協業の背景
外食産業において、人手不足、生産性改善は慢性的な経営課題であり、また食材余りによる廃棄ロスは環境負荷の観点から社会課題として顕在化している。味の素は、このような社会課題解決を共に目指すために、調理ロボット事業、業務自動化AIロボット事業を展開するTechMagic社と協業を開始する。
TechMagic社が持つ、AIと自動調理を用いた効率的な調理インフラのテクノロジーと、当社の「おいしさ設計技術」を活用したソリューション、幅広いメニューに対応する調味料の提供を組み合わせることで、大量調理では難しい多様化する生活者のニーズに応えると同時に、食材を無駄なく効率的に活用することが可能になる。
まず中華料理をはじめとした様々な炒めメニューが提供可能な調理ロボットの共同開発から取り組み、将来的にはAIを活用したパーソナライズ化により、調理ロボットが嗜好性と栄養面から1人1人に最適な食事の提供を可能にし、「誰にとってもおいしさと健康が両立した効率的な食のプラットフォーム」を構築することで、生活者のおいしさと健康に貢献する。

味の素は、今後もスタートアップ企業との新しい取り組みを進め、食に関わる多様な価値を形にできるよう、付加価値の高いソリューション提供の実現を図り、食と健康の課題解決に貢献する。
TechMagicについて
社名 | TechMagic株式会社 |
設立 | 2018年2月 |
所在地 | 東京都江東区 |
代表者 | 代表取締役社長 白木 裕士 |
事業概要 | 調理ロボット事業、業務自動化AIロボット事業 |
■2020年12月10日付プレスリリース
味の素㈱、社外向けアクセラレータープログラム「Ajinomoto Group Accelerator」の採択企業6社を決定
https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/presscenter/press/detail/2020_12_10.html
味の素について
味の素グループは、“アミノ酸のはたらき”で食習慣や高齢化に伴う課題を解決し、人々のウェルネスを共創する、食と健康の課題解決企業を目指している。 “Eat Well, Live Well.”をコーポレートメッセージに、アミノ酸が持つ可能性を科学的に追求し、事業を通じて地域や社会とともに新しい価値を創出することで、さらなる成長を実現していく。味の素グループの2020年度の売上高は1兆714億円。世界35の国・地域を拠点に置き、商品を販売している国・地域は130以上にのぼる(2021年現在)。
