12.8 C
Japan
火曜日, 11月 29, 2022

スマホ向けOSを開発するアメグミがシードステージを約1億円でファイナルクローズ

スマホ向けOS「SUNBLAZE OS」を開発するアメグミは、Delight Ventures、事業会社1社、複数のエンジェル投資家から追加で5.3千万円の出資を受け、前回の4.1千万円と合わせてシードステージを9.4千万円でファイナルクローズしたことを発表した。

前回のシードラウンド・ファーストクローズの資金を使いながら、7-9月と世界各国で実証実験を進め、すでにインド企業から10台、ミャンマー企業から10台、ルワンダ企業から10台、ブラジル企業から100台の発注をされた。

同時に、進行中の動作テストは、ウガンダ、マラウイ、インドネシア、日本で行っており、他にもアフリカや東南アジア、南米でも候補先を見つけている。このように世界各国で同時並行でトラクションを作っているスターアップは本当に稀だ。そこに当社株主である元DeNA共同創業者の川田 尚吾 氏から、Delight Venturesを紹介された。

背景インタビュー

すでに代表の常盤は日本国内のほとんどのシードVCの担当者にお会いしており、まったくもって出資に至らなかったため、完全にエンジェル投資家と会うことだけに専念していました。

特にシードVCの弊社に対して出資が難しい理由は「海外展開」にあります。海外展開するスターアップが出資されづらい理由と、そこから海外展開しようと思うスタートアップが出てこなくなる悪循環を以下に説明します。

・マザーズという売上・利益が低くても上場できる環境が存在する。
・投資家側もマザーズ上場によって少なくともリターンがしっかり得られるなら、そこまでリスクの高くない国内市場を狙ったスターアップに投資をする。
(投資を受けたスタートアップが海外展開するなら投資家が反対することもよく聞くほど)。
・結果的に投資家側は、ファンドを組成する際に目論見書上に「国内産業に資するサービスにのみ投資する」と決めたり、海外市場の学習すらしていないという状況になる。
・スターアップ側も投資家から資金を得られにくい国外よりは、得られやすい国内の産業で起業するようになる。
・良い人材が会社に集まったり、人が大きく成長するのは未上場時の会社の場合が多い。はやめに上場できる日本の場合、一度上場を経験した人が視座が高くなって次は海外展開を目指す起業をする人材が育ちにくい。
(未上場会社に良い人材が流れる理由は、ストックオプションなどのインセンティブがあることと、上場会社よりも安定しない「イメージ」が強いところにあえて行き、実際安定していない場合は社員自ら安定させるために能力が磨かれていくことにある)
・ある程度日本でトラクションを作った次に海外展開を掲げるが、日本の経済環境が特異すぎて(例えば日本は20年間給料の水準が上がっていない)、日本で検証したニーズが海外でも再現せず、海外展開しても失敗してしまう。最初からやり方を間違えていただけなのに、その結果さらに「海外展開」のイメージが悪くなる。
・英語を話せる人は少数派であり、異文化コミュニケーションや普段とは違う環境での生活に慣れていない側面も少なからず存在する。
・日本の市場自体もGDP3位であり、一人当たりGDPも高く、日本語であるため海外からの参入障壁も高く、起業家が少ないため競合も生まれづらく、地理的にも営業しやすく、TVCMによる宣伝のしやすさというメリットも存在するが、もちろんそれは会社が成長する限界にもなる。代表の視座の高さ次第となる。

上記が相まって、日本の平均リターンは1.2倍である。

※ベンチャーエンタープライズセンター(VEC、東京・千代田)のベンチャー白書2018によれば10~14年に日本で設立されたVCファンドの平均リターン(分配金と残存資産価値の合計額を出資金額で割った比率)。米国は2倍程度とされる。

そのため今回もまず無理だろうと思っていましたが、実際に担当者の渡辺大さんにお会いしてみると、他のシードVCとは少し毛色が違いました

そもそもDelight Venturesは「日本からグローバルで活躍するスターアップが生まれないこと」を問題意識として立ち上がりました。実際にお話してみると上記全ての分析に当てはまるわけではありませんが、例えば「マザーズ上場」に関する問題意識は一致していました。

そこで代表常盤も少し期待がふくらみ、投資検討をお願いしたところ、とても早く投資が決まりました

また、Delight Venturesについて他の起業家や投資家など何人かの方にヒアリングしたところちゃんと伝わってない部分も多くありました。

まずDelight VenturesはCVCではなくVCであり、DeNAはあくまでLPのうちの1社でしかありません。担当者の渡辺大さんはDeNAに籍すら置いていません。

それから確かにDeNAから独立する人を支援するイメージが強いですが、常盤はそもそもDeNA出身ではありませんし、海外に出ていくスタートアップを支援したい気持ちが強いため、出資先が元DeNA出身であることが絶対的に必要というわけではありません。

今回の資金調達を含めると、シードステージでは9.4千万円調達することができました。プレシードを含めると総額1億円を超えました。以前のプレスリリースでもお伝えしております通り、この資金を使ってリーンスタートアップの考え方に基づきながら、1.5-2年かけてビジネスモデルを検証してまいります。

ひとまずシードステージにおける資金調達活動はこれで終わりますが、今までの反省から来年のプレシリーズAの資金調達も準備をしておりますので、引き続き投資家の皆様からのご連絡をお待ちしております。

現在CxO候補となる方の採用も行っている。興味のある方はぜひともご応募ください。
https://note.mu/sunblaze/n/n813d6a50dfc5

また12月6日には活動報告会を開催する。資金調達や採用など興味ある方はぜひともご参加ください。オンライン参加も可能です。
https://amegumi-event2.peatix.com/view

プレスリリース発表元企業:株式会社アメグミ
配信元:PR TIMES
Facebook コメント
PORT編集部https://port.creww.me/
PORT by Crewwは、Creww株式会社が運営する、社会課題をテーマに、新規ビジネス創出を目指すスタートアップ、起業家、復業家、 企業をつなぐ挑戦者のためのオープンイノベーションメディアです。

Featured

【募集】関東近郊2万坪の土地 × スタートアップで、今までにない斬新な “場” を作りたい|Gulliverが挑む!

【オープンイノベーションインタビュー】中古車売買でお馴染みの「Gulliver」を運営する株式会社IDOMが、2022年10月24日から「Gulliver アクセラレータープログラム2022」を実施。新しい購買体験の提供と、生活を彩るクルマの価値を創造する新しいコンセプト店舗の開発をテーマに、関東近郊に2万坪の土地を用意し、スタートアップの皆さんと一緒に新しい場づくりに取り組みたいという。具体的に、どのような構想を描いているのか。株式会社IDOMの経営戦略室チームリーダー、三樹教生氏に話を伺った。 #Gulliver #IDOM #スタートアップ #アクセラレータープログラム #CrewwGrowth #Creww #大挑戦時代をつくる

スタートアップ募集!【豊富な開発技術力 × デミング賞大賞の社内風土】モノづくりメーカーのOTICSに、今求めるパートナーを聞く

【オープンイノベーションインタビュー】高出力・低燃費・低エミッション化などの要求に対し、積極的な技術提案と高精度な品質で応えるOTICS(オティックス)の自動車部品は、多くの車種で採用されています。一方で、120以上の国と地域が目標に掲げる「2050年カーボンニュートラル」に向け「脱炭素化」の企業経営に取り組むOTICSは、初めてのアクセラレータープログラムを開催。豊富な開発経験と生産技術力を活かせる協業案、自然環境保全や社会・地域に貢献できるアイデア等をスタートアップから広く募集します。デミング賞大賞も受賞したOTICSの社風、アクセラレータープログラムの開催に至った背景や、募集ページだけでは伝わらない魅力、プログラムに関わる方々の想いを、株式会社オティックス 経営管理本部TQM経営戦略室 係長 奥村守氏に話を伺いました。 #OTICS #自動車 #カーボンニュートラル #アクセラレータープログラム #協業 #スタートアップ #デミング賞 #CrewwGrowth #Creww #大挑戦時代をつくる

OPA × somete の挑戦|「まちクロッ」でファッションロス問題の解決を目指す!

【Creww Growth活用協業事例インタビュー】金沢フォーラス、キャナルシティオーパ、横浜ビブレなど、OPA・VIVRE・FORUSの3ブランドを主軸に、都市型商業施設の開発運営を行う株式会社OPA。そんな同社は2021年、「OPAアクセラレータプログラム2021」を実施し、地域と連携したファッションロス削減に取り組むsometeとの協業をスタートさせた。OPAとsometeは具体的にどのような実証実験を重ねているのか。株式会社OPA 事業創造部 新業態開発チームの安達有美氏と、someteを運営する株式会社Play Blue代表の青野祐治氏に話を伺った。 #OPA #somete #オープンイノベーション #活用協業事例インタビュー #CrewwGrowth #Creww #大挑戦時代をつくる

【空間ID × スタートアップの着想】デジタルツイン社会実装への挑戦

【オープンイノベーションインタビュー】現実世界をデジタル空間に複製する絶対的な技術を持つダイナミックマップ基盤株式会社は、「cm」級の高精度3次元データを有し、モビリティの自動走行において要となる同社のプロダクトは、既にグローバルに展開されています。今般、デジタル庁の肝煎り案件となるアクセラレータープログラムを開催。リアル/サイバー両空間を組み合わせたユースケースの創出に向け、「空間ID」を活用した共創案を募集します。ダイナミックマップ基盤株式会社 第二事業部 事業開発2課 課長 兼 空間IDプロジェクトPMOの望月洋二氏に話を伺った。 #ダイナミックマップ基盤 #デジタルツイン #空間ID #デジタル庁 #ミラーワールド #アクセラレータープログラム #共創 #Creww #大挑戦時代をつくる
Facebook コメント