家族の安心、安全の実現に向けた見守りプラットフォームの構築を目指します。

協業の目的と背景
近年は地震や台風といった自然災害による影響が拡大するなど、様々なリスクにさらされるようになってきています。ゼネテックが提供する「ココダヨ」により、災害を即座に検知するだけでなく、災害時の家族や大切な人の位置情報を知り、連絡を取ることができます。「ココダヨ」は2023年1月時点で、累計100万ダウンロードを達成しました。
一方、iChainは、日本では多くの方が保険に加入しているにも関わらず、災害時に何らかの損害を被ったとしても、保険金の請求手続が複雑で面倒であったり、そもそも請求手続を行う必要があることに気づかない、忘れてしまう、といったことにより保険のベネフィットを十分に受けきれていない現状があると考えています。
iChainは、そのようなことに備えて保険を一元管理でき、いつでも手元にある保険管理アプリとして、保険契約者とその家族に寄り添ったサービスとして、「うちの保険」を展開しています。
災害時など何かあったときの「知る」を提供する「ココダヨ」と、災害時に何かあったときの対応として「守る」を提供する「うちの保険」が相互に補完することで、家族や大切な人の安心、安全を実現するためのプラットフォームを構築できると考え、また、アプリ間の連携だけでなく、両社のナレッジを活かしたサービスの開発、提供を見据え、今回の協業にいたりました。
今回の取り組み内容
災害時位置情報共有アプリ「ココダヨ」と保険管理アプリ「うちの保険」で相互にリンクし、それぞれのアプリユーザーがサービスの存在に気づきやすく、利用しやすくしました。

今後の動き
「ココダヨ」と「うちの保険」とのサービス間のより密な連携に加えて、災害時など何かあったときの「知る」の知見を持つゼネテックと、何かあったときの「守る」の知見を持つiChainが、相互にナレッジを生かすことで、家族や大切な人を守るための新しいサービス開発を検討しています。災害時の避難・救援・捜索などの費用保険を保険会社との共同開発で検討、また保険の付帯サービスの開発などを想定しています。
「ココダヨ」について
(URL https://www.cocodayo.jp/)
ゼネテックが提供する災害時位置情報共有アプリ「ココダヨ」は、自社特許技術(*)をベースに開発した、災害時に自動で家族や大切な人の居場所を通知する防災アプリです。
「ココダヨ」は、通信が困難になる前に、直近の居場所を自動的に通知します。リリース以来、継続的なユーザビリティの向上に取り組んできた結果、現在では累計ダウンロードは100万件を突破(2023年1月時点)し、App Store やGoogle Playのストア版では驚異の利用継続率98%を維持しています。また、NTTドコモ運営の月額制のコンテンツサービス「スゴ得コンテンツ」では、アプリランキング最高2位と上位を維持し続けております。
2018 年には、総務省が実施する「異能(Inno)vation プログラム ジェネレーションアワード部門」の分野賞を受賞しました。
(*)災害発生時の警報をトリガーにした位置情報や安否情報の送信は、ゼネテックの特許技術によって実現しています。
「ココダヨ」の主な特徴
・緊急地震速報に連動して、家族の位置をどこよりも早く通知・共有。安否確認をサポートします。
震度5弱以上の緊急地震速報をトリガーに、災害発生直前の位置情報をグループメンバーに自動で瞬時に通知し、位置情報を共有します。震央周辺に家族がいる場合は、地震情報の背景が赤になります。該当する家族の方のアイコンは赤丸で囲まれます。
・警戒レベル3相当以上の大雨危険度でプッシュ通知、グループメンバーに危険を呼びかけます。
事前に登録したグループメンバーの位置情報や任意の登録地点に対して、気象庁から発表される大雨危険度が ”警戒レベル3相当” 以上へ上昇した場合にプッシュ通知でお知らせし、確認したかどうかをグループ専用のチャット掲示板で共有できます。”ご家族や大切な人が危険度に気づくことができているか確認したい”、”離れた場所で暮らす家族にもいちはやく避難を呼びかけたい”、といった見守りや避難行動の喚起、安否確認をサポートします。
・現在位置から近い順序で避難所を一覧表示、最寄りの避難所がすぐに見つかります。
アプリでは避難所を現在の位置情報に近い順序で一覧表示できます。慣れない土地で災害に合った場合でも、地図アプリと連携して避難所へナビゲートすることも可能です。チャット掲示板に避難所名と住所や地図URLを簡単に投稿することもでき、安否確認に役立ちます。全国の避難所情報は、国土地理院、国土交通省が提供している最新データを使用しています。
・最大5箇所の登録地点の気象情報を常に受信することができます。
リアルタイムで気象庁発表の緊急地震速報、大雨、洪水、土砂災害、大雪、暴風などの気象警報を受信することができるほか、現在地、登録した地点の天気予報を受信できます。日本時間の0時・6時・12時・18時に天気情報を更新され、1日に1回、今日の天気を通知しますが、通知のON/OFFや通知時刻の設定が可能です。登録した地点は、地震が発生した時に震度を表示する場所としても使われます。
・お子さまや高齢者の見守りアプリとしても機能します。
平常時でも居場所を表示するようにメンバー毎に設定を変更することができ、お子さまや高齢者の見守りアプリ・位置情報共有アプリとしても活用が可能です。
・半径3km以内の不審者情報を通知します。
利用者やご家族の半径3km以内の不審者の発生情報を通知し、防犯アプリとしても利用することができます。
「うちの保険」とは
(URL https://www.ichain.co.jp/lp/uchi_no_hoken.html)
iChainが提供する保険管理アプリ「うちの保険」は、同社が2018年5月から自社サービスとして提供するiChain保険ウォレットのOEMにあたるものであり、2021年12月にリリースされました。保険契約者が保険に関する手続をワンストップでダイレクトに行える保険手続プラットフォームを目指し、複数の保険会社と協働しながらサービスの普及を進めています。
手元に「うちの保険」があれば、『もし万が一のことがあっても大丈夫。何か困ったら「うちの保険」を開けば大丈夫。』そんな安心を提供するため、家族や保険会社、保険代理店などとのつながりを「うちの保険」は提供します。
近年は地震や台風といった自然災害による影響が拡大するなど、保険ユーザーは様々なリスクにさらされるようになってきています。そのようなことに備えていつでも手元にあるサービスとして、「うちの保険」は保険ユーザーに寄り添ったサービスを目指しています。
このために、自分と家族の保険情報を一元管理し、お互いに共有できる機能に加えて、保険加入以降の契約管理から保全・支払請求のプロセスをデジタルで完結できる保険の手続プラットフォームとして、手続のペーパレス化・ワンストップ化に向けた検討を進めています。
株式会社ゼネテックについて
社名 | 株式会社ゼネテック |
設立 | 1985年7月1日 |
所在地 | 〒163-1325東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー25F(本社) |
代表者 | 代表取締役社長 上野憲二 |
事業概要 | ハードウェアとソフトウェアの融合によるシステムを提供するデジタルソリューション事業、3D CAD/CAMシステム「Mastercam」の販売や、3Dシミュレーションソフト「FlexSim」を中核としたデジタルツイン技術で製造現場の生産性向上を支援するエンジニアリングソリューション事業、災害時位置情報共有アプリ「ココダヨ」の開発・販売を行うココダヨ事業 |
URL | https://www.genetec.co.jp/ |
iChain株式会社について
iChainは、最先端のテクノロジーを活用して保険業界にイノベーションを起こすインシュアテックのスタートアップです。個人に対しては、これまで紙ベースで行われてきた加入保険の保険証書をスマートフォンで管理できるよう「iChain 保険ウォレット」を提供しています。保険会社に対しては、SaaS型契約管理システム「iChainBase」を提供しています。「iChainBase」と「iChain 保険ウォレット」を連携することで、保険会社と保険契約者をシームレスにつなぐことが可能になります。
社名 | iChain株式会社 |
設立 | 2016年4月1日 |
所在地 | 東京都千代田区霞が関一丁目4番1号 日土地ビル2F SENQ霞が関町2-5-3 Nagatacho GRiD |
代表者 | 代表取締役 後藤 昌紀 |
URL | https://www.ichain.co.jp/ |
