12.8 C
Japan
月曜日, 11月 29, 2021

コロナの影響で事業成長したスタートアップとは?国内の動向を考察

新型コロナウイルスの拡大は経済にも大きな影響を与え、社会構造を変えるまでになっています。多大な打撃を受けて倒産に追い込まれた企業も数多く、売上や資金調達の減少などスタートアップへの影響も少なくありません。その一方で、大きく成長したスタートアップも存在します。
この記事では、コロナの影響で事業成長したスタートアップに焦点をあてました。その国内の動向について紹介しましょう。

コロナによる国内のスタートアップへの影響

コロナによるスタートアップへの影響は、一般企業と同様に深刻です。世界全体で売上が減少したスタートアップは70%以上にもなり、2020年1月から3月までのベンチャーキャピタルからの資金調達もマイナス20%にまで減少しています。
参照:新型コロナウイルス感染症拡大に伴うスタートアップへの影響調査

国内でのスタートアップは、売上や資金調達でどのような影響を受けているのでしょうか?動向を見ていきましょう。

2020年上半期の動向

国内のスタートアップを対象にした調査では、85%が事業上の影響を受けていると回答。売上が減少したスタートアップは半数以上で、45%が一部も含め事業活動を停止していると回答しています。
参照:新型コロナウイルス感染症拡大に伴うスタートアップへの影響調査

資金調達を実施する企業は減少

2020年の1月から4月までの資金調達に関する調査では、スタートアップに対し資金調達をした企業は前年の同じ時期に比べて全体的に減少しています。

コロナの影響が大きくなる前の1月、2月でも、前年に比べると資金調達する企業は減少。早くから影響が出始めています。

コロナが追い風になって成長したスタートアップ

多くのスタートアップが売上減少などの影響を受ける一方、コロナを追い風として成長したスタートアップも存在します。

三密の状態が生じる対面型のサービスや顧客の外出を伴うサービスなどは軒並み売上が減少。反対に、リモートワーク関連ツールなどオンラインで提供するサービスやヘルスケアの分野などは飛躍的に売上を伸ばしています。

コロナの影響は今後も長引くことが予想され、社会のオンライン化はより加速される傾向です。オンライン社会の流れに乗れるスタートアップは、今後さらに成長していくと考えられるでしょう。

オンライン化の加速で地方の起業家にも好機

社会のオンライン化によって、東京都など都市部と地方の差もなくなってきます。オンラインの交流が主流になることで、地方の起業家が投資先にアピールできる機会も増えるでしょう。

地方からスタートアッププログラムへの参加もできるようになるなど、地方の起業家にとっては大きな好機です。

大都市にいるメリットは少なくなり、どの地域でビジネスを始めても成長するチャンスがあるように社会は変わりつつあります。

コロナの時代に生き抜くスタートアップのあり方

コロナの時代には、変化した社会構造に合わせた事業展開が求められます。withコロナ、afterコロナを生き抜くスタートアップのあり方について見ていきましょう。

社会の変化を見据えて新たな事業を模索

スタートアップを支援する大企業側でも、WEB会議システムを導入してテレワーク化が進むなど、社会の変化を見据えて新たな事業を模索し始めています。

このような企業にとって、イノベーションを生み出せるスタートアップは重要な存在です。成長が期待できるスタートアップへの投資や協業は、今後も続いていくと予想されるでしょう。

新しい価値を生みだすスタートアップは生き残る

コロナの影響は経済だけでなく社会の構造も変えようとしています。withコロナ、afterコロナは、社会の変化に対応し、新しい価値を生み出せる会社が生き残れる時代です。

その先陣を切るのがスタートアップで、活躍の場はたくさんあります。オンライン化が進む社会でこれからのスタートアップに求められるのは、デジタル経済を加速させるサービスです。

デジタルトランスフォーメーションを推進できるスタートアップが、今後成長しやすくなるといえるでしょう。

コロナに対応したサービスの事例

多くの企業がコロナの影響で打撃を受けるなかで、コロナに対応したサービスを提供し、新たな価値を生み出しているスタートアップも少なくありません。多くのスタートアップがテレワークや医療、教育などの分野で活躍しています。一部の事例を見てみましょう。

Hmcomm株式会社によるAI音声自動応答システム

AI(人工知能)を扱うHmcomm株式会社は、在宅勤務を支援するAIオペレーター「Terry」による電話代行サービスを提供しています。
音声処理技術を施したAIが顧客の電話に​自然な会話で受け答え、要件を聞いたり商品の販売を行ったりするなどの対応が可能です。在宅勤務中でも、会社にかかってきた電話の要件をAIが教えてくれます。

FLENS株式会社

FLENS株式会社はネットワークを使った新しい学習スタイルを提供するスタートアップです。コロナウイルス拡大による休校への対応策として、タブレットやスマートフォンを使った「FLENSの在宅学習支援ワンストップパッケージ」を提供。
学習塾に通う生徒たちが、遠隔でも先生から授業や指導を受けられるシステムです。

変化の波に乗って事業を成長させよう

コロナウイルスの拡大は多くのスタートアップにも影響を与えましたが、追い風に乗って成長しているスタートアップもあります。これからは社会の変化に合わせて新しい価値を生み出せるスタートアップが生き残り、成長していくに違いありません。そのようなスタートアップへの投資の動きは弱まることなく、逆に高まっているともいえるでしょう。

Facebook コメント
PORT編集部https://port.creww.me/
PORT by Crewwは、Creww株式会社が運営する、社会課題をテーマに、新規ビジネス創出を目指すスタートアップ、起業家、復業家、 企業をつなぐ挑戦者のためのオープンイノベーションメディアです。
- Advertisment -

Featured

【インタビュー】本業を辞めずに挑戦!報酬を得ながら複業としてゼロイチフェーズに参画するニューノーマルな働き方

【インタビューレポート】スタートアップでは、都度生じる課題をスピーディーに解決し、企業成長を促すためにも、必要なフェーズにタイムリーに対応できる幹部人材を必要としている。一方の現実は、「採用にかかる費用は抑えたい」「フルタイムで依頼をするには業務内容が少ない」など幹部クラスの人材確保にジレンマを抱える場合も多い。また、たとえスタートアップに関心があったとしても、一定数のリスクが伴う以上、転職には踏み切れずに大手企業に留まる優秀な人材が多いことは、非常に勿体ないことであると言える。果たして双方にとって突破口となる様なソリューションはないのだろうかー。 大手企業からスタートアップ企業への転職経験を持つ方々に、転職する際の葛藤や、スタートアップ企業に勤める今の実際について、率直なお気持ちを伺いました。 #スタートアップ #大手企業 #転職 #Creww #大挑戦時代をつくる

【共創案募集】エネルギー、都市環境、リサイクル、橋梁etc。デジタル×社会インフラで未来のまちづくりをしませんか|JFEエンジニアリング

【オープンイノベーションインタビュー】総合エンジニアリング企業として、環境・上下水・エネルギープラント、橋梁などの構築や運営、リサイクル・発電事業など、生活に不可欠な事業を展開しているJFEエンジニアリング。SDGsの達成やカーボンニュートラルの実現に向けて、同社が持つ技術や強みにスタートアップのデジタルを活用したアイデアや技術を掛け合わせ、社会課題の解決や新たなビジネスモデルの創出を目指すべく、DX領域でのアクセラレータープログラムを開催しています。具体的にどのような顧客価値を創出したいのか、本プロジェクトを推進する技術本部ICTセンターDX推進部にお話を伺いました。 #募集 #JFEエンジニアリング #アクセラレータープログラム #アクセラレーターインタビュー #オープンイノベーション #スタートアップ #CrewwGrowth #大挑戦時代をつくる #Creww

【インタビュー】学生時代から今に至るまで「事業を作る」をテーマにキャリアを歩み、Crewwで執行役員へ

【Crewwインタビュー】Creww採用担当者による、同社のメンバーと会社の雰囲気を伝えるためのインタビューが、ビジネスSNS「Wantedly」に公開されました。今回のインタビュイー は、学生時代の起業からスタートして、事業や組織の課題に向き合いながらCrewwにて今期から執行役員に就任した、中島克也(ナカジマ カツヤ)さんです。この5年半Crewwはどう変化し、中島氏自身はどう変わったのか。そしてCrewwのビジネスのこと、仲間のことについて聞きました。 #インタビュー #Wantedly #大挑戦時代をつくる #Creww

「世界を農でオモシロくする」スタートアップ|The CAMPus BASEが目指す持続可能な農事業とは

【スタートアップの流儀/インタビュー】成長の加速を落とさないスタートアップにフォーカスをして、失敗事例や克服のストーリー、成功体験など、生の声を配信している連載「スタートアップの流儀」。今回は、「大変でしんどくて儲からない」という従来のイメージに反し、農業は「カッコ良くて、これからの可能性に満ちている」と気付いたことから、「世界を農でオモシロくする」を企業理念に据え、「農」に関わるコミュニティ事業・スクール事業・ブランディング事業を展開するスタートアップ、The CAMPus BASEにフォーカス。「都会で生きてきたビジネスパーソンこそ農業に向いている」と語る、同社代表の井本 喜久氏にお話を伺いました。 #AgriTech #アグリテック #スタートアップ #インタビュー #TheCAMPusBASE #NOUONLINESALON #コンパクト農ライフ塾 #地域農ブランディング事業 #世界を農でオモシロくする #AKEMILEMON #大挑戦時代をつくる #Creww
Facebook コメント