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第2回目のcrewwコラボ実施となったドウシシャと、今回のプログラムでWINNERに選出されたワークシフト・ソリューションズ株式会社、株式会社キッズスター、株式会社フーモア、株式会社フューチャースタンダード、株式会社ペットボードヘルスケアの声を紹介いたします。
株式会社ドウシシャ
—オープンイノベーションに取組もうと思ったきっかけはなんですか?またその中でCrewwのオープンイノベーションプログラム(crewwコラボ)を採用したのはなぜですか?
一度crewwコラボを実施して成果を感じた経緯があるため、2回目の開催となる今回もcrewwコラボを採用させていただきました。
前回オープンイノベーションによる新規事業創出を目的としたプログラムに取組んだ際、私たちとスタートアップ企業だけで協議を進めていくのではなく、Crewwの方々に協業が成立するよう、間に入って進めていただいたので、自社だけでは実現する事が難しい新規事業の「芽」を社内で複数作ることに成功しました。しかしながら、新規事業を生み出すことの難しさも同時に実感したため、前回の経験や反省点も踏まえつつ、今回は弊社の別ドメインにおける新規事業創出を目指します!
—今回の「ドウシシャアクセラレーター2017」を通して、オープンイノベーションに対する考え方、スタートアップに対する理解など、御社内で変わった点はありますか?
各分野で突出した技術やサービスを展開しているスタートアップ企業が日本にはたくさんあることを改めて感じ、スピード感を持ちながら事業に取り組んでいらっしゃる姿勢に感銘を受けました。ライフサイクルが早い時代への対応策として、オープンイノベーションによる取り組みが今後企業を成長させていく上で必要不可欠であることを再認識出来た点と、今回のプロジェクトを通じて弊社の中堅若手メンバーがスタートアップ企業から刺激を受け、オープンイノベーションによる取り組みを経験できることが、今後弊社内の変化に繋がっていくのではないか、と感じています。
—「ドウシシャアクセラレーター2017」を開催するに至る過程で、良かった点、大変だった点(例えば社内への周知や調整、承認を得るなど)があれば教えてください。
オープンイノベーションによる取り組みは、弊社内においても新しい取り組みとなるため、プログラムを実施する前に社内において共通認識を浸透させることが改めて大切だと感じました。また、プログラムを実施する上では責任者、実務担当者等、それぞれに違う視点から意見を出し合い、様々な側面から創り上げていくことの重要性を感じています。
—「ドウシシャアクセラレーター2017」を進行する上で、良かった点、大変だった点があれば教えて下さい。
crewwコラボの進行上において良かった点は、Crewwの方々にスタートアップ企業と弊社の間に入って頂くことで、弊社だけでは気づくことが出来なかった中長期の視点や、過去の成功事例を知る事が出来た点です。
逆に大変だった点は、スタートアップ企業と弊社では取り巻く環境や目指すべき目的が異なるので、如何にお互いの最大公約数となる共通解を導き出すかを考えることや、弊社内において共通認識をプロジェクトメンバーに浸透させることが、非常に難しかったです。
ただし、オープンイノベーションプログラムの取り組みは、文化の異なるスタートアップ企業と弊社がお互いに意見交換をして新規事業創り上げていくプログラムのため、プロジェクトメンバーにとっては魅力的な提案であっても、弊社の概念に置き換えて単純に判断するとNGとなる可能性のある提案を、どのような切り口に変えれば経営層の承認を得ることができるのか、また、どのようにしたら実際に協業に至るのかを考察するフローが一番大変でもあり、楽しくもありました。

WINNERに選出された、ワークシフト・ソリューションズ株式会社

—「ドウシシャアクセラレーター2017」に応募しようと思った決め手はなんですか?
元々、弊社は、5万人以上のフリーランサーや、クラウドソーシング・プラットフォームを有効活用したいと考えておりました。
その活用方法を検討する中で、crewwコミュニティのWebページにてドウシシャ様が「継続的なアイディア創出の仕組みづくり」に関心をお持ちであることを拝見し、応募に踏み切りました。
—「ドウシシャアクセラレーター2017」を通して実現したいことは何ですか?また実現するために開催企業のどのようなリソースが魅力的だと思われましたか?
誰でも簡単に自分のアイデアを世の中に発信することができ、それら優れたアイデアが実際に商品化される世界を実現したいと考えています。このような世界を実現するためにも、ドウシシャ様のブランド力、商品企画・開発力、並びに売り場でのディスプレイが必要不可欠だと思いました。
—開催企業とプログラムを進める上で、良かった点、大変だった点があれば教えて下さい。
提案の初期段階から興味を示して頂き、スムーズに連絡やミーティングを行うことができたので弊社としては大変満足しています。また、実際にドウシシャ様のオフィスにお伺いし、大企業が持つリソースをご説明いただくことができたのは大変良かったです。今後プログラムを進行させていく過程を考えると、ドウシシャ様の経営企画部の方がお考えになっている方向性と、実際の現場の方が考えていらっしゃる方向性を、いかにスムーズに進めていくかが課題になってくるのではないか、と感じています。
WINNERに選出された、株式会社キッズスター

—「ドウシシャアクセラレーター2017」に応募しようと思った決め手はなんですか?
弊社の強みである「ファミリー」「ユーザー」「ソフト」と、ドウシシャ様の強みである「ハード」「商流」の相性により、新しい価値を創出できるのではないかと考えたからです。
—「ドウシシャアクセラレーター2017」を通して実現したいことは何ですか?また実現するために開催企業のどのようなリソースが魅力的だと思われましたか?
まずは、弊社の強みである「ソフト」「既存ユーザー」とドウシシャ様のリソースを掛け合わせることで新しい価値を創出することです。市場にぶつけて実証実験することで、商品化までもっていきたいです。
—開催企業とプログラムを進める上で、良かった点、大変だった点があれば教えて下さい。
良かった点としては、ドウシシャ様のご担当者様が弊社プロダクトのユーザーであったため、サービスに対する理解があった点があげられます。事業内容や、座組の目線合わせがとてもスムーズに進みました。大変だった点は特にありませんでしたが強いてあげるとすれば双方が色々な可能性があるなかで、どこを落とし所にしてプレゼンへ持っていくか悩みました。

WINNERに選出された、株式会社フーモア

—「ドウシシャアクセラレーター2017」に応募しようと思った決め手はなんですか?
今回の募集ページに、ドウシシャ様が全国4,800社30万店舗という販売店へのネットワークを保有されており、また、有名ライセンスを活用した生活関連商品の開発力に長けていらっしゃるということを拝見し、弊社が得意とする、キャラクター制作力と組み合わせることで、IPの創出、関連グッズ制作、販売チャネルの確保、ライセンスビジネスへの参入まで一気通貫で実施できるのではないかと考えたためです。
—「ドウシシャアクセラレーター2017」を通して実現したいことは何ですか?また実現するために開催企業のどのようなリソースが魅力的だと思われましたか?
ドウシシャ様の販売店へのパイプ、商品開発力と弊社の得意とするキャラクター制作力と組み合わせることで、IPの創出・育成、キャラクタービジネスを展開したいと考えています。
—開催企業とプログラムを進める上で、良かった点、大変だった点があれば教えて下さい。
ドウシシャの担当者の方々は、ベンチャーから提案を待つというスタンスではなく、私たちスタートアップ企業と共に練った企画を「自分たちの企画」として経営層に提案するスタンスで対応いただけたことがとてもよかったと感じています。
実は、crewwコラボで弊社を採択いただくのは今回で3回目なのですが、やはり、直接何度かお会いして密に会話出来た企業様は、課題の設定および解決策がより完成度の高いものになると感じています。

WINNERに選出された、株式会社フューチャースタンダード
カメラ映像入力、ネットワーク、AI含む映像解析アルゴリズム、そして可視化・通知の部分まで、それぞれの機能をモジュールとして用意しているため、人数カウントシステムや、顔認証を使った入退室管理デバイスなど、スピーディーに導入まで行うことができます。

—「ドウシシャアクセラレーター2017」に応募しようと思った決め手はなんですか?
弊社はこれまでB2C向けに対するマーケティングや量産力がなかったことからB2B向けのソリューションをメインで提供していました。今回の「ドウシシャアクセラレーター2017」にエントリーすることで、家電から生活雑貨まで非常に幅広い製品ラインナップを持つドウシシャ様と協業することができれば、B2C向けの製品を作り出せるのではないかと考え、応募しました。
—「ドウシシャアクセラレーター2017」を通して実現したいことは何ですか?また実現するために開催企業のどのようなリソースが魅力的だと思われましたか?
まずは、ドウシシャ様がすでに扱っていらっしゃるカメラ製品に弊社サービスSCORERを組み込むことを目指します。また、この取り組みがうまくいけば、将来的には、ドウシシャ様の幅広い生活における商品群と、弊社のサービスを組み合わせることで、単なる製品にとどまることなく、「サービス提供型の家電製品」等の共同展開が実現出来る可能性があります。
—開催企業とプログラムを進める上で、良かった点、大変だった点があれば教えて下さい。
ドウシシャ様は様々なリソースをお持ちのため、すべてのリソースを横断的に把握することが最初は大変でしたが、アイデア次第では私たちの保有するサービスと非常に高い親和性があると感じ、それを実現するために両社で色々と協議を重ねることがとてもワクワクするプロセスでした。

WINNERに選出された、株式会社ペットボードヘルスケア

—「ドウシシャアクセラレーター2017」に応募しようと思った決め手はなんですか?
私たちは、IoTサービスの開発を進めており、ハードウェア開発をリソースの豊富な大手企業様と連携したかったため、今回「ドウシシャアクセラレーター2017」へエントリーしました。
—「ドウシシャアクセラレーター2017」を通して実現したいことは何ですか?また実現するために開催企業のどのようなリソースが魅力的だと思われましたか?
ハードウェアの開発、販路の実現(国内、海外)、製品企画力、販売ルートといった自社単体ではなかなか解決できない多くの部分をドウシシャ様は保有されており、魅力を感じていました。
—開催企業とプログラムを進める上で、良かった点、大変だった点があれば教えて下さい。
これからがスタートなので良い形になればと期待しています。


「INNOVATIVE PORT」はCreww株式会社が運営する、社会課題をテーマに、新規ビジネス創出を目指すスタートアップ、起業家、復業家、 企業をつなぐ挑戦者のためのオープンイノベーションメディアです。