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火曜日, 5月 26, 2020

自らつくりだす新しい出会い方、新しい働き方

空き時間に気軽にお茶できるサービス「CoffeeMeeting」や、気軽に空き時間を売買できるサービス「TimeTicket」といったサービスの運営を通じて、人と人との新しい出会いをつくってきた株式会社レレレ。
これらのサービスは、企画・デザイン・プログラミング・運営、すべてが代表の山本の手によってつくられ、リリースされている。
※この記事は、2016年4月28日、creww magagineにて公開された記事を転載しています。

なにか、誰かとつくりたい、に応える「InstantTeam」

― つい先日、2016年4月5日に「InstantTeam」をリリースしましたよね。おめでとうございます。

ありがとうございます。インスタントチームは気の合う人と緩く繋がる新しいコミュニティサービスで、スタートアップ、勉強会、サイドプロジェクト、趣味のチームを気軽につくることができます。

―コミュニティサービスですね。特徴はどんなところにありますか?

「緩く繋がる」というのが肝なんです。というのも、β版の時に、「空き時間を有効活用しよう」という、少し意識の高さを求めるニュアンスのキャッチコピーにしたらうまく伸びなくて、コピーを変えたら伸びたんです。

登録してくれたユーザーは想定よりアクティブなので、登録者の母数を大きくすることが現状の課題なので、これからもっと登録しやすくします。

InstantTeam
気の合う人と緩く繋がる新しいコミュニティサービス「InstantTeam」

知見を実践で身に付け、サービスをブラッシュアップ

―「InstantTeam」以外にも、「CoffeeMeeting」や「TimetTicket」といったユニークなサービスをリリースしていますが、これらに共通するものは、「人と出会って、時間を有効活用する」ということですよね。こういったサービスのアイディアがあって、元々、起業したかったのでしょうか。起業に至るまでの経緯を教えてください。

大学卒業後、 カルチャーに興味があったこともありマスコミ志望でしたが、それは叶わなかったんです。そこで就職したのが、株式会社富士総合研究所(現みずほ情報総研株式会社)。このキャリアだと手に職がないと話にならないだろうと考えて、上司にお願いして、SEになりました。とはいえ、ディレクター的なことで、自分が手を動かして開発するということにはならなかったです。

2005年頃に「mixi」や「はてな」を見ていて、とても面白いと思ったのをきっかけに、個人的に自分が使いたいサービスをつくりはじめました。それがあって、2006年にフィードパス株式会社、2009年に株式会社リクルートメディアコミュニケーションズで開発職に就くことができました。 そんな風に企業に勤めつつ、個人的にサービスはつくっていたものの、最初は全然うまくいかないんです。

― それは他に仕事をしているからうまくいかない、というのではないですよね?

はい。知見が自分に足りなかったからです。トライアンドエラーを繰り返して、PRや拡散の仕方、キャッチのつけ方がうまくなっていきました。会社のなかでつくりたいサービスを生み出していくのもひとつの手段ですが、自分の責任100%という環境のなかでやると自分の実力も分かります。

― やはり、つくり続けていくと、開発はうまくなりますか?

そうですね。どんどん要領を得ていきます。それと、やるべきところまでやり切る胆力がつくんですね。以前はリリースしてダメだと諦めていました。それが手を加えていくことで潮目が変わるというのが分かってきたので、プロダクトマーケットフィットができるようになっていきました。

そうこうして軌道に乗ったサービスが、2012年2月にリリースした「CoffeeMeeting」。コーヒー1杯を飲む時間を一緒に過ごしたい人と出会えるサービスなのですが、これがうまく広がりだしたので2012年5月に株式会社レレレを設立しました。

TimeTicket
コーヒー1杯を飲む時間を一緒に過ごしたい人と出会えるサービス「CofeeMeeting」

その後は、2014年7月、空き時間を売買できるサービス「TimeTicket」をリリースしました。facebookのユーザーと相性が良かったのだと思いますが、拡散の勢いも強く、「TimeTicket」ではリリース後3ヶ月で約5,000枚のチケットが発行され、売れた時間の合計も1,000時間を超えました。

TimeTicket
空き時間を売買できるサービス「TimeTicket」

人の魅力を知るからこそ、束縛せず、自由に集まりたい

― 人と協働することが好きで、幾つもサービスを展開していくと、社員を増やす方にも関心が行くと思いますが、複数人の会社にしないことにポリシーはありますか?

今はそのタイミングではないということが最も大きいです。

あとは「ひとつの会社でフルタイム」という働き方が、必ずしも現代の都会で働く若年層にフィットしているとは思いません。特にITの分野はプロジェクト毎に動いていく方が自然ですし、出社する必要がないことも多いですよね。会社で働きながら、「InstantTeam」でサービスを始めて、軌道に乗り始めたら起業するというのを提案したいというのもありました。今回の「InstantTeam」の先にあるものは、新しい働き方の提案ですね。

それに僕のやっているサービスは、どれもいろんなところに営業をかけてやっていくものではないんだろうというのもあります。組織の維持や意思に引きずられてサービスをダメにするようでは本末転倒なので、ひとりで、コワーキングオフィスに行くところに落ち着いています。


株式会社レレレ・山本大策CEOのCrewwページ
CoffeeMeeting
TimeTicket
InstantTeam

執筆
PORT編集部 
「PORT」はCreww株式会社が運営する、社会課題をテーマに、新規ビジネス創出を目指すスタートアップ、起業家、復業家、 企業をつなぐ挑戦者のためのオープンイノベーションメディアです。
PORT編集部https://port.creww.me/
PORT by Crewwは、Creww株式会社が運営する、社会課題をテーマに、新規ビジネス創出を目指すスタートアップ、起業家、復業家、 企業をつなぐ挑戦者のためのオープンイノベーションメディアです。

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※この記事は、2016年2月8日、creww magagineにて公開された記事を転載しています。

タテからヨコへ変わりゆく世界

以前、「会社はコミュニティ化し、仕事はプロジェクト化する」という記事をエントリーしました。あれから1年。2020年という、世界と日本にとって節目となるであろうこのタイミングで、急激に変わりゆく世界を私なりに考察し、「タテからヨコへ変わりゆく世界」という概念でまとめてみました。昭和〜平成を「タテの世界」。令和を起点とする未来を「ヨコの世界」と定義しています。 タテの世界 タテの世界とは、際限なくタテに伸びていく階層構造(ヒエラルキー)です。上と下の概念は、主従関係や強制力と相性が良く、約70年前の世界大戦時においては「国家(軍隊)」、60年前の高度経済成長期は「会社」が代表的な組織構造でした。 上から下へ働く重力は中央集権と金融資本主義を加速させ、誰かや何かとの比較を肥大化させるエンジンとなります。仕事はニュートンのリンゴのように上から落ちてきます。集団の中で、リンゴをキャッチする最も”課題解決”が上手な人間が上へ上へと駆け登り、管理がしにくい個性と美意識は同調同質の圧力に潰されていきます。 タテ型経営の行き過ぎによってビジネスパーソンは会社の歯車と化し、コンプライアンスの徹底によって決められたことしかできない、やらない思考停止状態に陥ります。地球においては資源の奪い合いと温暖化が加速化し、富と機会の二極化は国家の右傾化を招きます。これらは全て、際限なくタテに「伸び切ってしまった」社会のひずみだと感じるのです。タテを否定しているわけではありません。ただし、上と下の距離感はもはや限界に近づいているのではないでしょうか。