12.8 C
Japan
金曜日, 1月 27, 2023

ポストコロナの飲食業はDXで進化する。フードテックのスタートアップと連携するメリットを解説

新型コロナウイルス感染症の感染拡大は、社会のあり方を大きく変えました。飲食業は特に大きな影響を受けた業界ですが、一方で飲食業のDXやフードテックが普及する契機にもなっています。
そこで今回は、ポストコロナに向けた飲食業のあり方や、飲食業のDX、フードテックについて解説していきましょう。
目次
・ポストコロナの飲食業のあり方とDX
・ポストコロナの飲食業経営は「フードテック」との連携が重要
・飲食業のDXやフードテックを事業としているスタートアップを紹介
・スタートアップとの連携でポストコロナの飲食業経営をより効率的に

ポストコロナの飲食業のあり方とDX

まずは、ポストコロナの飲食業のあり方について解説していきます。

コロナ禍で変化した飲食業経営

新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、日本経済は大きなダメージを負いました。その中で最も大きな影響を受けたのが飲食業界です。飲食業はコロナ関連倒産が全業界の中で最も多く、休業や時短要請など、社会的な制約を課されています。多くの飲食店ではコロナ対策を徹底し、テイクアウトやデリバリーといった社会環境の変化に対応するなど、経営や店舗運営において変革を迫られることになりました。

DXによってポストコロナに向けた取り組みをしている企業も

コロナ禍の中での飲食業の取り組みは主に感染症対策が中心でしたが、企業によってはこの機会にDXを導入しています。飲食業は特にコロナ対策関連の融資が受けやすく、感染症対策と経営効率化やサービス向上のためのDXに投資をすることは、ポストコロナに向けた取り組みとして有効です。

例えばQRコード決済や電子決済の導入、ECサイトの開設による販路の拡大などは最初にDXに取り掛かるテーマとして手軽なので、ポストコロナを見据えて導入を検討してみましょう。

ポストコロナの飲食業経営は「フードテック」との連携が重要

ポストコロナの飲食店経営を成功させるためには、DXだけでなく「フードテック」との連携も重要です。そこで、フードテックについて紹介していきましょう。

フードテックとは

「フードテック(Food Tech)」とは食とITを融合させる取り組みをしているビジネスを指す用語です。日本では人口減少が進んでいますが、世界的には人口が増加しており、将来的には食糧不足が危惧されていることから、IT技術を活用した効率的な食品生産や新たな食品の開発が注目されています。また、ヴィーガンのような菜食主義者やアレルギーのある人への対応、フードロス減少などの社会課題を解決することも期待されているのです。

フードテックの内容

基本的にはIoTやAIを活用して効率的な食品生産体制を構築したり、食品の流通効率化やフードロス軽減をITで実現したり、代替肉(肉の味や食感を他の食品を使って実現する技術)のような新たな食品を開発したりするのがフードテックの内容といえるでしょう。また、農業や調理は勘や経験といった人的要素に頼ること多い分野ですが、これをITの力で誰でもできるようにする技術もフードテックといえます。

フードテックによって解決できる課題

フードテックは、飲食業を取りまく様々な課題を解決可能です。例えば食品の生産効率化や、トレーサビリティの促進、衛生管理の向上、人手不足の解消などが期待できます。ポストコロナの飲食業経営を成功させるために解決したい課題があれば、まずはフードテックによって解決できないかを模索してみましょう。

飲食業のDXやフードテックを事業としているスタートアップを紹介

日本国内でも、フードテックや飲食業のDXをサポートするスタートアップが増えてきました。ここでは3社の事例を紹介していきましょう。

株式会社CRISP(PLATFORM)

飲食業のデジタルシフトをサポートしているのが株式会社CRISPの「PLATFORM」です。

具体的には、モバイルオーダーのサービスを提供しています。飲食業の経営改善のポイントとして「注文」と「支払い」が挙げられるでしょう。どちらも、店員がミスをすると顧客とのトラブルに発展し、収支が合わなくなるなどの経営リスクがあります。

また、注文を取る間に他の業務がストップしてしまうため、効率的にオペレーションを行うためにも注文と支払いを顧客のモバイル端末で済ませてしまうことは大きなメリットがあるといえるでしょう。

POST COFFEE 株式会社(POST COFFEE)

コーヒー版のサブスクリプション(定額制サービス)を提供しているのがPOST COFFEE 株式会社の「POST COFFEE」です。ユーザーは「コーヒー診断」をすると、ユーザーの好みに合ったコーヒーを毎月届けてくれます。

また最近は、コーヒーだけでなく農産物やパン、お菓子など様々な食品を提供するサブスクリプション型のフードテックも増えてきました。
▶︎https://postcoffee.co/

デイブレイク株式会社

デイブレイク株式会社は特殊冷凍テクノロジーとITを活用した食品流通の改革を提供するスタートアップです。顧客の扱う食材に合わせた最適な冷凍方法を提案し、より効率的で低コストな食品流通の方法を顧客とともに創出します。

また、フードロス事業にも取り組んでおり、規格外の果物などのロス食材を冷凍技術によってスムージーやフローズンフルーツとして活用。地球環境にも体にも良い食品を提供しています。
▶︎https://www.d-break.co.jp/

スタートアップとの連携でポストコロナの飲食業経営をより効率的に

コロナ禍で大きなダメージを受けた飲食業ですが、ポストコロナを見据えてDXやフードテックのスタートアップとの連携を進めている店舗が増えています。

ポストコロナでいち早く立ち直り、より成長するためには今のうちから企業変革を進めていくことが大切です。自社にリソースがない場合には、オープンイノベーション(※)によってスタートアップと連携することも検討していきましょう。

※オープンイノベーション…社外の組織等と連携し、連携先の技術やアイデアを活用して新たな商品やサービスを開発するイノベーションの手法

Facebook コメント
PORT編集部https://port.creww.me/
PORT by Crewwは、Creww株式会社が運営する、社会課題をテーマに、新規ビジネス創出を目指すスタートアップ、起業家、復業家、 企業をつなぐ挑戦者のためのオープンイノベーションメディアです。
- Advertisment -
- Advertisment -

Featured

【熊平製作所×MAMORIO】創業125年のトータルセキュリティ企業が、スタートアップ共創で未来の「安心・安全」を創る

【Creww Growth活用協業事例インタビュー】広島銀行とCrewwは、広島県下のイノベーションエコシステムの構築に向け、広島県内に新たな事業の創出を図ることを目的に「HIROSHIMA OPEN ACCELERATOR 2021(広島オープンアクセラレーター2021)」を共催しました。本記事では、プログラム参加企業である熊平製作所と、「なくすを、なくす」をミッションに、紛失防止デバイス「MAMORIO」を始めとした 様々な製品・サービスを提供するIoTスタートアップ「MAMORIO」との共創プロジェクトにフォーカス。株式会社熊平製作所 新規事業開発部 取締役部長 茶之原 氏に、プロジェクトの共創に至った背景や、スタートアップとの共創から実際に得た体感や変化について、お話を伺いました。 #広島銀行 #広島県 #イノベーション #広島オープンアクセラレーター2021 #熊平製作所 #MAMORIO #IoT #スタートアップ #共創 #新規事業 #協業事例インタビュー #CrewwGrowth #Creww #大挑戦時代をつくる

関東近郊2万坪の土地 × スタートアップで、今までにない斬新な “場” を作りたい|Gulliverが挑む!

【オープンイノベーションインタビュー】中古車売買でお馴染みの「Gulliver」を運営する株式会社IDOMが、2022年10月24日から「Gulliver アクセラレータープログラム2022」を実施。新しい購買体験の提供と、生活を彩るクルマの価値を創造する新しいコンセプト店舗の開発をテーマに、関東近郊に2万坪の土地を用意し、スタートアップの皆さんと一緒に新しい場づくりに取り組みたいという。具体的に、どのような構想を描いているのか。株式会社IDOMの経営戦略室チームリーダー、三樹教生氏に話を伺った。 #Gulliver #IDOM #スタートアップ #アクセラレータープログラム #CrewwGrowth #Creww #大挑戦時代をつくる

スタートアップ募集!【豊富な開発技術力 × デミング賞大賞の社内風土】モノづくりメーカーのOTICSに、今求めるパートナーを聞く

【オープンイノベーションインタビュー】高出力・低燃費・低エミッション化などの要求に対し、積極的な技術提案と高精度な品質で応えるOTICS(オティックス)の自動車部品は、多くの車種で採用されています。一方で、120以上の国と地域が目標に掲げる「2050年カーボンニュートラル」に向け「脱炭素化」の企業経営に取り組むOTICSは、初めてのアクセラレータープログラムを開催。豊富な開発経験と生産技術力を活かせる協業案、自然環境保全や社会・地域に貢献できるアイデア等をスタートアップから広く募集します。デミング賞大賞も受賞したOTICSの社風、アクセラレータープログラムの開催に至った背景や、募集ページだけでは伝わらない魅力、プログラムに関わる方々の想いを、株式会社オティックス 経営管理本部TQM経営戦略室 係長 奥村守氏に話を伺いました。 #OTICS #自動車 #カーボンニュートラル #アクセラレータープログラム #協業 #スタートアップ #デミング賞 #CrewwGrowth #Creww #大挑戦時代をつくる

OPA × somete の挑戦|「まちクロッ」でファッションロス問題の解決を目指す!

【Creww Growth活用協業事例インタビュー】金沢フォーラス、キャナルシティオーパ、横浜ビブレなど、OPA・VIVRE・FORUSの3ブランドを主軸に、都市型商業施設の開発運営を行う株式会社OPA。そんな同社は2021年、「OPAアクセラレータプログラム2021」を実施し、地域と連携したファッションロス削減に取り組むsometeとの協業をスタートさせた。OPAとsometeは具体的にどのような実証実験を重ねているのか。株式会社OPA 事業創造部 新業態開発チームの安達有美氏と、someteを運営する株式会社Play Blue代表の青野祐治氏に話を伺った。 #OPA #somete #オープンイノベーション #活用協業事例インタビュー #CrewwGrowth #Creww #大挑戦時代をつくる
Facebook コメント