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日曜日, 7月 3, 2022

エアモビリティの社会実装へ。「空飛ぶクルマ」一般向けVR体験の実証実験を実施!

デロイト トーマツ グループ、有志団体Dream On、三菱地所株式会社、Tokyo Marunouchi Innovation Platformは、このほど“空飛ぶクルマ”(eVTOL※1)の社会実装に向けた認知度向上施策を始動し、デロイト トーマツ グループとDream Onが共同開発したVRコンテンツを体験できる“空飛ぶクルマ” VR用体験車両を用いた一般向け実証実験を、2022年2月28日、3月1日の2日間実施することを発表しました。

「空飛ぶクルマ」の実証概要について

<実証期間>
2022年2月28日、3月1日

<実証場所>
3×3 Lab Future(東京都千代田区大手町1-1-2 大手町タワー・ENEOSビル1F)

<実証対象>
TMIP会員企業、丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)のワーカー

<実証目的>
(1)“空飛ぶクルマ”の社会受容性の検証
(2)今後の活用・展開可能性の検証
(3)疑似体験を通じた社会的認知の拡大

<想定シーン>
“空飛ぶクルマ”のユースケースの一つとして想定している地方交通への活用
*新型コロナウイルスの感染拡大状況に鑑み、実施期間や検証内容等が変更になる可能性はある。

“空飛ぶクルマ”のある暮らしを

実施の背景

“空飛ぶクルマ”は、新たな産業創造・事業創造の可能性が期待されており、デロイト トーマツ グループでは、日本で“空飛ぶクルマ”が議論され始めた2017年より専門チームを立ち上げ、官庁自治体やモビリティ関連産業をはじめとした各企業に向けて、国内外の市場・政策調査、戦略立案支援、エコシステムの形成や実証実験のサポートなど幅広く事業支援を行ってきた。

三菱地所は、次世代エアモビリティを活用した新しいまちづくり、新事業への取組みをスタートしており※2、次世代エアモビリティを用いた新たなサービス提供や、丸の内やみなとみらい等の保有資産も含む、離発着場の設置・運営等を通じ、まちづくりの進化を検討している。

現在、国内での有人試験飛行の実施等、技術的な課題解決に向けた検討が進みつつあり、国も「デジタル田園都市国家構想」を体現するモビリティとして必要な制度整備に意欲を示す一方で、“空飛ぶクルマ”の実用性や安全性を含めた一般的な認知・理解などの社会受容性が重要な課題となっている。

今回、まずはより多くの方に認知・理解を広げ、ビジネス機会や“空飛ぶクルマ”のある暮らしを描くことを目的に、共同で認知度向上施策を実施することが決定。今回は、TMIP(事務局:三菱地所、パートナーズ:デロイトトーマツ)取りまとめのもと、デロイト トーマツ グループとDream Onの2者が共同開発したVRコンテンツを用いて、TMIP会員企業ならびにエリアワーカーを対象に体験・検証の場を設ける。

新たに開発したVRコンテンツについて

本コンテンツでは、“空飛ぶクルマ”のユースケースの一つとして想定されている地方交通への活用をテーマに、地方空港到着後から“空飛ぶクルマ”による宿泊予定ホテル到着まで、VRゴーグルを着用した状態で乗り込むフルダイブ型の仮想飛行として体験が可能である。
①搭乗手続き、②車内での過ごし方、③目的地到着後のアクティビティといった一連の流れを通して、“空飛ぶクルマ”を活用することで、乗り換えの手間や移動時間の短縮といった交通課題の解消や、空からの遊覧観光等、地域の新しい魅力の創出といった地方の活性化への“空飛ぶクルマ”の活用を具体的にイメージできる内容となっている。

①搭乗までの手続き
 “空飛ぶクルマ”のチケット予約や手荷物チェックといった搭乗までに必要な手続きを体験できる。“空飛ぶクルマ”に搭乗するまでの一連のシーンから、安全性、利用の容易さ等をより具体的に体験することが可能だ。 

搭乗口 🄫 Dream On、Deloitte Tohmatsu Group

②搭乗中での過ごし方
 “空飛ぶクルマ”に搭乗後、目的地までどのように車内で過ごすのかについては、これまで十分に議論がされていなかった。今回のVRコンテンツでは、飛行中のアクティビティや機内のインフォテインメント(情報と娯楽を融合した造語のこと)にも焦点をあて、移動中に何ができるのか、どんなことが起こるのかを体験することで、“空飛ぶクルマ”への理解を深め、関連する事業領域のビジネス機会の可能性を示したいと考えられている。 

“空飛ぶクルマ”搭乗中イメージ 🄫 Dream On、Deloitte Tohmatsu Group

③降機後のアクティビティ
 “空飛ぶクルマ”による新しい移動は、降機後のアクティビティにも影響を与える。単なる移動だけでなく、空と地上で連動した新しいアクティビティの提案や、移動中のチケット購入、保険加入といったアクティビティに向けた準備等、“空飛ぶクルマ”が私たちの暮らしや社会を大きく変化させるポテンシャルを持っていることを感じられる内容となっている。

注釈

※1:“空飛ぶクルマ”とは、「電動」「自動(操縦)」「垂直離着陸」を一つのイメージとした新たなモビリティで、世界各国で機体開発の取り組みがなされている。国内においても、都市部での送迎サービスや離島や山間部での移動手段、災害時の救急搬送などでの活用が期待され、実用化に向け官民連携での検討が進められている。eVTOL=electrical Vertical Take Off and Landingの略。

※2:2022年1月21日付/御殿場プレミアム・アウトレットでのヘリコプタークルージングサービスを開始
https://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec220121_gotenba_helicopter.pdf

各社の取り組みについて

【デロイト トーマツ グループ】
デロイト トーマツ グループは、日本で“空飛ぶクルマ”に係る検討が始まったとされる平成29年度から官民問わず多数の支援を実施している。機体開発等のモノづくりに係る事業から、運航・輸送サービスといった事業、また離着陸ポート・通信/管制・保険といった周辺を取り巻く事業等幅広い分野の事業構想・事業戦略策定支援のほか、政府機関と一体となった実証実験や、地方自治体と連携し具体的な場所・ユースケースを念頭に置いたPoCの実施、各種法規制対応・許認可の取得、オペレーションを担う法人の設立、あるいはビジネスエコシステム形成・アライアンス支援など事業化を見据えた多種多様な活動を横断的に支援している。

【有志団体Dream On】
Dream Onは、2014年から空飛ぶクルマを開発してきた有志団体CARTIVATORを前身に、2021年新たな団体として再始動した。やりたいことを追求し、それを通じて次世代に夢を提供し、未来を創ることをミッションとしている。新たなテーマとして「未来へのタイムマシン実現」を掲げ、未来生活を仮想体験するための仕組みづくりを行っている。
ホームページ:https://dream-on.or.jp/

【三菱地所株式会社】
三菱地所は、多様な人・企業が集い、交流することを通じて進化していくまちを目指し、丸の内エリアの「オープンイノベーションフィールド」化を進めており、先端技術・テクノロジーのまちづくりにおける有用性等について調査・研究を行っている。

○丸の内エリアのまちづくりコンセプト:「丸の内Reデザイン」

三菱地所は、2020年以降の丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)におけるまちづくりを「丸の内NEXTステージ※」と位置付け、“人・企業が集まり交わることで新たな「価値」を生み出す舞台”を創造している。「丸の内Reデザイン」はその実現に向け、まちづくりのあり方から変えていくコンセプトワードである。
※始動リリース: https://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec200124_marunouchinext.pdf

【Tokyo Marunouchi Innovation Platform(TMIP)】
TMIPは、一般社団法人 大丸有環境共生型まちづくり推進協会が運営する組織で、丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)のイノベーション・エコシステム形成に向けて、大企業とスタートアップ・官・学が連携して社会課題を解決することでグローバルなマーケットに向けたイノベーションの創出を目指すプラットフォームでる。会員、パートナーを含めると100社を超える組織になっている。
URL:https://www.tmip.jp/

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