【Steams #2】「共創パートナーを選ぶ」難しさと未来への期待

Innovation
Creww(クルー) は、”共創”という手法で新しい事業の創生・既存事業の成長を促すためのクラウドサービス、Steamsの運営を開始した。Steams活用のための連載2回目のテーマは、「共創パートナーを選ぶ」難しさと未来への期待」である。

”共創”という手法で新しい事業の創生・既存事業の成長を促すためのクラウドサービスSteams(スチームス)のプロダクトマネージャー本間による、「Steams活用のための連載」が始まっています。第2回目のテーマは、「共創パートナーを選ぶ」難しさと未来への期待です。

共創先を選ぶという行為

日常生活において、「どっちのジャムを買おうかしら」「どの服を着て今日お出かけしようかしら」といったものですら悩みますが、まして「新規事業を成功するためにはどの共創パートナーとタッグを組むか」などという、会社にとっては非常に大きな”選ぶ”行為は、推して知るべき大変さがあります。

さて、私たちがサービス運営する「Steams」は、共創によって事業創出を行うための「共創プログラムの開催支援クラウドサービス」です。Steamsとは、簡単に表現すると「共創事業を創出するためのクラウドサービス」です。Steamsの概要については、こちらの記事をご覧ください。

Steamsを利用いただいている企業様には「共創パートナーを選ぶ」プログラムを運営するロールと、「共創パートナーとして選ばれる」ためにプログラムに応募するロールの2つがあります。

サービスの中でその2つのロールが出会い、共創で事業を作っていくというわけです。

共創パートナーを選ぶプログラムを開催する企業様には、常に「選ぶむずかしさ」と「選んだ先の未来」を感じながらプログラム運営をしていただいております。

Steamsのメイン機能「アクセラレータープログラムの開催」とは

Steamsのメイン機能として「アクセラレータープログラムの開催」があります。アクセラレータープログラムとは、一定期間をかけて複数回の選考を繰り返しながら採択先を選定する形式のプログラムです。

Steamsでは、合計3度の選考があり、プログラム開催企業には3度の「選ぶ」行為が発生します。

一番初めの選考は「書類と資料だけを見て」次のステージに進むか決める。
次の選考は「実際にコミュニケーションをとって」次のステージに進むか決める。
最後の選考は「事業案のプレゼンテーションを受け、ディスカッションをして」採択するか決める。

こう見ると、人材採用に近いかもしれません。

共創パートナーを選ぶ難しさを「未来への期待」先行で解決する

数ある企業、数あるアイデアの中から「未来の基幹事業」が生まれるかもしれない共創パートナー選び。

「どうやって数ある中から選べばいいの?」という疑問を解決することが本noteのメインテーマです。

ちなみにこの「共創パートナー」の選び方の話は、アクセラレータープログラム特有の話であり、ほかのオープンイノベーション手法とは合わない場合もあるので、ご承知おきください。

前述の通り、アクセラレータープログラムは3度の選考があります。書類選考・ディスカッション後の選考・プレゼン後の最終選考と合計3度です。

一番「選ぶのが難しい」のは書類選考であると考えております。少ない情報の中から、次に進む共創先を決める選考です。

ここで、一番してはいけないのは、未来の期待以上に足元の成功を求めてしまう事。

「この共創事業は売上上げるのに時間かかりそう…」
「このアイデアはお金にならなそう…」
「この事業案はよく分からないなぁ…」

そんな理由で書類選考の時点で落選させてしまう。それはとてももったいない!
のです。

まず勘違いしてはいけないのは「共創パートナーが事業を考えてくれる」わけではないということです。

共創の事業は一緒に作るものであり、関係は対等です。アイデアがわかりずらい、シナジーが薄い、短期売上が見えない等は、一緒にディスカッションをしていく内にどんどんとシャープに見えてきます。ご安心ください。

足元よりも、未来に期待しましょう。

ディスカッションを重ねていくうえで、思い描く世界観や目指したいことが重ならなければ、そのタイミングでお断りをすればよいのです。

(この場合は、節度ある対応をしましょう。急に連絡が途切れる等は、言語道断です。)

なにをもって共創パートナーを選ぶか

上記における書類選考を例にとったとき、私たちは2つの軸で「選考を通過させるか否か」を推奨しています。
それは、

– 提案された事業案が「魅力的」か
– 一緒に組む企業として「魅力的」か

この2点です。

最初の段階では、収益性や実現性は、いったん置いておきましょう。それは「見極める」ものではなく、「一緒に考えていくもの」であると考えております。

もし、企業が魅力的だと感じたが事業案が魅力的に見えない場合…

あくまでも提案内容は、協業案の一例に過ぎません。それだけを元に「協業出来る、出来ない」を判断してはいけません。

極論「何をやっている企業か」さえ理解出来れば、提案内容が退屈なものでも実現ハードルが高すぎるものだとしても逆提案すればいいのです。

もし、事業案が魅力的だと感じたが企業が魅力的に見えない場合…

企業の魅力は、提案された側がすべて把握できているわけではありません。人や組織の強み、隠れた技術力、今後想定しているプロダクトのロードマップなど…

事業案が魅力的であれば、きっとその組織は秘めたポテンシャルがあるはずです。ディスカッションの中で明らかにしていきましょう。

何よりも、共通した目的や世界観を

よく「新規事業を成功させる秘訣は?」という話で出てくるのは”担当者の熱意、やり切る力、どれだけ成功させたいと思えるか”というポイントです。

事業のアイデアは、ディスカッションの中でブラッシュアップしていけばよく、企業の魅力はディスカッションの中で見つけていけばよいのです。

けれど、両社の向かう方向性や描く世界観が違うと、どれだけディスカッションをしても、何年・何十年続く事業にはなりえないと思っています。

さあ、共創しよう

Steamsを利用すれば多くの企業と出会い、共創事業を作っていくことが出来ます。

執筆
本間 和城氏 Creww株式会社 Steams Team ProductManager Steams Team ProductManager

2012年に大手Web広告会社に入社後、Web広告を活用したプロモーション戦略の企画~運用までを担当。新規サービスの立ち上げや事業アライアンスも行い、2015年下期、全社MVP獲得。2016年には、マイナビ出版より『基礎から学ぶWeb広告の成功法則』を単著で出版。現在はCreww株式会社で、BtoB SaaSの新規事業におけるプロダクトマネージャー兼カスタマーサクセスとして幅広く業務に従事。

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