12.8 C
Japan
水曜日, 12月 6, 2023

ヘルステックスタートアップ「ユカシカド」|前澤ファンドなどから総額約15億円の資金調達を実施

2021年1月1日、ユカシカドは、前澤ファンド等を引受先とする第三者割当増資、及び日本政策金融公庫からの融資により総額約15億円の資金調達を実施した。

調達の背景と目的

ユカシカドは、この度、株式会社前澤ファンド(※1)等を引受先とする第三者割当増資、及び日本政策金融公庫からの融資により、総額で約15億円の資金調達を実施した。

財務基盤の強化を図るとともに、尿で栄養推定吸収量や栄養バランスを測定するパーソナル栄養検査キット「VitaNote(ビタノート)」「VitaNote Quick(ビタノートクイック)」、検査結果からオーダーメイドでつくるサプリ「VitaNote FOR(ビタノートフォー)」を始めとする栄養検査/改善事業の成長のため、主に下記の用途で積極的な投資を行っていく。

1.大規模プロモーション実施による栄養改善市場の拡大
2.パーソナライズされた栄養改善体験の進化
3.​人材採用による組織力強化/研究開発の推進

※1 前澤ファンドは、前澤友作氏の個人資産をもとに、「社会課題の解決」や「趣味の追求」を事業テーマに掲げる起業家や団体に出資を行う株式会社である。 

ユカシカドのこれまでと今後の戦略/展望

■PERSONALIZED NUTRITION(パーソナライズドニュートリション)の大衆化を目指して

現代人のライフスタイルの変化とともに、偏食/過食/欠食などを要因とした栄養課題は顕在化している。
高齢者の低栄養(フレイル)問題、成人男女に見られる新型の栄養失調など、飽食の時代にあって適切な食生活や栄養摂取が成されないことで、介護問題や生活習慣病患者の拡大といった問題が懸念されている。
さらに、新型コロナウィルス(COVID-19)によるパンデミックが、感染症に対抗しうる健康な身体をつくること、そのための栄養摂取、食生活改善に対する危機意識を世界的に引き上げるきっかけにもなり、栄養改善の重要性に注目が集まっている。

ユカシカドは2013年に創業、まもなく9期目を迎える。
ユカシカドは、栄養検査により栄養推定吸収量、バランスを定量的に評価し、数値に基づいた適切な栄養改善を一人ひとり異なる状態に合わせて提供する“PERSONALIZED NUTRITION”をコンセプトに、これらの問題について創業以来取り組んできた。

栄養改善を、健康意識の高い一部の人、疾病や身体の諸症状に課題をもつ一部の人に限られたものではなく、全ての人が当たり前に、意識せず享受できる世界を実現する。
ユカシカドは、この度の資金調達によって、より速く・広く・強く上記の世界を実現していきたいと考えている。
 

ユカシカド栄養検査/改善事業の取り組み

2014年:自社サプリメント製造工場を開設
2017年:パーソナル栄養検査キットVitaNote、検査結果でつくるオーダーメイドサプリVitaNote FORリリース
2018年:ビタミン・ミネラル分野研究パートナーとの独占契約による研究開発体制の構築
2019年:株式会社資生堂、国立スポーツ科学センター(JISS)等、外部との共同研究
2020年:ワンコイン栄養検査キットVitaNote Quick、栄養改善アプリリリース(iOS/Android)

ユカシカドについて

PERSONALIZED NUTRITION(パーソナライズドニュートリション=一人ひとりにあった栄養改善体験)を事業コンセプトに掲げ、栄養検査・栄養改善に関するソリューションを総合的に提供するヘルスケアカンパニーである。

社名株式会社ユカシカド
設立2013年3月15日
所在地東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山 コスモスサウス3F
代表者代表取締役CEO 美濃部慎也
事業概要栄養検査事業、栄養補助食品の製造・販売
URLhttps://www.yukashikado.co.jp/
Facebook コメント
PORT編集部https://port.creww.me/
PORT by Crewwは、Creww株式会社が運営する、社会課題をテーマに、新規ビジネス創出を目指すスタートアップ、起業家、復業家、 企業をつなぐ挑戦者のためのオープンイノベーションメディアです。
- Advertisment -
- Advertisment -

Featured

【安藤ハザマ × Cube Earth】日米特許技術で世界の都市OSにイノベーションを起こす

【Creww Growth活用協業事例インタビュー】安藤ハザマは、2022年度のアクセラレータープログラム「安藤ハザマ 新規事業共創プログラム2022」で、米国と日本で特許を取得している地理情報システムのプラットフォーム「Cube Earth」を活用し、自治体へ「スマート防災システム」を提供しているスタートアップ企業 「Cube Earth」を採択。自治体危機管理のDX化の一環として、防災システムやスマートシティ、ドローン、デジタルツインのシステムなど、次世代の社会インフラ基盤を開発するスタートアップだ。具体的にどのような取り組みを進めているのか。安藤ハザマ 経営戦略本部イノベーション部副部長の堀井浩之氏と、Cube Earth代表取締役会長の阿藻成彦氏、代表取締役社長の武田全史氏に話を伺った。

【三機工業 × スタートアップ】選ばれ続ける会社になる|スタートアップとの共創に挑む新しい歩み

【Creww Growth活用協業事例インタビュー】2025年に創立100周年を迎える三機工業株式会社は、2050年ビジョンに掲げた「選ばれ続ける」企業になるため、コア事業の強化や三機ブランドの向上に努めると同時に、会社の「信頼」を高める新施策も積極的に推進しています。 そこで、新たな取り組みの1つとして、「SANKI オープンイノベーションプログラム2023」に挑戦。初めてのアクセラレータープログラムに挑むファシリティシステム事業部 佐々木 宏之氏、経営企画室 経営企画部 石綿 央氏、 徳田 直也氏に、それぞれの立場から率直な想いを伺いました。

【安藤ハザマ × エアデジタル × 久喜市】デジタルスポーツで健康寿命の延伸に挑む!

【Creww Growth活用協業事例インタビュー】オープンイノベーションによる新規事業創出を推進している総合建設会社の安藤ハザマは、2022年度のアクセラレータープログラム「安藤ハザマ 新規事業共創プログラム2022」でデジタルスポーツ空間開発やデジタルスポーツフィールドの運営を手掛けるエアデジタル株式会社を採択した。 その後、安藤ハザマ、エアデジタル、埼玉県久喜市の3者で連携協定を締結し、久喜市内のショッピングモール施設「アリオ鷲宮」に出店している国内最大級のデジタルスポーツクラブ「スポーツ60&スマート」で協業を進めている。具体的にどのような取り組みを行なっているのか。 安藤ハザマの本社経営戦略本部イノベーション部担当課長・榊原翼氏と、エアデジタル代表取締役・前田相伯氏、久喜市役所 健康スポーツ部スポーツ振興課所属・金澤剛史氏に話を伺った。

【スタートアップ募集】地域の健康をケア|新規事業で地域に根差した未来のアイセイ薬局へ

【スタートアップ募集】アイセイ薬局は、全国に400店舗を超える調剤薬局を展開しています。まもなく創業40周年を迎える今、次なる事業の柱を求めてアクセラレータープログラムに挑戦!地域の人々に必要とされる薬局を目指し、新規事業創出の可能性を模索します。本インタビューでは、アイセイ薬局がなぜ今スタートアップとのオープンイノベーションに挑むのか、株式会社アイセイ薬局 事業企画部部長の堀浩之氏に話を伺いました。
Facebook コメント
jaJA