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土曜日, 9月 30, 2023

太陽誘電「協創プログラム2022 PartⅡ」開催! 圧電ソリューションで安全・安心と幸福な社会を共創

2012年の創業以来、企業・自治体とスタートアップによるオープンイノベーションプログラムを300社以上と実施し、これまで約1000件の協業を実現している業界最大級のオープンイノベーションプラットフォーム「CrewwGrowth」。2022年はいったいどのようなコラボレーションが生まれたのでしょうか?改めて2022年に創出されたスタートアップと企業・自治体による新規事業の種や芽をご紹介します。

共創プログラムに取組む背景とは?

このプログラムでは『圧電セラミック素子』を使った新しいソリューション創出を目指します。
圧電セラミック素子とは、力を加えることにより電圧を発生させたり、逆に電圧を加えることで伸縮・振動を発生させる電子部品です。
ヒトは、日常の中で五感を感じて生活しています。私たちは、圧電セラミック素子を活用して、「人の五感に訴える」「振動をセンシングしてエネルギーを有効活用する」などの新しいソリューションを検討してきました。

本プログラムでは、圧電セラミック素子を使用して、私たちの想像を超える斬新なソリューションアイデアを募集いたします。
みんなの「安心」「安全」「幸福」に繋がる新たなソリューションを一緒に創出しましょう!

※第一回目のプログラムでは5社が採択に至っております。

太陽誘電「協創プログラム2022 PartⅡ」

▶︎募集期限:2022年10月9日(日)23時まで。
▶︎対象企業:国内外すべてのスタートアップ。業種不問。
▶︎参加費:無料
▶︎主催:太陽誘電株式会社

共創プログラムで実現したいこと

これまで出会ったことのない圧電ソリューションを創りたい(ニーズ思考の募集)

私たちは、「おもしろ科学」で社会課題を解決し、社会に貢献できる事業の創造を目指しています。具体的には、弊社が開発している「圧電セラミック素子」を活用することでこれまでにない新しいソリューションを生み出したいと考えています。
圧電セラミック素子がもたらす、振動、音波、発電などの活用で、解決できるニーズを探っていきます。
これまでの当社で発案してきたソリューションは、デジタル機器への触覚付与といった従来の電子部品事業に近い業界へのアプローチが主でした。本プログラムでは、他の業界・業種の皆様と交流することで、予想外のものや新しい価値などのセレンディピティを期待しています。

また、近年、自然災害や人為的ミスによる悲しい事件、事故は後を絶ちません。それらを未然に防ぐことのできるような新たな社会課題の発掘や解決のためのソリューションを一緒に創出していきたいと考えています。

<開拓したい領域>
・医療、建築、エンタメ、アパレル、教育、農業、スポーツ、美容、リラクゼーション癒し、観光、動物・害虫駆除 等々。

圧電セラミック素子の機能を活かしたおもしろアイデアをカタチにしたい(シーズ思考の募集)

圧電セラミック素子には、3つの特長があります。
①電気を信号に変換して、振動を発生させる機能を活かした振動部品。
②発生させる振動を音に変換して音波発生部品としての機能。
③振動を電気に変換できる振動発電。

“振動・音波・発電”といった機能そのものを起点に考えた時に、面白いアイデアが生み出されるのではないか?と考えています。
世の中にまだない、こんなのあったら面白そう!という視点で、圧電セラミック素子を活用した新たな使い方を募集します。

<現在、圧電セラミック素子が使われている商品>
・超音波洗浄機
・魚群探知機
・車の衝突防止用センサ
・超音波エコー
・超音波メス
・スピーカー
・ハイレゾイヤホン

スタートアップが活用できる太陽誘電株式会社の経営資源(リソース)

・世界初の製品を創り出す「開拓者精神」×「コア技術」

私たち太陽誘電は「素材の開発から出発して製品化を行う」という創業者の考えのもと、電子部品を中心に研究開発を行ってまいりました。これは、太陽誘電の強みでもあり、「アキシャルリード型磁器コンデンサ」や「CD-R」を世界で初めて商品化したりと、多くの「世界初」の製品を生み出してきました。

私たちはスマートフォンをはじめとする通信機器や自動車、情報インフラ・産業機器など、人々の暮らしに欠かせない多様な電子機器に搭載する電子部品の開発・製造・販売を行っています。なかでも、積層セラミックコンデンサ(MLCC)の世界シェアは第3位(2021年12月時点(当社調べ))、世界最小のMLCC(2021年12月時点(当社調べ))を生み出し続けるなど、技術力は世界トップレベルです。

太陽誘電では、セラミックを主とした材料、プロセス技術、設計、評価技術まで幅広いコア技術を保有しております。「桁を変える」を研究開発方針に、他社には負けないように高い水準を常に維持できるよう、各部門で分担して研究開発を行っています。


・圧電アクチュエータに関する技術、ノウハウ

太陽誘電の圧電アクチュエータは、積層セラミックコンデンサで培った材料技術や積層・薄層化技術によって、高変位、低消費電力といった優れた特徴があります。長年にわたる応用商品開発で得られた振動の制御や筐体サイズの影響など、適用先に応じたデバイス設計技術を保有しています。

また、圧電セラミック素子開発に必要な材料開発~プロセス技術はもちろんのこと、モジュール化や振動データ解析までの技術を一通り保有しています。

・開発研究所

開発研究所では「10年後を妄想し、5年後を描き、3年後を実現する」をコンセプトとして、  
1.No.1を目指す卓越した材料技術の実現   
2.社会ニーズにマッチしたソリューションの提案 
の2つを基本方針として開発を行っています。
材料開発~プロセス設計~評価分析技術までの研究開発に取り組んでいます。

開発研究拠点として群馬県高崎市にR&Dセンターを設けており、2020年11月には神奈川県川崎市に新たな拠点「新川崎センターSOLairoLab(そらいろラボ)」を開設しました。こちらでは情報収集・マーケティング機能、アプリケーション・ソリューション開発機能を担っています。

新川崎センターSOLairoLabには協創エリア、テストルームなどがあり、簡単な実験ができるようになっています。アイデアを出し合い、実際に手を動かし協創を加速させられる空間になっています。また、ベンチャールームを用意しています。こちらは協創先のベンチャー企業や共同研究先の大学等にスペースを解放し、常駐していただくことで協創を促進させるエリアとなっています。

・プログラムに取り組む体制

技術開発のグループと開発企画グループで本プログラムに取り組んでおります。
シーズとニーズ双方からの議論を行い、生まれたアイデアを素早く形にできる体制を整えております。

・大学や研究所とのコネクション

様々な大学や研究所との共同開発実績、学会発表実績があり、必要に応じてそのコネクションを利用することができます。

・拠点

関係会社も含め、国内24拠点、アジアに22拠点、北米に6拠点、欧州に3拠点ございます。
海外生産比率約68%、海外売上高比率約90%となっており、世界5か国で生産を展開しており、世界に32の販売拠点をもつグローバルな会社です。
電子部品の需要拡大に対応するため、2021年~2025年の5年間累計で3000億円の設備投資を計画しています。環境対策投資やIT投資、安全で快適な職場づくりのための投資も実施しております。

・費用負担

採択後、実証実験や開発費の費用負担が可能です。

プログラムへの意気込み

機能性豊かな圧電セラミック素子は、各企業様のおもしろいアイデアとコラボレーションすることで、今までにない新しい価値を創造できると感じています。ぜひ、当社と一緒に未知の新しい可能性に踏み出しましょう!

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PORT編集部https://port.creww.me/
PORT by Crewwは、Creww株式会社が運営する、社会課題をテーマに、新規ビジネス創出を目指すスタートアップ、起業家、復業家、 企業をつなぐ挑戦者のためのオープンイノベーションメディアです。
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