12.8 C
Japan
火曜日, 8月 9, 2022

EBRU、アーティストや職人が手仕事で制作するBluetoothイヤホンの製作事業で注目!

様々なウェアラブル製品が生み出される現在、日常的に体に装着し続けても負担にならず、なおかつデザイン性や個性も表現できる製品の開発が進んでいます。株式会社EBRUは、アーティストや職人が手仕事で制作するBluetoothイヤホンを展開する今注目の企業。Bluetoothイヤホンに注目した ‶アート×音楽×ファッション” な取り組みが話題を集めています。2021年4月、株式会社EBRUを創業した佐藤怜さんに、事業の特徴や今後の課題などについて話を伺いました。
※本記事は、2022年6月24日、創業手帳に掲載されたものを転載しています。

アーティストや職人が手仕事で制作するBluetoothイヤホンで注目されているのが、佐藤怜さんが2021年4月に創業した株式会社EBRUです。

今、オーダーメイド製品・セミオーダー製品を選ぶという人が増えてきています。
スーツや靴といった衣服類、枕、マットといった寝具、洗面台やキッチン周りなどの家事スペース、さらには医療分野においても、それぞれの体調や症状に合わせたカスタマイズされた治療方法が試されており、今後この市場はますます増大していくことが既に予想されています。
自分に一番適した形、デザイン、仕様で整えられた製品は、使い勝手の良さは言うまでもなく、自分の個性を表現できる一品でもあり、自分に自信や勇気を与えてくれさえする愛着ある相棒のような存在です。

また現在、様々なウェアラブル製品が生み出されており、日常的に体に装着し続けても負担にならず、なおかつデザイン性や個性を表現できる製品開発が日進月歩で進んでいます。

こうした動きに拍車がかかる中、Bluetoothイヤホンに注目した ‶アート×音楽×ファッション” な取り組みが話題になっています。
従来のイヤホンにはほぼ無かった「アート」「デザイン」「素材」などの多様な個性を取り入れることで、単に音を聞くための機材としてだけではなく『多角的に音を楽しめるライフスタイル』を当たり前にしていくことにも繋がる取り組みです。

このプロダクトの特徴は何ですか?

「Sound art piece」と名付けた弊社のBluetoothイヤホンは、デザイン部がアーティストや職人が手仕事で制作するアート作品でもある全く新しいハードウエアです。
アート作品とイヤホンが組み合わさることで、見た目にはまるでジュエリーの様にイヤホンを身に纏うことが出来ます。
そして、イヤホンを新しいキャンバスとして様々なアーティストとコラボレーションを行うことでアート、音楽、ファッションというカルチャーを総合的に楽しめるアイテムとなっています。

どういう方にこのサービスを使ってほしいですか?

性別や年齢さらには国境を問わずカルチャーが好きで「表現する」ことに興味がある方に楽しんでいただきたいです。
例えば美術館などで作品鑑賞が好きな方に、EARMINDのSound art pieceを身に纏ってもらうことで、アーティストが創り出す世界観を体感する一歩先の美術体験をして貰うとともに、自分自身を表現する手段としても楽しんでもらいたいです。

このサービスの解決する社会課題はなんですか?

日本には数多くの美術大学や美術館が存在しますが、アーティストとして生計を立てていける人はとても少ないのが現状です。美術館に行く方は多いのですが、アート作品を購入するという文化が欧米と比べて一般的ではなく、日本の美術市場が世界の美術市場において占める割合はわずか3.7%ほどです。アーティスト達が素晴らしい作品を作っても、それを所有してくれる人がいなければ、彼らが作品を制作し続けることは困難です。

この問題を解決するため、EARMINDはアーティストに新たな創造の機会をイヤホンを通して提供し、ユーザーがアートを日常で楽しみ、アート所有の第一歩の機会を生み出すことで解決していきます。
これにより今までのアートを観るという体験から、自分が好きなアートを所有して楽しむ体験へと変化させ、アーティストとユーザー双方が豊かで幸せになる仕組みを作ります。

イヤホンというハードウェアを選択したのは、スマートフォンの普及やオンライン上での活動時間が増え日常的に使用する人が多いのに関わらず、画一的なデザインのものが多いからです。調査によるとイヤホン購入時に重視するポイントは価格、機能性の次にデザイン性となっており、EARMINDは機能性も担保しつつ、ジュエリーの様に多彩なイヤホンを提供していきます。

創業期に大変だったことは何でしょう?またどうやって乗り越えましたか?

共同創業者3名が美術大学卒であり、会社の経営や運営といったことに全く知識がないところからスタートしました。いわば、作ったり表現したりすることしか知らないメンバ―だったので、会社設立前の1年間は、アイディア段階からCreww㈱のスタートアップスタジオに参画し、EARMINDのニーズ検証を行いながら、ビジネスの基礎をゼロから学んでいきました。

また、開発面では納期遅延や仕様要求を満たさないイヤホンが上がってくるといったトラブルに見舞われ、製造先の変更を余儀なくされました。現在は新たな製造先を見つけることができ、この秋には販売開始の目処がたってきました。

どういう会社、サービスに今後していきたいですか?

EARMIND事業においてはイヤホンのみならず、集音機や補聴器の分野にも進出し、隠すことが現在の主流であるその常識を変えていきたいと考えています。
イヤホンと補聴器の垣根をなくし、誰しもが使える「見せる」ヒアラブルデバイスにEARMINDをすることで、誰もが文化芸術を楽しむ世界を築いていきたいです。

さらにEARMIND事業以外にも文化芸術の魅力を多くの人に伝えるため、EARMIND事業を軸にしながらもクリエイティブ分野で新たな仕事を増やしていきたいと考えています。自社で様々な事業を開発し、アーティストと共創していくことで、イヤホン以外の新たなキャンバスをアーティスト達に提供をしたいと考えています。

今の課題はなんですか?

イヤホン事業をメインとしながらも事業分野を広げていくために、様々な可能性を探りながら多くの方と出会い、会社としてのフィールドを広げていく事です。
弊社の目標はアーティストとユーザーを様々な角度から繋げること。アート業界が持つ経済的な課題はとても大きく、ひとつの視点からだけでは解決しません。
そのために多くの異なる領域とクロスオーバーすることで新しい価値を生み、アート業界の持続的な発展へと繋げていく必要があります。

読者にメッセージをお願いします。

文化芸術の世界は定量的に量るのは難しい面もありますですが、数字や言葉だけでは表せない価値やパワーが確かに存在しています。人類がまだ狩猟採集の生活を営んでいた遥か昔から壁画を描いてきたように、表現することは人が生きる上でとても自然で必要な行為です。現代社会においても、アートは人生に寄り添います。悲しみや怒りといった負の感情は社会において隠すものですが、アートの世界ではそれを表現することで多くの人の心を打つ作品になることがあります。
そうしたアートの世界に興味をお持ちの方で、アートやクリエイティブの分野でお力になれることがありましたらぜひお声がけください。

社名株式会社EBRU
設立2021年4月
所在地116-0014 東京都荒川区東日暮里6-17-6ふらっとにっぽり5階イデタチ東京内オフィス1
代表者佐藤怜
代表者プロフィール岩手県出身。文化服装学校を中退後、金沢美術工芸大学工芸科染織コースで学ぶ。大学在学時に出場したファッションコンテストで特別賞を受賞し、イタリアのファッション大学院 への留学権を得る。帰国後、共同創業者と共に欧州最大のファッションコンテストでアートワーク賞を受賞。2021年4月に株式会社EBRU設立。
事業概要アートを纏うBluetoothイヤホン「EARMIND」事業 / デザイン事業 / アートキュレーション事業
URLhttps://www.ebru.jp/
転載元
創業手帳
起業直後の全法人に届く。起業・資金調達 国内No.1メディア。

https://sogyotecho.jp/news/ebru_interview/

https://studio.creww.me/
Facebook コメント
PORT編集部https://port.creww.me/
PORT by Crewwは、Creww株式会社が運営する、社会課題をテーマに、新規ビジネス創出を目指すスタートアップ、起業家、復業家、 企業をつなぐ挑戦者のためのオープンイノベーションメディアです。
- Advertisment -

Featured

使い捨て傘ゼロへの挑戦 100年続く雨の日のインフラを築く「アイカサ」

【スタートアップインタビュー】ビニール傘の利用が、日本を「世界一位の傘消費国」にしています。これまで私たち日本人が他に選択肢を持たずにビニール傘を躊躇なく購入していたのは、そのビニール傘が欲しかったからではなく、濡れない体験が欲しかっただけ。株式会社Nature Innovation Group代表の丸川 照司氏は、「傘をシェアする」という発想のなかった日本に、「アイカサ」という傘のシェアリングサービスを提供。デザイン性の高いお洒落な傘を前に「雨の日に少しでもハッピーになってもらえたら嬉しい」と語ってくれました。使い捨て傘ゼロのサスティナブルな社会へ向け挑戦を加速する「アイカサ」のサービスとは?今や30万人が登録するまでとなった事業展開のコツやマネタイズのポイントについてもお話を伺いました。 #NatureInnovationGroup #アイカサ #傘 #シェアリング #サスティナブル #SDGs #スタートアップ #Creww #大挑戦時代をつくる

【三友プラントサービス×mint】循環型社会を実現|行動変容を促すLINE LIFFアプリの協働開発

【Creww Growth 活用協業事例】廃棄物処理事業のパイオニアである三友プラントサービス株式会社は、産業廃棄物を適正に処理する焼却処理事業に加え、廃棄されたものを「資源」へと活かす新たな事業の創出を求め、アクセラレータープログラムを開催。採択されたのは、会員制サービスやロイヤルティプログラムをローコードで作れるSaaSの開発運営を行っているスタートアップmint株式会社です。具体的な協業内容から、未来に臨むサービスの展望まで、株式会社三友環境総合研究所の増田氏・栗原氏、mint株式会社代表の田村氏にお話を伺いました。 #三友プラントサービス #三友環境総合研究所 #mint #カーボンニュートラル #廃棄物処理事業 #アクセラレータープログラム #SaaS #スタートアップ #Creww #大挑戦時代をつくる

【募集】サーキットを舞台に、社会課題や地域活性化、交通安全につながるアイデアを募集

【オープンイノベーションインタビュー】一般社団法人トヨタ・モビリティ基金は「もっといいモビリティ社会」の実現に向けたアイデアコンテスト「Make a More PROJECT」をスタート!多様な分野で活動する個人や団体がアイデアやソリューションで競い合い、取り組み次第では活動支援金を増加させられる仕組みがあること。募集テーマは「Fun & Safety 〜安全かつ最高に楽しい体験を〜」だ。サーキットを舞台にさまざまなアイデアやソリューションを求めるにあたり、トヨタ・モビリティ基金の福田氏と福島県のエビスサーキット代表の熊久保氏に話を伺った。 #募集 #エビスサーキット #トヨタモビリティ基金 #アクセラレータープログラム #アクセラレーターインタビュー #オープンイノベーション #スタートアップ #CrewwGrowth #Creww #大挑戦時代をつくる

セイノーHD×次世代型農業への挑戦|生産からお届けまでの一気通貫を実現

【Creww Growth活用協業事例】セイノーホールディングスは、Crewwを通じてアクセラレータープログラム「SEINO Accelerator 2017」を実施。セイノーグループの保有する多様な事業領域と強固な顧客基盤等のアセットを活用し、世界最高の農業エンジニアテクノロジーで持続可能なアグリシステムを開発するスタートアップ「株式会社ファームシップ」と協業。中京地方で複合機能型植物工場事業を立ち上げたその協業内容や、今日に至るまでの両社の連携について、セイノーホールディングス オープンイノベーション推進室 室長 加藤 徳人氏と、KOTO no Ha fresh farm 工場長 松山 昌弘氏にお話を伺いました。 #セイノーホールディングス #オープンイノベーション #アクセラレータープログラム #スタートアップ #アグリシステム #SDGs #ファームシップ #植物工場 #Creww #大挑戦時代をつくる
Facebook コメント