12.8 C
Japan
火曜日, 11月 29, 2022

業界変革に挑戦!大正製薬アクセラレータープログラムに迫る

2019年5月より、大正製薬と国内最大級のスタートアップコミュニティを運営する Creww (クルー)株式会社により開始された「大正製薬アクセラレーター2019」。スタートアップから63の提案が集まり、選考、オンラインブラッシュアップを経て、3社のスタートアップが採択された。現在、実証実験に向けて猛進中だ。大正製薬と新規事業の創出を目指す採択スタートアップとは?そして、大正製薬がアクセラレータープログラムで目指す社内風土の変革の様子に迫ってみた。

8月末に実施された2次選考であるプレゼンテーションには、10社のスタートアップ企業が並び、結果3社が採択された。プレゼンテーションに向け、ブラッシュアップメンバーとして大正製薬の社員が延べ40名、13部署が関わったと言う。
採択された3社のスタートアップと描く、大正製薬のオープンイノベーションプロジェクトとはどのようなものだろうか。

クォンタムオペレーション×大正製薬

クォンタムオペレーションのセンサー開発技術・ノウハウと大正製薬が保有する幅広い販路を掛け合わせ、パーソナルな健康管理の仕組み構築と浸透の実現を目指す。

クォンタムオペレーション代表取締役 加藤 和磨

クォンタムオペレーションはIoMT(Internet of Medical Things)センサーの開発を得意とするITベンダー。世界的にもシリコンバレーをしのぐといわれている、中国の深センをはじめとした多数の海外企業を束ね、センサーや基盤などを製造委託したい企業へOEM供給を行っている。「深センサプライチェーン」をコントロールし、生産管理・品質管理を行うことにより、品質は高く、通常より安価での開発を実現する。現在、これらの製造基盤を用いて自社プロダクトとして、血糖値なども測定可能な次世代バイタルバンドの開発を行っている。

https://creww.me/ja/startup/quantum-op

エリー×大正製薬

エリーが保有する蚕に関する研究知見、エッジの利いたプロダクトと大正製薬が保有する海外も含めた幅広い販路、商品開発力・マーケティング力、研究開発基盤を掛け合わせ、「新たな市場の開拓 と SDGsへの貢献」を目指す。

機能性昆虫食の商品開発・販売

2030年に世界人口は約90億人に達し、地球資源の制約から約6億人がタンパク質不足に陥ると予測されている。代替タンパク質として有望な昆虫は、飽食の日本で普及するとは考えにくい。エリーは日本で昆虫食文化を醸成するべく、昆虫の持つ機能性成分の訴求してマーケットを創り、日本食×機能性昆虫食というブランドを持って世界に展開したいとの思いから、開発・販売を行っている。

https://creww.me/ja/startup/Ellie

ミナカラ×大正製薬

ミナカラが保有するネット医療サービスと大正製薬が保有する商品力、販売チャネルを掛け合わせ、「オンライン薬剤師によるOTCの購入サポート」の実現を目指す。

ミナカラは薬剤師・調剤薬局を活用しオンラインサービスを提供するオンライン薬局である。

https://creww.me/ja/startup/minacolor.inc

以上、3社のスタートアップとの共創プロジェクトが決まり、実証実験が目下進行中である。

規制緩和や薬価問題により、製薬業界は変革期に突入した。大正製薬では業界の変革期にあたり、新しいことに挑戦する行動習慣やカルチャーを社内に創り出そうとしている。今回のアクセラレータープログラムもそのような取り組みの一つだ。

レガシー企業とは異なる風土を持つスタートアップと多くの部署が関わることによって、生まれる化学反応が楽しみである。

執筆
PORT編集部 
「PORT」はCreww株式会社が運営する、社会課題をテーマに、新規ビジネス創出を目指すスタートアップ、起業家、復業家、 企業をつなぐ挑戦者のためのオープンイノベーションメディアです。
Facebook コメント
PORT編集部https://port.creww.me/
PORT by Crewwは、Creww株式会社が運営する、社会課題をテーマに、新規ビジネス創出を目指すスタートアップ、起業家、復業家、 企業をつなぐ挑戦者のためのオープンイノベーションメディアです。
- Advertisment -
- Advertisment -

Featured

【募集】関東近郊2万坪の土地 × スタートアップで、今までにない斬新な “場” を作りたい|Gulliverが挑む!

【オープンイノベーションインタビュー】中古車売買でお馴染みの「Gulliver」を運営する株式会社IDOMが、2022年10月24日から「Gulliver アクセラレータープログラム2022」を実施。新しい購買体験の提供と、生活を彩るクルマの価値を創造する新しいコンセプト店舗の開発をテーマに、関東近郊に2万坪の土地を用意し、スタートアップの皆さんと一緒に新しい場づくりに取り組みたいという。具体的に、どのような構想を描いているのか。株式会社IDOMの経営戦略室チームリーダー、三樹教生氏に話を伺った。 #Gulliver #IDOM #スタートアップ #アクセラレータープログラム #CrewwGrowth #Creww #大挑戦時代をつくる

スタートアップ募集!【豊富な開発技術力 × デミング賞大賞の社内風土】モノづくりメーカーのOTICSに、今求めるパートナーを聞く

【オープンイノベーションインタビュー】高出力・低燃費・低エミッション化などの要求に対し、積極的な技術提案と高精度な品質で応えるOTICS(オティックス)の自動車部品は、多くの車種で採用されています。一方で、120以上の国と地域が目標に掲げる「2050年カーボンニュートラル」に向け「脱炭素化」の企業経営に取り組むOTICSは、初めてのアクセラレータープログラムを開催。豊富な開発経験と生産技術力を活かせる協業案、自然環境保全や社会・地域に貢献できるアイデア等をスタートアップから広く募集します。デミング賞大賞も受賞したOTICSの社風、アクセラレータープログラムの開催に至った背景や、募集ページだけでは伝わらない魅力、プログラムに関わる方々の想いを、株式会社オティックス 経営管理本部TQM経営戦略室 係長 奥村守氏に話を伺いました。 #OTICS #自動車 #カーボンニュートラル #アクセラレータープログラム #協業 #スタートアップ #デミング賞 #CrewwGrowth #Creww #大挑戦時代をつくる

OPA × somete の挑戦|「まちクロッ」でファッションロス問題の解決を目指す!

【Creww Growth活用協業事例インタビュー】金沢フォーラス、キャナルシティオーパ、横浜ビブレなど、OPA・VIVRE・FORUSの3ブランドを主軸に、都市型商業施設の開発運営を行う株式会社OPA。そんな同社は2021年、「OPAアクセラレータプログラム2021」を実施し、地域と連携したファッションロス削減に取り組むsometeとの協業をスタートさせた。OPAとsometeは具体的にどのような実証実験を重ねているのか。株式会社OPA 事業創造部 新業態開発チームの安達有美氏と、someteを運営する株式会社Play Blue代表の青野祐治氏に話を伺った。 #OPA #somete #オープンイノベーション #活用協業事例インタビュー #CrewwGrowth #Creww #大挑戦時代をつくる

【空間ID × スタートアップの着想】デジタルツイン社会実装への挑戦

【オープンイノベーションインタビュー】現実世界をデジタル空間に複製する絶対的な技術を持つダイナミックマップ基盤株式会社は、「cm」級の高精度3次元データを有し、モビリティの自動走行において要となる同社のプロダクトは、既にグローバルに展開されています。今般、デジタル庁の肝煎り案件となるアクセラレータープログラムを開催。リアル/サイバー両空間を組み合わせたユースケースの創出に向け、「空間ID」を活用した共創案を募集します。ダイナミックマップ基盤株式会社 第二事業部 事業開発2課 課長 兼 空間IDプロジェクトPMOの望月洋二氏に話を伺った。 #ダイナミックマップ基盤 #デジタルツイン #空間ID #デジタル庁 #ミラーワールド #アクセラレータープログラム #共創 #Creww #大挑戦時代をつくる
Facebook コメント