実証実験の内容
- 2019年より夏期間に「はやぶさ1号」に合わせて津軽半島観光に便利な津軽線臨時旅客列車(蟹田駅~三厩駅間)を運転しているが、今年は臨時列車の運転できない日の代替交通として、奥津軽いまべつ駅から龍飛崎方面へ乗合タクシーを運行する。
- 乗合タクシー運行においては、奥津軽いまべつ駅降車の「はやぶさ1号」における新幹線の予約状況等のデータを活用し、株式会社電脳交通が乗合タクシーの利用人数を予測することで最適な配車を行う。
- 新幹線の予約状況等のデータを活用する実証実験は、2021年3月に実施した山形新幹線の米沢駅の事例に次いで2例目となる。

実証実験の詳細
(1)実施期間:2021年8月1日(日)、7日(土)~15日(日)
※国土交通省東北運輸局に道路運送法第21条許可申請中
(2)実施区間:
往路:北海道新幹線奥津軽いまべつ駅停留所(津軽線津軽二股駅)~津軽線三厩駅~龍飛崎停留所間
復路:龍飛崎停留所~北海道新幹線奥津軽いまべつ駅停留所(津軽線津軽二股駅)間

(3)運行時刻:
往路:奥津軽いまべつ駅停留所 10:20発 龍飛崎停留所 11:00頃着
(はやぶさ1号「新函館北斗駅行き」奥津軽いまべつ駅10:07着から接続)
復路:龍飛崎停留所 14:30発 奥津軽いまべつ駅停留所 15:00頃着
(はやぶさ34号「東京駅行き」奥津軽いまべつ駅15:35発及び津軽線「蟹田駅行き」津軽二股駅15:54発へ接続)

(4)利用金額:1回一人あたり500円
※ おとな・こども同額。なお、小学生未満は利用金額はかからない。
※ タクシー乗車時に現金にて支払う。
(5)注意事項:
・往路で乗車したお客さまのみ復路も利用可能。 ※ 往路で整理券を配布。
・往路(奥津軽いまべつ駅(津軽線津軽二股駅)~三厩駅~龍飛崎間)は、実施区間でルート上の希望の場所で降車することができる。(途中乗車は不可)
※ 運転手に伝える。なお、安全上降車できない場所もある。
・復路(龍飛崎~奥津軽いまべつ駅(津軽線津軽二股駅)間)は、途中乗降不可。
・予約制ではないので、満席の場合もある。
・道路事情等により到着時刻が前後する場合がある。
(6)その他
・実証実験を検証のうえ、今後の更なる移動サービスの検討に活用するため、利用者にはアンケートへの回答に協力を仰ぐ予定である。なお、回答した方の中には、抽選で特産品等をプレゼント。
・本実証実験の詳細は特設HPからも確認できる。
URL:https://jrestartup.co.jp/tsugaruline/(特設HPは2021年7月オープン予定)
運行カレンダー

事業スキーム

会社概要
JR東日本スタートアップ株式会社
JR東日本スタートアップ株式会社は、JR東日本グループとスタートアップ企業との共創を推進するコーポレートベンチャーキャピタルである。
社名 | JR東日本スタートアップ株式会社 |
設立 | 2018年2月20日 |
所在地 | 東京都港区高輪2-21-42 TokyoYard Building7F |
代表者 | 代表取締役社長 柴田 裕 |
URL | https://jrestartup.co.jp/ |
株式会社電脳交通
株式会社電脳交通は、タクシーのDX推進をミッションに、クラウド型タクシー配車システムやクラウド型配車センターを事業者向けに提供すると共に、自治体や民間企業と地域交通の新サービスを開発する事業を展開している。徳島のタクシー会社から生まれたベンチャー企業である。「JR東日本スタートアッププログラム2020」採択企業である。
社名 | 株式会社電脳交通 |
設立 | 2015年12月17日 |
資本金 | 徳島県徳島市幸町3丁目101 リーガルアクシスビル4F |
代表者 | 代表取締役社長 CEO兼Founder 近藤 洋祐 |
URL | https://cybertransporters.com/ |
有限会社奥津軽観光
有限会社奥津軽観光は、一般社団法人青森県タクシー協会に所属しているタクシー会社である。現在、奥津軽いまべつ駅~津軽中里駅間で予約制乗合タクシーを運行している。
社名 | 有限会社奥津軽観光 |
設立 | 1947(昭和22)年5月 |
所在地 | 青森県北津軽郡中泊町大字小泊字小泊406 |
代表者 | 工藤 福治 |
