「JR東日本スタートアッププログラム」は、2017年度から開催しており、これまでに計63件の提案を採択。鉄道事業や生活サービス事業、IT・Suica事業など幅広い分野の実証実験を行い、一部の取組みは実用化にいたっている。
第四回目となる今回はさらなるオープンイノベーションを推進するため、「地方創生」「観光・インバウンド」「スマートライフ」の3つをテーマに掲げ、未来を見据えた協業をベンチャー企業と進めていく。
「JR東日本スタートアッププログラム」とは
ベンチャー企業や様々なアイデアを有する方々から、駅や鉄道、グループ事業の経営資源や情報資産を活用したビジネス・サービスの提案を募り、ブラッシュアップを経て実現していくプログラムである。
「JR東日本スタートアッププログラム」は内閣府主催の2018年度 第1回日本オープンイノベーション大賞で経済産業大臣賞を受賞した。
事業領域
JR東日本グループが掲げる「TICKET TO TOMORROW~未来のキップを、すべてのひとに。~」のもと、社会課題の解決や豊かで幸せな未来づくりを共に実現できる提案を募集する。
(1)人・モノ・情報をタイムリーに結び付け、利便性を高めるサービスの創出
(2)出発地から目的地までをスムーズにつなぐ快適な移動の創造
(3)より安心・安全な輸送、サービス向上に資する技術革新
(4)魅力あるサービスの提供を通じ、国内外の多様な人々が集い楽しめる場としての駅づくり
(5)地域の雇用・移住・観光の促進
(6)環境負荷の少ないエネルギーや安全で安定した食糧の供給など社会的課題の解決
募集する対象企業
自社の製品・サービスまたはプロトタイプを有する、概ね起業10年以内の企業を対象として、年度内に実証実験を実施することを目指す。
募集するテーマ
(1)「地方創生」
東日本大震災発生から10年の節目を迎える東北エリアをはじめとした「地方創生」の推進
(2)「観光・インバウンド」
新たな視点での観光資源活性化や地域の魅力創出などの「観光・インバウンド」事業の創造
(3)「スマートライフ」
テレワーク・デュアルライフなどの社会的なニーズへの対応、デジタルトランスフォーメーションによる新たな消費行動など、新しい働き方や暮らし方の提案としての「スマートライフ」の実現
応募方法
専用ホームページから応募ができる。ホームページではJR東日本グループの共創活動に関する情報なども掲載されている。
応募期間:2020年4月13日(月)~5月31日(日)※予定
URL:http://www.jrestartup.co.jp/
募集要項
募集要項は下記のとおり。
詳細についてはJR東日本スタートアッププログラム専用ホームページ(URL:http://www.jrestartup.co.jp/)まで。
1 募集対象
・既に自社の製品・サービスまたはプロトタイプを有する企業
・年度内に実証実験が可能な概ね起業10年以内の企業
2 応募条件
・提案内容が新規性を備えていること。
・JR東日本グループのリソース・アセットを活用すること。
・応募者・JR東日本グループにとって新たな事業展開に繋がる取組みであること。
3 スケジュール
5月31日(日) 応募締切
6月30日(火) 書類審査結果通知
7月中 プレゼン審査(非公開)
8月~ アクセラレーション期間
11月 Demo Day(公開)
12月~ JR東日本グループのリソース・アセットを使った、実証実験を行われる。
※スケジュールは変更になる場合がある。
4 賞金について
発表会での審査では、優れた提案に対して賞金が用意されている。
名称 | 金額 | 対象 |
スタートアップ大賞 | 100万円 | 1社 |
優秀賞 | 50万円 | 1~2社 |
その他各賞 | 10万円 | 1~2社 |
6 支援内容
アクセラレーション期間中、JR東日本グループが所有する情報、ITツール、プロモーション設備、商流・物流網などが利用できる。また、事業提案ごとにメンターが配置され、実証実験や協業プランの実現をサポートする。
配信元:PR TIMES

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