12.8 C
Japan
火曜日, 12月 5, 2023

訪日外国人旅行者向け観光プラットフォームサービス「WAmazing」|総額約8億円の資金調達を実施

訪日外国人旅行者向け観光プラットフォームサービスを提供するWAmazingは、複数の事業会社・ファンド・個人投資家を引受先とする第三者割当増資と、金融機関からの長期融資により、総額約8億円の資金調達を実施した。

資金調達の背景と目的

WAmazingは「日本中を楽しみ尽くす、Amazingな人生に。」をビジョンに掲げ、2017年2月から訪日外国人旅行者に対して、国内22か所の国際空港にて無料のSIMカードを付与することにより、旅行中の快適な通信環境を提供しつつ、日本の魅力的な観光情報を、WAmazingのアプリ、WEBサービス、WeChat(微信)などにて発信してきた。インバウンド旅行者の5大消費である「宿泊・買い物・交通・アクティビティ・飲食」のうち、飲食領域以外の4領域でマッチングサービスを展開し、約33万人のインバウンド旅行者に利用されている。(※)

(※サービス開始の2017年2月から新型コロナウイルスが拡大する以前の2020年1月末時点までの累計利用者数)

今回の資金調達により、大手事業会社との戦略的協業を引き続き推進しつつ、with/afterコロナ時代を見据えた新しい観光サービス拡大のための開発、人材確保を進める意向である。

本ラウンドにおける投資家(順不同)

・株式会社ギフティ
・株式会社電通グループ
・住友商事株式会社
・三井住友ファイナンス&リース株式会社
・AZファンド2020投資事業有限責任組合
・東急株式会社(既存)
・ANRI3号投資事業有限責任組合(既存)
・BEENEXT(BEENEXT2 PTE. LTD)(既存)
・みずほキャピタル株式会社(みずほ成長支援第3号投資事業有限責任組合)(既存)
・BEENOS株式会社(既存)
・キャナルベンチャーズ株式会社(Canal Ventures Collaboration Fund1号投資事業有限責任組合)
・個人投資家複数

本ラウンドにおける金融機関

・株式会社日本政策金融公庫

新規投資事業会社およびWAmazingロゴ

~WAmazing代表取締役CEO 加藤 史子メッセージ~

❝2020年、新型コロナウイルスという未知の感染症対策に呑み込まれ、日本も、外国人旅行者数をカウントしはじめた1964年以来、過去最低数を記録しました。コロナ収束後の移動や旅行はどうなるのでしょうか。個人的な見解ですが仕事移動は100%に戻らないのではないかと考えます。もちろん、出張はゼロにはなりません。
しかし、今まで5回出張していたものが、3回の出張と2回のオンライン会議になる可能性は十分あり得えます。今や、私たちは「オンラインで代替可能なもの」「リアルでこそ価値のあるもの」のはっきりした区別を既に理解しました。そして旅は、リアルでこそ価値があるものです。

もし旅をオンラインで代替するとすれば、「海岸沿いをドライブするバーチャルツアー」より、「背中に羽を生やして仲間とドラゴンを倒して財宝を手に入れる冒険の旅」のほうがエンターテインメントとして人々をより強く魅了します。旅のオンライン化は、もともとオンラインを強みとする各種エンタメに敵いません。だからこそ、人の五感で感じ楽しむ旅は、リアルにこそ価値があり、リアルの魅力で勝負するものです。その価値を感じる人々の需要はwith/afterコロナ時代にも必ず戻るでしょう。

今回、ご出資いただいた新規投資家・既存投資家の皆さまとともに、WAmazingのプラットフォームサービスを通じて、日本の多様な魅力ある資源を見つけ出し、価値を磨き、国内外の人々に届けることで日本の地域や産業を元気にし、また、観光立国日本の一助となるべく邁進してまいります。❞

WAmazingについて

WAmazingは2016年7月創業の訪日外国人旅行者向け観光プラットフォームサービスを展開するスタートアップ企業である。WEB、App、WeChatにてサービスを提供しており、日本観光における5大消費(宿泊・観光体験・買い物・交通・飲食)の一元的な案内・手配・購入ができるサービスを構築中である。日本国内の国際線定期便就航の22空港において、無料SIMカードを配布する端末を設置し、訪日外国人旅行者ユーザーを増加させている。

主な対象地域は、香港、台湾、中国本土ですが、東南アジア諸国、オーストラリア、北米にもユーザー層が広がりつつある。コロナ禍を受けて新たに立ち上げた新規事業の伸長にも力を入れつつ、インバウンド需要回復に向けた準備を進めている。

<訪日外国人旅行者向けインバウンドプラットフォーム事業>

※以下は一例として中国語台湾繁体字版サービス
・WAmazingメディア(訪日旅行者向け多言語での観光ガイド):
https://tw.wamazing.com/media/
・WAmazing Snow(訪日旅行者向けスノーアクティビティ予約サービス):https://tw.wamazing.com/snow/
・WAmazing 温泉(訪日旅行者向け天然温泉宿泊施設特化型予約サービス):https://tw.wamazing.com/yado/onsen
・WAmazing 免税EC(訪日旅行者向け免税ECサービス):
https://tw.wamazing.com/kaimono/
・WAmazing Ticket(訪日旅行者向け交通チケット購入サービス):https://tw.wamazing.com/ticket/
・WAmazing Activity(訪日旅行者向けアクティビティ予約サービス):https://tw.wamazing.com/activity/

また、コロナ禍を受けて世界各国が入出国制限を行う中、インバウンド旅行者が激減したため、雇用維持を主な目的として2020年3月より新規事業を複数、展開している。

<コロナ禍を受けて新たに開始した新規事業>

・日本人向けスノーアクティビティ商品販売事業:
https://jp.wamazing.com/snow/ (日本語)
・日本国内在留外国人向け交通商品販売事業:https://www.wamazing.com/ticket/tickets/wrp2020 (英語)
・翻訳およびローカライズ受託事業:
https://corp.wamazing.com/translation/
・自治体・DMO・DMC組織からの受託事業 など

社名WAmazing株式会社
設立2016年7月
資本金〒111-0053
東京都台東区浅草橋4丁目10−8 TFAビル7F (one visa オフィス内)
代表者代表取締役CEO 加藤 史子
URLhttps://corp.wamazing.com/

Facebook コメント
PORT編集部https://port.creww.me/
PORT by Crewwは、Creww株式会社が運営する、社会課題をテーマに、新規ビジネス創出を目指すスタートアップ、起業家、復業家、 企業をつなぐ挑戦者のためのオープンイノベーションメディアです。
- Advertisment -
- Advertisment -

Featured

【安藤ハザマ × Cube Earth】日米特許技術で世界の都市OSにイノベーションを起こす

【Creww Growth活用協業事例インタビュー】安藤ハザマは、2022年度のアクセラレータープログラム「安藤ハザマ 新規事業共創プログラム2022」で、米国と日本で特許を取得している地理情報システムのプラットフォーム「Cube Earth」を活用し、自治体へ「スマート防災システム」を提供しているスタートアップ企業 「Cube Earth」を採択。自治体危機管理のDX化の一環として、防災システムやスマートシティ、ドローン、デジタルツインのシステムなど、次世代の社会インフラ基盤を開発するスタートアップだ。具体的にどのような取り組みを進めているのか。安藤ハザマ 経営戦略本部イノベーション部副部長の堀井浩之氏と、Cube Earth代表取締役会長の阿藻成彦氏、代表取締役社長の武田全史氏に話を伺った。

【三機工業 × スタートアップ】選ばれ続ける会社になる|スタートアップとの共創に挑む新しい歩み

【Creww Growth活用協業事例インタビュー】2025年に創立100周年を迎える三機工業株式会社は、2050年ビジョンに掲げた「選ばれ続ける」企業になるため、コア事業の強化や三機ブランドの向上に努めると同時に、会社の「信頼」を高める新施策も積極的に推進しています。 そこで、新たな取り組みの1つとして、「SANKI オープンイノベーションプログラム2023」に挑戦。初めてのアクセラレータープログラムに挑むファシリティシステム事業部 佐々木 宏之氏、経営企画室 経営企画部 石綿 央氏、 徳田 直也氏に、それぞれの立場から率直な想いを伺いました。

【安藤ハザマ × エアデジタル × 久喜市】デジタルスポーツで健康寿命の延伸に挑む!

【Creww Growth活用協業事例インタビュー】オープンイノベーションによる新規事業創出を推進している総合建設会社の安藤ハザマは、2022年度のアクセラレータープログラム「安藤ハザマ 新規事業共創プログラム2022」でデジタルスポーツ空間開発やデジタルスポーツフィールドの運営を手掛けるエアデジタル株式会社を採択した。 その後、安藤ハザマ、エアデジタル、埼玉県久喜市の3者で連携協定を締結し、久喜市内のショッピングモール施設「アリオ鷲宮」に出店している国内最大級のデジタルスポーツクラブ「スポーツ60&スマート」で協業を進めている。具体的にどのような取り組みを行なっているのか。 安藤ハザマの本社経営戦略本部イノベーション部担当課長・榊原翼氏と、エアデジタル代表取締役・前田相伯氏、久喜市役所 健康スポーツ部スポーツ振興課所属・金澤剛史氏に話を伺った。

【スタートアップ募集】地域の健康をケア|新規事業で地域に根差した未来のアイセイ薬局へ

【スタートアップ募集】アイセイ薬局は、全国に400店舗を超える調剤薬局を展開しています。まもなく創業40周年を迎える今、次なる事業の柱を求めてアクセラレータープログラムに挑戦!地域の人々に必要とされる薬局を目指し、新規事業創出の可能性を模索します。本インタビューでは、アイセイ薬局がなぜ今スタートアップとのオープンイノベーションに挑むのか、株式会社アイセイ薬局 事業企画部部長の堀浩之氏に話を伺いました。
Facebook コメント
jaJA