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木曜日, 5月 26, 2022

スタートアップとはカイワレ大根である

「カイワレ大根の生き様は、まるでスタートアップそのもの」!?と、斬新な切り口でスタートアップの基本を解説している記事の紹介です。
本記事は100人中93人の失敗者が生まれてしまうスタートアップ業界。起業へのハードルを下げ、挑戦すること自体に価値がある世界を目指して、起業に役立つ情報をnoteで届けているStartup Studio Magazine(裏)からの転載記事です。

突然ですが、みなさんはカイワレ大根をご存知ですか?

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ビタミンCもミネラルも豊富。サラダに入れても、ツナと混ぜてもおいしいですね。
さて、この皆大好きカイワレ大根ですが、よく見ていると何かに似ていると思いませんか?

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そう。カイワレ大根の生き様は、まるでスタートアップそのもの
カイワレ大根のことを知れば知るほど、スタートアップと重なるところが多いのです。

スタートアップ業界は、難しい専門用語(だいたいカタカナ)が多く、興味を持って調べてみても「何が書いてあるのかわからない」ということになりがち。今回は、そんなわかりにくいスタートアップの基本を、カイワレ大根とともに説明したいと思います。

大根も企業もすべては「シード」から始まる

まずは、カイワレ大根とスタートアップの最大の共通点から見てみましょう。

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そう。大根も大企業も、最初はシード(種)
スタートアップもカイワレ大根も、「シードからすべてが始まる」という点では同じなのです。

しかし、シードだけでは芽は出ません。ここで必要なのがリソースです。
カイワレ大根の場合、必要なリソースは

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の3つ。一方、スタートアップの場合は

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などの準備が必要です!
少し違いはありますが、このリソースの準備は、カイワレ大根にもスタートアップにも欠かせないステップです。準備だからといって手を抜かず、全身全霊でリソースを用意していきましょう!

「芽生え」はとにかくちやほやされる

せっかくなので、ここからは実際のカイワレ大根の様子とともにスタートアップの解説をしていきます。まずは、シードにたっぷりとリソースを注ぎましょう。

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リソースを注いだら、様子を見ながらじっくり芽生えるのを待ちます。

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このフェーズでは、なかなか芽が出ず、焦ることもあるでしょう。でも、芽生えのタイミングが違うのは、カイワレもスタートアップも同じ。それぞれのシードに、それぞれのペースがあるので、焦らず進んでいきましょう。

また、このフェーズで非常に多い「シード期あるある」がこれです。

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スタートアップ業界は、新しいもの好きの人が多いです。そんな人達にとって、出てきたばかりのサービスは気になもの。この時期は、TechCrunch(※スタートアップ業界の有名なメディア)に取り上げられたり、知り合いから連絡が来たり、ぶち上がりを体験できます。
一方、芽が出たばかりのカイワレもそれは同じです。

カイワレ大根を育てる人は、何かを育てるのが好きな人が多いです。そんな人達にとって、出てきたばかりの植物の芽は気になるもの。この時期は、Instagramにアップされたり、1時間ごとに様子を見られたり、とにかく世話を焼いてもらえます。

しかし、こういった周りの反応は、場合によっては長続きしないこともあります。喜びつつも、あくまで「シードあるある」として冷静に受け止めることも必要です。

絶望と暗闇の「死の谷」

芽生えをむかえたカイワレ大根とスタートアップが、次に直面するのが「死の谷」です。

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死の谷とは、シードを乗り越えたスタートアップが経験する「倒産」の危機。この時期は、必要なお金が多くなる一方、シードの頃にくらべて投資家の目線が厳しくなるので、経営が厳しくなってしまうスタートアップが多いのです。
これをカイワレ大根で例えると…

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こういう状況だと言えます。
カイワレが成長するためには、光と水が必要です。しかし、芽が出た直後のカイワレは、光を当てずに、暗闇でひっそりと育てる必要があります。
ちょっとつらい状況のように見えますが、これは成長には必ず必要なステップなのです。
そして、スタートアップもそれは同じ
「死の谷」はつらい時期ですが、これを乗り越えれば、必ずまた成長をする時が来ます。
それを信じて、乗り越えるしかありません。

また「死の谷」を乗り越えるには、いくつかポイントがあります。カイワレをよーく見てみましょう。

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おわかりでしょうか?

そう、カイワレは場所によって成長の速度が違うのです。スタートアップもこれは同じ。早く成長するためには、どこで育つかが重要です。

カイワレが「ここは根を張るところとして最適か?」を考えながら育つように、スタートアップも「ここはビジネスするマーケットとして最適か?」を常に考える必要があります。
カイワレにとって何より必要なのは、水と光。

一方、スタートアップに必要なのは、ユーザーからのニーズです。水と光は自然の恵みで、人間がコントロールできるものではありません。
一方、ユーザーのニーズは同じ人間が作るもので、ある程度は予測ができます。その意味では、スタートアップはカイワレよりも恵まれた状況にあると言えそうです。

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また、「死の谷」を抜けるためにもうひとつ重要なのが「メンタルを保つ」ということです。
ここで一度、「カイワレから見た世界」を体験してみましょう。

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どんな気持ちになりましたか?
きっと「先は見えないけれど、自分が一番すくすく伸びてやるんだ」という気持ちが、胸の奥からわき上がって来たことでしょう。
次に、カイワレを見る側の視点です。

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どうでしょうか?
率直な意見として「どのカイワレ大根も同じだな」と思ったのではないでしょうか?
スタートアップも、これと同じです。
起業家が「自分が一番成長する!」と思っていても、投資家やユーザーから見ると「まだまだ違いなんてわからない」のがこのフェーズです。
「死の谷」の真っ最中にいるときは、ユーザーが思うように増えなかったり、投資家からきつい言葉をかけられたり、心が折れそうになることがあるでしょう。

しかし、そこで思い出して欲しいのは、この時期のスタートアップ(とカイワレ)は、そもそも周りに理解してもらいにくい時期だということです。独りよがりはよくありませんが、時には頑固さが必要なこともあります。
「いまは価値がわかってもらいにくい時期だ」という事実を受け入れ、まずは自分やメンバーのやる気とモチベーションを保つことを心がけましょう。

誰よりも早く日光を浴びたい「成長期」

死の谷を抜けたカイワレとスタートアップが、次に経験するのは成長です。

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カバーを外し、日光を浴びたカイワレは、ぐんぐん成長していきます。ただし、ここでの成長は最初の頃のようなまっすぐな成長ではなく、いろんなことを試行錯誤しながらの成長です。

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カイワレにだって、いろいろあります。日光を浴びられない日もあれば、水やりを忘れられる日もあります。それでも試行錯誤を続けながら、必死に成長していくのです。スタートアップもこれと同じ。

そして、この時期のスタートアップとカイワレに共通しているのは…

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日光は、どうしても上から差すものなので、早く伸びたカイワレの方がたくさん日光を浴びることができます。
スタートアップの場合も、先にサービスを出した方がユーザーに広まりやすいという特徴があります。
つまり、どちらも「早く成長した方が有利」という点では同じなのです。

しかし、同時に気をつけるべきなのは、葉っぱのないカイワレが日光を浴びてもしかたないという点です。日光はただ浴びればいいというものではなく、適切なタイミングで浴びることが大事なのです。

これはスタートアップも同じこと。
「プロダクトが成熟したタイミングで、一気に成長する」ことが重要です。
焦る気持ちをおさえ「葉っぱが出たら、他のカイワレを追い抜くぞ!」という気持ちで成長を目指しましょう。

再び期待の存在になる「上場前」

カイワレ大根はあるところまで成長すると、それ以上は伸びないと言われています。あんなにぐんぐん伸びていたカイワレが、あるときからピタっとその成長を止めてしまうのです。

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カイワレがこれ以上、大きくなるためやるべきことはただひとつ。
器を変えて、環境をさらに整えることです。
それは、スタートアップでいうところのエグジット(※簡単に言うと株を売って大きな利益を得ること)なのかもしれません。
資金をもらい、人を増やし、新たな成長を目指すスタートアップ。器を変え、環境を変え、さらに空に伸びていくカイワレ大根。環境を変えても、両者の成長はきっと止まることはないでしょう。

ただ、最後にひとつだけ、気をつけて欲しいことがあります。スタートアップも、カイワレも、大きく成長したことで、周りから期待を寄せられることがあるでしょう。いままで成長を見守ってくれた周りの人も、ここまで来ると

「今が食べどきだな」
「今を逃すとまずくなるな」
「ここまで来るのに時間がかかったんだから…」

と急に期待を寄せてくることがあります。

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しかし、「どこまでどう成長したいか」「将来どんな姿になりたいか」「いつ器を変えるべきか」は、カイワレ自身が決めることです。いつ、どんな姿になりたいか。
たとえ成長したとしても、自分の考えをきちんと貫き、後悔のない選択をしてください。

※この記事は、スタートアップのことを気軽に知ってもらうきっかけを作るためにスタートアップスタジオ協会が制作しました
※記事に出てきたカイワレ大根はスタッフがおいしくいただきました

スタートアップスタジオ協会とは、スタートアップスタジオ(同時多発的に複数の企業を立ち上げる組織)に関する発信や、起業に関するイベントの企画運営をしている団体です。詳しくはこちら https://startup-studio.jp/

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