
共創プログラムに取組む背景とは?
JFEエンジニアリングは、くらしの礎を「創る」「担う」「つなぐ」総合エンジニアリング企業として、環境・エネルギープラント・橋梁などの構造物の建設・運営や、リサイクル・発電事業などの事業運営を展開しています。
都市環境分野では、リーディングカンパニーとして環境・上下水などのプラントを中心として、長きに亘りオペレーション・メンテナンスのノウハウを培い、公共サービス分野で数多くの官民連携事業を手掛けています。
今回のプログラムでは、当社が建設・運営を手掛ける廃棄物処理施設(清掃工場・ごみ焼却施設)を、SDGsに貢献する施設としてさらに進化させる技術・アイデアを募集します。
廃棄物処理施設は、廃棄物を処理するという主目的に加え、焼却熱を利用した発電を行うプラントがほとんどであり、クリーンなエネルギー創出により循環型社会への実現に貢献しています。また、防災や環境教育などさまざまな地域活動への貢献も期待されています。これらの実現に向けた課題解決、新しい価値の創出に貢献する技術・アイデアをお持ちのスタートアップの皆様の募集をお待ちしています。
JFEエンジニアリング アクセラレータープログラム
▶︎募集期限:2022年7月1日(金)20時まで。
▶︎対象企業:国内外すべてのスタートアップ。業種不問。
▶︎参加費:無料
▶︎主催:JFEエンジニアリング株式会社
共創プログラムで実現したいこと
ごみ焼却プラントの最適な運営による持続性の向上
ごみ焼却プラントを安定かつ最適に制御し、適切に設備メンテナンスを実施することは、生み出すエネルギーの最大化及び発生するCO2の最小化に繋がり、より環境にやさしい持続性のある運営事業を実現します。今回、これらの実現に貢献するデジタル技術を募集します。また、生み出した熱・電力の利活用アイデアも募集します。
デジタル技術・DXによる施設運営業務の効率化や安全・快適な職場環境の実現
廃棄物処理施設ではごみ焼却プラントの操業・維持に加えて、持ち込まれるごみの受付・計量・料金徴収やごみの分別・搬入、また植栽や清掃などの様々な施設維持に関わる業務があり多くの方々が働いています。今回、デジタル技術の活用によるこれら施設運営業務の効率化や安全・快適な職場環境の実現に貢献する技術・アイデアを募集します。
魅力ある廃棄物処理施設の実現・施設を通じた地域への貢献
廃棄物処理施設は、ごみの焼却機能のみならず、施設見学や情報発信を通じた環境教育の実施、地域交流拠点としての施設の開放や交流イベントの実施、耐震性を有する防災施設としての災害発生時のエネルギー供給や避難所活用など様々な機能・活動により地域課題解決に貢献しています。今回、多様な技術・アイデアの募集を通して、さらなる魅力ある施設・SDGsなどの地域課題解決に貢献する「未来の廃棄物処理施設」を目指します。
スタートアップが活用できるJFEエンジニアリング株式会社の経営資源(リソース)
・顧客基盤・実証実験フィールド
当社では全国に多数の廃棄物処理施設の運営事業を手掛けており、プラント施設・設備を使っての検証活動が可能です。検証後は既存運営施設での導入・今後の設計・建設における導入や、顧客への共同提案を検討していきます。
また、自社保有の実証実験用プラント(https://www.jfe-eng.co.jp/products/5gip/5gip01.html)を使っての検証活動も可能です。また、廃棄物処理施設以外の建設・運営も多数実施しており、これらの現場などを使った検証活動・トライアルも検討が可能です。
・当社で保有するのデジタル技術・データ基盤
当社のプラント遠隔監視拠点であるグローバルリモートセンター(GRC)や、プラント統合運営システム(J-Answer)・AIを活用した焼却炉自動運転AIシステム(BRA-ING)など当社独自のデジタル技術、データ基盤を活用した提案が可能です。
自社データプラットフォームで収集・蓄積しているプラント機器のデータの活用も可能です。
・技術リソースおよびノウハウ
自社での研究開発や、産官学連携における研究活動を行っており、それらの研究成果や、インフラプロジェクト推進に関わる設計・調達・構築ノウハウを活用いただけます。また、自社内に製作所を保有しており、大小問わずハードウェアプロトタイプの製作が可能です。
・共同事業における資金面のサポート
アイデア採択後、実証実験の費用負担や、将来的な出資が検討可能です。
プログラムへの意気込み
当社はニーズのあるところすべてを事業フィールドに、これまでになかった価値や市場・お客様を創造することで新しいサービス・ビジネスモデルの創出に取り組んでいきます。 みなさまからの多数の応募お待ちしています。
