12.8 C
Japan
土曜日, 10月 31, 2020

2020年の教育改革に先立って、未来を担う子どもたちに最適な教育を提供するスタートアップ『ハクシノレシピ』

2020年から順次実施される次期学習指導要領では、「主体的な学び、対話的な学び、そして深い学び」の実践が理念に掲げられ、知識の理解とともに、資質と能力を育むことを目的とした教育の充実が図られていく。Hacksiiは、アクティブ・ラーニング」×「食事づくり」の観点で独自に生み出した教育概念、“キッチン学”を自宅で学べる『ハクシノレシピ』というマンツーマンの料理レッスンサービスを提供しているスタートアップ企業だ。株式会社Hacksii(ハックシー)代表取締役CEOの髙橋 未来さんにお話を伺った。

※この記事は、2019年1月30日、Startup ismにて公開された記事を転載しています。

株式会社Hacksii(ハックシー)代表取締役CEO  髙橋 未来氏

“キッチン学”を通じて能力を育む教育サービス『ハクシノレシピ』

当社は、「アクティブ・ラーニング」×「食事づくり」の観点で独自に生み出した教育概念、“キッチン学”を自宅で学べる『ハクシノレシピ』というマンツーマンの料理レッスンサービスを提供しています。

『ハクシノレシピ』は、キッチン学のプロである「エプロン先生」が利用者の自宅に訪問して、子どもと一緒に料理を作るサービスですが、育児代行や家事代行のサービスとは異なり、メニューを決めるところから調理、盛り付けまでを子ども主体の自由な発想で行うため、“自分で考えて主体的に行動できる能力”を育てるための「教育」を軸にしている点が最大の特徴です。

『ハクシノレシピ』は、利用者がサイトから申し込んだ後、アレルギー疾患による食事に関する問題や子どもの性格などをヒアリングした上でエプロン先生が家庭に訪問します。当日は事前ヒアリングに基づき、季節や好み、家にある食材などを踏まえて子どもが主体的に考えて作り始めます。基本プランは訪問から料理が完成するまで約2時間ですが、子どもと一緒に買い物に行く3時間プランや、一緒に食事をして食器の片付けまで行うオプションも用意しています。

また、サービス名である『ハクシノレシピ』には「白紙」=「一切既存のレシピを使わずに自分で作り上げていく」という意味を込めており、エプロン先生は計量カップや計量スプーンを一切使わず、子どもの主体性を尊重しながら考える力と対処力を養い、料理が完成するまでの各工程で子どもたちをサポートしています。


安心して利用できるサービスにするために

『ハクシノレシピ』は、エプロン先生が利用者のご自宅に伺い、マンツーマンレッスンを行うサービスのため、他人を家に上げることに抵抗がある方も少なくないと思います。当社では、全員当社規定の実践テストに合格しているプロフェッショナル人材のみを派遣しているため、お子さまのいらっしゃるご家庭でも安心して利用いただけます。

また、サービスをご利用いただく前にはエプロン先生のプロフィールと写真をお送りすることで、少しでも安心していただくことや、SNSを通じたエプロン先生に関する情報発信などにより、サービス利用に関する不安の払拭に努めています。

エプロン先生が子どもの料理をサポート

2018年11月にスタートした新しいサービスですが、利用頻度としては、週に1回、または2週間に1回のペースで利用されている方が多く、実際に子どもの行動に関する変化や偏食の改善などの報告を多数いただいており、“キッチン学”を通じて養われる思考力や創造力、対処能力の向上が目に見えて表れています。

現在は、メニューを考えて料理を作り終える工程までを一緒に手掛けていますが、これからの時代を生き抜いていく子どもたちの教育という観点から、自分で作った料理に関する学びを自分の言葉で表現させ、基礎的なプレゼンテーション能力を養うためのshow&tellというコンテンツを、1月より提供開始しました。


ビジョンは「すべての人が自分で考えて主体的に行動する社会の実現」

2020年から順次実施される次期学習指導要領については、「主体的な学び、対話的な学び、そして深い学び」の実践を理念に掲げた教育の取り組みがされ、知識の理解を高めるとともに、資質と能力を育むことを目的とした教育の充実が図られます。

AIやIoTに始まるテクノロジーが目まぐるしく進化する時代において、アメリカでも少なくとも10年~20年程で総雇用者の47%の職業が機械に代替されていく可能性が高まるといわれており(オックスフォード大学准教授、マイケル・A・オズボーン博士) 、日本も同様に、これからはロボットを使いこなしていくような、主体性のある人材にならなければいけないことから、アクティブ・ラーニング(能動的学習)にはじまる主体性を育む教育が必要だとされています。

”キッチン学”を通じて未来に通用する人材を育てるため、現在は3~12歳の子どもを対象としてサービスを提供していますが、数年以内にはターゲット層を広げ、問題解決能力向上プログラムとしてビジネスに応用させたり、脳を働かせるトレーニングとして高齢者向けの認知症予防にも展開してきたいと考えています。

そのための施策として、まず、2019年4月に「エプロン先生のスペシャリスト」ともいえる、利用者からの指名が最も多い人材を正社員として雇用することからはじめ、エプロン先生の教育・サポート体制を強化することで、より一層のサービス向上を図ります。

また、今後のサービス拡大に伴うエプロン先生の増員を視野に入れており、定期的な採用説明会を随時開催する予定です。これらの施策を通じて「すべての人」に役立つキッチン学を普及させていきたいと考えています。

社名株式会社Hacksii
設立2018年10月11日
所在地東京都品川区大崎4丁目1-7
代表者髙橋未来
事業概要教育全般の支援事業
URLhttps://hacksii.co.jp/
PORT編集部https://port.creww.me/
PORT by Crewwは、Creww株式会社が運営する、社会課題をテーマに、新規ビジネス創出を目指すスタートアップ、起業家、復業家、 企業をつなぐ挑戦者のためのオープンイノベーションメディアです。
- Advertisment -

Featured

【新規事業開発インタビューvol.1】Freeat_食品ロス削減の仕組みを創る(前編)

“本業を退職せず”事業創出を実現できるインキュベーションプログラム「STARTUP STUDIO by Creww」にてプロジェクトを推進するファウンダーインタビュー連載。第一弾は、食品ロス削減の仕組みを創る「Freeat」の小嶋 亮 氏にお話を伺いました。スタートアップスタジオで本業を続けながら事業開発をするメリットや、ぶっちゃけ大変なこと、失敗談などなど…ここでしか聞けない生の声を赤裸々に語っていただきました。 前編では、プロジェクトの発足背景、仲間集めのポイント、プロジェクトを推進する上で行った事を伺いました。

コロナ禍の新たな顧客体験構築に挑む、店舗業務効率化SAASスタートアップ

成長の加速を落とさないスタートアップにフォーカスをして、失敗事例や克服のストーリー成功体験など、生の声を配信している連載「スタートアップの流儀」。今回は、Leretto(リリット)の代表取締役社長である辰巳 衛氏にお話を伺いました。

シードラウンド調達完了|廃棄物業界の省力化・効率化に取り組むファンファーレを紐解く

成長の加速を落とさないスタートアップ企業にフォーカスし、「失敗事例や克服のストーリー、成功体験」など、生の声をこれから成長していくスタートアップに参考にしてもらえるお話をお届けする「スタートアップの流儀」。 第二回目のゲストは、テクノロジーを活用して廃棄物業界の省力化や効率化を目指す、ゴミテック領域のスタートアップ、ファンファーレ株式会社の代表取締役 近藤志人さんにお話を伺いました。

丸紅に根付くスタートアップとの協業文化。1年の開発を経てIoT製品を商品化へ

「お金で買えない価値を売りたい!〜コンセントの先の未来へ〜」というコンセプトで、2018年にアクセラレータープログラムを開始した丸紅電力本部。IoT製品である、コネクテッド・バッテリー「みまもり電池MaBeee」を開発しているスタートアップのノバルスと、1年間の開発・協議を経て、2020年8月より丸紅ソーラートレーディングより販売を開始した。具体的にどのようにプロジェクトを進めてきたのか、丸紅ソーラートレーディングの青木健治氏と、ノバルス代表の岡部顕宏氏に話を聞きました。