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土曜日, 10月 23, 2021

中堅企業や老舗、スタートアップの共創によるイノベーションを紹介

企業の役割とは世の中から求められるとニーズに応えることです。ただしニーズは常に変化しており、1つの企業やサービスだけで対応することはできません。
そんな中で重要となるのが「共創」です。では共創とはどのようなものを示すのでしょうか。本記事では共創を支える3要素やスタートアップの共創事例などについて解説します。
目次
・共創を支える3要素
・中堅企業や老舗、スタートアップの共創事例
・課題を的確に捉えて共創を成功させよう

共創を支える3要素

世の中の変化に対応するには中堅企業や老舗、スタートアップなどの共創が求められます。共創とは企業が様々なステークホルダーと協働し、新たな価値を創造する概念のことです。

他社の技術や知識を取り入れ、新たな視点や価値観の創出が重要となります。共創を支える3つの要素についてそれぞれ解説します。

1.オープンイノベーション

オープンイノベーションとは、他社から開発や技術のノウハウを取り入れる経営戦略の1つです。オープンイノベーションのメリットとしては外部の技術や知識が獲得しやすく、事業推進しやすい点が挙げられます。

他社や異業種から新たな知識や技術を得ることで、これまでにはなかったアイデアや価値観の形成につながります。0から新しいものを作るのではなく、既存の技術や知識を活用することで、人件費や研究費などのコスト削減にもつながるでしょう。オープンイノベーションは共創を支える重要な役割を果たします。

2.コ・クリエーション

コ・クリエーションとは「共創」という意味で、多様な立場の人たちと対話して新しい価値観を生み出すことです。多様化する社会のニーズに応えるために、企業規模の関係性や業界の壁を超えて、アイデアを創出する取り組みを指します。社会の変化に対応するためには必要不可欠な要素の1つです。

3.コラボレーション

コラボレーションとは、異なる立場の人による共同作業やその成果物のことです。企業がお互いの知識や技術を活かし、新たな価値を創出するコラボレーションは、共創には欠かせません。

様々なステークホルダーと協働し、新たな価値を創造するにはメンバー同士のコミュニケーションが重要です。お互いの価値観や意見を尊重し受け入れることが共創への第一歩といえます。

中堅企業や老舗、スタートアップの共創事例

中堅企業や老舗、スタートアップの共創には様々な形があります。実際の共創事例を知ることで、今後の事業開発や事業拡大の参考となるのでしょう。

直接会うことなく共創を実現

画像素材のマーケットプレイスを運営する「PIXTA」と「グローバルウォーカーズ」は直接対面することなく共創を実現しました。

企業間のやりとりは「Slack」と「Zoom」を利用したオンラインでのやり取りのみです。これらのオンラインツールを活用し、お互いの時間を奪うことなく連携できたことも共創を実現した要因の1つでしょう。

洋菓子店と大手メーカーが共創

「ビルソンローラーズ」という洋菓子店は飲食業界の大手メーカーとの共創を実現しています。オープンイノベーションプラットフォームを活用し、大手メーカーとの接点を構築したのです。

大手メーカーが製造する飲料の原材料をビルソンローラーズはスイーツに使用することで斬新なスイーツの開発を成功させました。他企業との共創により新たな商品開発につながった好例といえます。

葬儀業界の常識を共創により覆す

葬儀業界が他企業との共創により常識を覆した事例もあります。葬儀事業を全国展開する「株式会社CSCサービス」は、インターリンクスという介護杖や車椅子などを製造する企業との共創を実現しました。

葬儀業界が持つ遺体保全の消臭能力とインターリンクスが制作する異臭サンプルを組み合わることで、ご遺体の消臭効果を発揮する新サービスを開発したのです。他業界との共創で今までにない新サービスを開発した理想的な事例といえます。

スタートアップがバス業界を変革

スタートアップがバス業界を変革させた事例もあります。「Magic Price」というホテルを中心とした価格戦略サービスを提供する「株式会社空」と「近鉄ベンチャーパートナーズ株式会社」が共創しました。

株式会社空が提供する「Magic Price」はホテルや旅館の価格設定を効率化するシステムです。働き手が不足する鉄道業界において、度重なる価格設定の変更は大きな負担となっていました。しかし共創によって取り入れられたシステムが現場の負担を軽減したという好例の1つです。

課題を的確に捉えて共創を成功させよう

ここまで共創を支える3要素やスタートアップの共創事例などについて解説しました。社会やニーズの変化に対応するためには中小企業や老舗、スタートアップなどによる共創が必要不可欠です。

共創の実現には企業が抱えている課題を明確にして、お互いを理解する必要があります。そのためには今回紹介した3つの要素がカギとなるでしょう。

共創を支える要素や事例を参考に、まずは「共創」への第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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