目次
ACSLの国産・産業用ドローン開発とは
株式会社⾃律制御システム研究所(ACSL)は国産の産業用ドローンを開発しており、物流、インフラ点検、災害等、様々な分野で採用されている。ドローンの制御を担うフライトコントローラを自社で開発しており、セキュアで安心なドローンの社会実装を推進してきた。特に物流領域においては、労働力不足という社会問題を解決するためのロボティクス技術として、ドローンの社会実装へのニーズが高まっており、ACSLでは多くの企業と物流領域における補助者なし目視外飛行(Level3)の実証を重ねている。
オープンイノベーションによる実証実験が目指すドローン物流の未来
こうした各社との実証実験を通して、物流領域においてLevel4が実現した際にドローン物流の社会実装を推進するためには、現状の機体よりもペイロードを大きくし、5kg程度の輸送を可能にすることかつ飛行距離が20km程度あることが重要であることがわかってきたため、2020年8月発表の中期経営方針「ACSL Accelerate FY20」※2において、中型物流ドローンの開発、量産化を戦略の1つとして掲げ、推進しているのである。
※2 中期経営方針「ACSL Accelerate FY20」は以下URLより
https://ssl4.eir-parts.net/doc/6232/ir_material_for_fiscal_ym/85186/00.pdf
本原理試作機は、12 月2日(水)〜12月5日(土)に、福岡市にて実施されたドローンでの日用品・処方箋医薬品の即時配送サービス実証において、実環境における現場実証を実施した。


今後も、ACSLは本実証に用いた中型物流ドローン原理試作機の更なる現場検証を重ね、社会実装可能な物流ドローンの開発を目指す。
ドローンでの日用品・処方箋医薬品の即時配送サービスの実証実験
ANAホールディングス株式会社、株式会社アインホールディングス、株式会社セブンイレブン・ジャパン、福岡市は、株式会社自律制御システム研究所(ACSL)、株式会社NTTドコモとともに、「セブン‐イレブンネットコンビニ」で注文された商品およびアイン薬局の処方箋医薬品を、福岡市ヨットハーバーから、福岡市西区能古島の島内3 地点にドローンで即時配送する実証実験を行った。
(本実証実験に関するプレスリリースは以下URLより)
https://www.acsl.co.jp/news-release/press-release/1583/
株式会社自律制御システム研究所について
ACSL は、産業分野における既存業務の省人化・無人化を実現すべく、 国産の産業用ドローンの開発を行っており、特に、画像処理・AI のエッジコンピューティング技術を搭載した最先端の自律制御技術と、同技術が搭載された産業用ドローンを提供している。既にインフラ点検や郵便・ 物流、防災などの様々な分野で採用されている。
社名 | 株式会社⾃律制御システム研究所 |
設立 | 2013年11月 |
所在地 | 東京都江戸川区臨海町3-6-4 ヒューリック葛西臨海ビル2階 |
代表者 | 太田 裕朗(CEO) 鷲谷 聡之(社長 兼 COO) |
事業概要 | 商業⽤ドローンの製造販売及び⾃律制御技術を⽤いた 無⼈化・IoT化に係るソリューションサービスの提供 |
URL | https://www.acsl.co.jp/company/ |
