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金曜日, 9月 30, 2022

東京都「5G技術活用型開発等促進事業」|「GO BEYOND DIMENSIONS TOKYO」成果発表会

東京都が推進する「5G技術活用型開発等促進事業」において、ReGACY Innovation Groupは、2021年8月よりスタートアップを支援する開発プロモーターとして採択されており、2021年度から最長3ヵ年度にわたり5Gイノベーションを街中実装・事業化を推進するアクセラレータープログラム「GO BEYOND DIMENSIONS TOKYO」を実施しています。この度、本プログラムに採択されている各スタートアップが2022年4月より行っている実証実験の成果について報告する、「GO BEYOND DIMENSIONS TOKYO」成果発表会が8月31日(水)に開催されました。

5Gを活用した実証実験の内容

今回行った各社の実証実験では、5Gによる社会変革の兆しが見えてきました。

例えば株式会社LOMBY社では、5G通信を活用し、遠隔操作による自動配送ロボットでの初の公道走行や大阪から遠隔操作にて東京の機体走行、遠隔操作と自律制御の組み合わせ走行等のフードデリバリーを実施。さらに大学キャンパス内での実証では、予約が常に埋まっている状態が続くなど、多くの反響を得ることができました。

現在取り組んでいる、遠隔操作と自律走行を組み合わせた自動配送ロボットが世の中に実装された場合、配送ラストマイルにおいて、いつでもどこでも配送の仕事ができる世界を創りだすことができ、新たな配送員の雇用を始めとする人手不足の問題解決が期待できます。

また、聴覚に特化したMRプラットフォームで注目を集めるスタートアップ企業、株式会社GATARIの本プログラムへの追加採択が決定いたしました。街中実装パートナーと共に本プログラムにおいて実証実験を実施します。

さらに成果発表会では、5Gイノベーションが社会をアップデートする期待感や高揚感を共に発信いただくプログラムメッセンジャーの、シンガーソングライター/プロデューサー/DJとしてグローバルに活動をするマイカ・ルブテさんにイメージソングを製作いただき、新楽曲としてお披露目。実際に実証実験に参加した様子を、その楽曲にのせたプログラムPVにて公開しました。

採択スタートアップの成果発表概要

各社の実証実験の成果概要、今後の注目ポイントは下記の通りです。

採択スタートアップのプロジェクト概要

LOMBY株式会社

<代表者>
代表取締役 内山 智晴

事業内容:
物流ラストマイルの課題解決のため、再配達をなくす置き配バッグOKIPPAを開発、サービスを提供。現在、自動化・省人化による配送の効率化を目指す自動配送ロボットLOMBY*¹を開発中

実証概要:
①自動配送ロボットを使い、集合住宅/大学構内におけるフードデリバリーのニーズ/技術検証
②自動配送ロボットが屋外から屋内に移動する際の技術検証

※以下参考
プロジェクト「5G遠隔操作・監視でどこからでも配達員になれる自律走行ロボット」

協力街中実装パートナー:株式会社ジェイアール東日本都市開発、東京都立大学、三菱地所株式会社

5G環境下で遠隔操作される自動配送ロボットLOMBYによる完全非対面配送を活用し、人的労働力と物理的な制約を超えた効率的なラストマイル配送サービスの事業化を目指します。

今回街中実装パートナー3社が抱えるアセットにおいて、飲食店から集合住宅へのフードデリバリー、
大学構内での宅配物配送、商業ビル内でエレベーター活用した館内配送という3種類の異なるシーンにおいて、地方からの遠隔監視による自律走行または遠隔操作で実証実験を行います。
高信頼・低遅延な5G技術を活用することで、遠隔監視・操作時も鮮明な画像配信とリアルタイムでクイックな操作を実現し、人材不足に苦しむラストマイル課題の解決に挑戦します。

*¹:自動配送ロボットLOMBY https://lomby.jp/
実証実験プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000099287.html
            https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000099287.html

サイトセンシング株式会社

<代表者>

代表取締役 平林 隆

事業内容
非GPS環境下における移動体(人、車両、ドローン等)向け測位技術である自律航法(PDR)をベースとした「位置情報事業」、及び、撮影画像から3Dデジタルモデルを作成する「三次元モデル事業」を展開
実証概要:
ローカル5G環境において、自律飛行ドローンに搭載したカメラによる4K映像リアルタイム配信の実証を実施。

※以下参考
▼プロジェクト「ドローンの自動飛行/撮影による被災状況リアルタイム把握」
協力街中実装パートナー:東京都立大学

災害発生時に刻々と変わる状況を自律航行ドローンで可視化することで、警察・消防・インフラ企業等の迅速な減災初期対応に役立てるリアルタイムな被災状況把握サービスを目指します。

サイトセンシング独自のSLAM*²レスなドローン飛行制御システムにより、災害時にドローン操縦者を緊急招集・配置することなく、昼夜問わず高速移動で広範囲に状況把握可能な自律飛行ドローンを各地で一斉に飛行させることができます。

これに高速大容量・高信頼・低遅延な5G技術を組み合わせて4K/8K映像をリアルタイム配信することで、誰でも・どこでも・簡単にリアルタイムな被災状況を把握できる防災・減災社会の実現にチャレンジします。
*²:SLAM:Simultaneous Localization and Mappingの略(自ら周囲地図を作成し、自己位置を推定する技術)

株式会社シナスタジア

<代表者>

代表取締役 有年 亮博

事業内容
自動運転車内でのエンタメサービス開発、VR/ARコンテンツ制作・技術開発、自動運転向け高精度3次元地図の技術開発
実証概要
キャリア5G環境において、5G通信技術とクラウドレンダリング技術を活用したシンクライアント型XR技術の実証。

※以下参考
▼プロジェクト「5Gによる大量普及型XR顧客体験価値向上サービス」

最先端のXR技術を用いた現実拡張体験により、観光における移動中の顧客体験価値の向上を目指します。

高速大容量・低遅延の5G通信技術とクラウドレンダリング技術を最大限活用したシンクライアント化開発を行うことで、顧客へのデバイス起因の負担を軽減し快適性を向上させ、さらにコンテンツ配信の柔軟性強化とコスト構造最適化も狙います。

屋外・屋内を歩きながら体験できるクラウドAR観光のWalkVision、乗り物そのものを走るテーマパーク化させ移動に連動した新感覚XR観光体験のRideVisionの実現を目指し、将来的にはシナスタジアのシステムで、どこでも屋外周遊型XRテーマパークを構築できるよう、XR次世代観光サービスの普及に向けた技術・サービス基盤の実装にチャレンジしていきます。

株式会社Placy

<代表者>
代表取締社長 鈴木 綜真

事業内容:音楽を通じた「感性」で場所を探せる地図アプリを開発・提供
実証概要:「感性データレイヤー」による新たな街の回遊性向上効果の検証を目的とした、音楽ARアプリ「SMACK」による回遊クエストおよび感性マップの検証

※以下参考
プロジェクト「人と都市とのリアルなつながり・交流を創出するリアルワールド・メタバースサービス」

協力街中実装パートナー:三菱地所株式会社

街全体の「感性」をデジタル化し、来街者と場とを感性価値で深く結び付けた「出逢い・交流」をメタバース上でデザインし、リアルな街中体験と融合させることで、ニューノーマル時代に問われる「リアルな街の魅力」向上を目指します。

高速大容量・低遅延な5G技術にサポートされたNiantic社の最新AR技術³を活用することで、「City×Music×Game」をテーマとした新しい街のARクエスト体験を開発・提供します。これにPlacy独自の 音楽を通じた感性解析AIを組み合わせることで、来街者のクエストから街の感性情報を収集・可視化し、 感性価値に基づく来街者の界隈性・回遊性向上サービス体験を創出します。このリアルワールド・メタバースの実装には街ぐるみの取り組みが求められる中、文化・芸術の側面でも街のブランディングに取り組む 三菱地所の協力の下、大丸有エリア⁴でのサービス実装にチャレンジしていきます。

*³:Niantic Lightship ARDK
*⁴:大手町・丸の内・有楽町地区の通称
実証実験プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000047935.html

▼プロジェクト「オフィスにおける創造・共創を誘発するリアルワールド・メタバースサービス」

協力街中実装パートナー:清水建設株式会社

ヒト・場の「感性」をデジタル化し、良質な共創を生み出す「つながり」をメタバース上でデザインすることで、ニューノーマル時代に問われるオフィスに「集まる価値」の創出を目指します。

高速大容量な5G技術とPlacy独自の音楽を通じた感性解析AIを組み合わせることで、多くのオフィス
ワーカーが行き交うオフィスの「感性」をリアルタイムに可視化します。オフィスエリア毎の感性に合うよう最適化されたBGMを再生することで、オフィスワーカー同士が場を起点に感性で通じ合い、自然と共創が生まれる環境を演出します。オフィスワーカーをメタバース上で可視化し、チームの創造・共創の誘発を目指す清水建設の「SHIMZ CREATIVE FIELD*⁵」内で実証することで、サービスの具体化にチャレンジします。
*⁵:清水建設株式会社PR参照 https://www.shimz.co.jp/company/about/news-release/2021/2021020.html

株式会社GATARI

<代表者>
代表取締社長 竹下 俊一

・事業内容:Mixed Realityプラットフォーム「Auris(オーリス)」の開発、MRコンテンツの制作
実証概要:現実空間をスキャンしたデジタル空間に、「プライベート」な音声データを配置し、ユーザーに合わせた体験価値を提供するMR体験コンテンツを街中実装。その第1ステップとして、美術館での音声MRエンタメコンテンツを実施予定。

▼プロジェクト「Mixed Reality技術により、施設訪問者それぞれの人に多様な体験を提供する空間のバリューアッププロジェクト」
協力街中実装パートナー:三菱地所株式会社

5Gの高速大容量、低遅延の技術を駆使し、大人数が行き交う空間での双方向かつリアルタイムな共体験型のMRサービスの実現を目指します。 リアルとデジタルが融合した世界を実現するため、三菱地所株式会社協力の下、三菱一号館美術館にて、アート作品の世界観を踏襲しながら全く新しい美術館の楽しみ方が体験できる音声MR体験コンテンツを提供します。また、将来的に街中や施設のデジタル空間からユーザーごとに最適な情報をMRサービスで提供し、リアルでの体験価値・利便性・バリアフリー性を向上させる技術・サービス基盤の実装にチャレンジします。

プログラムメッセンジャー:マイカ・ルブテ(Maika Loubté)氏

プロフィール:
シンガーソングライター/プロデューサー/DJ。
2016年にソロ名義で活動開始。幼少期から10代を日本・
パリ・ 香港で過ごし、現在は東京を拠点としている。ビンテージアナログシンセサイザーに出会いエレクトロニックミュージックの影響を受けたスタイルで音楽制作を行う。台湾・中国・香港・韓 国・タイ・フランス・スペインなど国内外のフェス出演、アーティストやCMへの楽曲提供等でも活動中。agnès b.・SHISEIDO・GAPなどのブランドとのコラボレーションも行う。
2019年に2ndアルバム「Closer」を配信・LPでリリース。2020年10月リリースの「Show Me How」がマツダの新型車「MAZDA MX-30」のテレビCMのコラボ曲として大々的にフィーチャーされ、自身もCMに出演。2021年、最新アルバム「Lucid Dreaming」をリリース。2022年1月、女性の持つパワーや可能性を最大限に引き出していくプログラム#SpotifyEQUALの1月マンスリーアーティストに選ばれる。

〈プログラムPV〉
https://youtu.be/lf4w4WYtKHA

本アクセラレータープログラム概要

名称 : GO BEYOND DIMENSIONS TOKYO
実施期間 : 2021年11月10日(水)~2024年3月末(予定)
特設サイト: https://5g-beyond-dimensions.tokyo/

東京都「5G技術活用型開発等促進事業」の事業概要

東京都では、スタートアップ企業等による新しい日常に寄与するような5G 技術を活用したイノベーションの創出や新たなビジネスの確立を促進するための仕組みとして「5G技術活用型開発等促進事業/Tokyo 5G Boosters Project」を開始しています。
スタートアップ企業を支援する事業者として東京都より採択された開発プロモーターが、選定したスタートアップ企業に対して東京都、通信事業者等と連携・協働を図り、スタートアップ企業等の5G技術に関連するサービスなどの開発・事業化を資金的、技術的な側面からのサポート、マッチング支援等ネットワーク面の支援を行うことで、非接触型社会や Society5.0 の実現等を目的としています。

ReGACY Innovation Groupについて

今、日本企業や自治体はこれまで自身が築いてきた強固な既存の仕組みに阻まれ思うようにイノベーションを起こせていないジレンマの中で、「もう一度、日本から世界の産業を変える」 をビジョンに、日本企業や自治体、教育機関等からのベンチャー創出やオープンイノベーションによる事業化に特化したサービス開発・展開をおこなうイノベーションファーム。

社名ReGACY Innovation Group株式会社
設立2022年2月22日
所在地東京都千代田区大手町2-7-1
代表者代表取締役 成瀬 功一
URLhttps://regacy-innovation.com/
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