・細胞治療の普及を目指します。

【株式会社セルファイバについて】

・設立年月:2015年4月1日
・所在地:〒113-8485 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学南研究棟216
・代表者:柳沢 佑、安達 亜希
・資本金:66,650,000円
・事業内容:細胞ファイバ技術を用いた、細胞大量培養ソリューションの開発
・公式サイト:https://cellfiber.jp/

株式会社荏原製作所について

・設立年月:1912年11月
・所在地:〒144-8510 東京都大田区羽田旭町11-1
・代表者:取締役 代表執行役社長:浅見 正男
・資本金:794億円
・事業内容:インフラや産業用機械、装置の設計・製造およびサービス&サポート
・公式サイト:https://www.ebara.co.jp/

Facebook コメント
PORT編集部https://port.creww.me/
PORT by Crewwは、Creww株式会社が運営する、社会課題をテーマに、新規ビジネス創出を目指すスタートアップ、起業家、復業家、 企業をつなぐ挑戦者のためのオープンイノベーションメディアです。
- Advertisment -
- Advertisment -

Featured

【募集】浜松市で実証実験&事業化を目指しませんか。全国からスタートアップを募集

【オープンイノベーションインタビュー】国土縮図型都市である静岡県浜松市では、本日より「令和4年度実証実験サポート事業」のプロジェクト募集を開始!全国のスタートアップに対して1年間、市内実証実験フィールドの提供や広報活動、最大200万円の助成、法制度に関するアドバイスを実施。さらに「トライアル発注制度」を新設して実験後の出口支援も強化するという。具体的にどのようなスタートアップを募集するのか。浜松市産業部スタートアップ推進課主幹の新村仁氏に話を伺った。 #募集 #浜松市 #アクセラレータープログラム #アクセラレーターインタビュー #オープンイノベーション #スタートアップ #CrewwGrowth #大挑戦時代をつくる #Creww

【公募】循環炭素社会を目指し、スタートアップや起業家予備軍を含む研究者らを助成!

【オープンイノベーションインタビュー】循環炭素社会の構築を目的として誕生した一般社団法人カーボンリサイクルファンドは、民間からの寄付金を原資にシード/アーリーステージのスタートアップにとって必要な見返りを求めない“GAPファンド”として、循環炭素社会の実現に向けてイノベーションを起こそうとする大学・企業等の研究者(研究チーム)に助成金を交付している。そんな同団体が開催する助成活動について、イノベーション部/部長代理 鹿島淳氏に話を伺った。 #募集 #カーボンリサイクルファンド #アクセラレータープログラム #インタビュー #オープンイノベーション #スタートアップ #CrewwGrowth #大挑戦時代をつくる #Creww

【Creww ×メリービズ】管理部門の働き方を先進的にする、スマートバックオフィス

さまざまなスタートアップから次々と誕生している、バックオフィス業務のSaaSサービス。Crewwは、それらのサービスを複数導入することで、管理部門における新しい働き方とキャリアを創出し、社会に広めていくための「スマートバックオフィス化」を進めています。そこで、Crewwが導入している「バーチャル経理アシスタント」を提供する、メリービズの長谷龍一氏と、Creww取締役の高橋彗に、バックオフィスをデジタル化することの価値について話を伺いました。

スタートアップと地域企業が共創で挑む食品ロス課題解決〜hakkenの乾燥野菜によるイノベーション

【スタートアップインタビュー】 世界には、今この時も食べ物を求め飢えに直面している人々がいます。一方で、日本の食糧廃棄量は深刻です。食品を焼却処理する際に排出されるCO2は地球温暖化の原因ともなっています。大量の食糧が廃棄される現実は、誰もが知っている矛盾であり、誰も解決できなかった難題でもあります。株式会社hakkenは、驚きの発想で廃棄させずに野菜をリメイクし、扱いやすい乾燥野菜を使ったサービスを展開、フードロス解消にアプローチしているスタートアップです。可能性に満ちた乾燥ロス野菜が創るイノベーションは注目を集め、NAGANO-OIC 2021では、2社から採択されました。果たしてその協業内容とはどんなものなのか。地域に根ざした小規模生産を活かすhakkenのビジョンとはー。穏やかに淡々と語る言葉に秘められた熱い胸の内について、代表の竹井氏にお話を伺いました。 #hakken #SDGs #食品ロス #食糧廃棄 #乾燥野菜 #イノベーション #NAGANO_OIC_2021 #スタートアップ #地域創生 #共創 #Creww #大挑戦時代をつくる
Facebook コメント