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金曜日, 6月 25, 2021

中堅企業こそ新規事業開発にオープンイノベーションの活用を!メリットやデメリットも解説

「オープンイノベーション」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。オープンイノベーションは新規事業開発などに活用できる取り組みとして、中堅企業を中心に近年注目を集めています。
当記事では中堅企業のオープンイノベーションの実施状況や活用によって得られるメリット、デメリットなどを紹介します。オープンイノベーションへの理解を深めていただき、今後の事業経営に活かしてください。
目次
・中堅企業におけるオープンイノベーションの実施状況
・中堅企業がオープンイノベーションで得るメリット
・中堅企業がオープンイノベーションをするデメリット
・中堅企業にこそオープンイノベーションが必要

中堅企業におけるオープンイノベーションの実施状況

オープンイノベーションとは外部の技術やノウハウを活用することで、新しいサービスや製品の創出を目指すことを指します。つまり外部連携によって自社技術と他社技術を組み合わせ、新たな商品やサービスを提供するということです。

オープンイノベーションは以前に比べれば浸透しつつありますが、中堅企業におけるオープンイノベーションの実施はあまり進んでいないのが実情です。2019年に中小企業庁が発表した「中小企業白書」によれば、中堅企業は大企業から研究開発の連携相手として期待されているというデータもあります。

ただし経済産業省が発表している平成31年の「企業におけるオープンイノベーションの現状と課題、方策について」によれば「ほとんど変化がない」と答えた企業は全体の5割弱にあたる52.3%でした。「実施しない」または「断念する」と答えた理由の多くが人手不足や経営状況にあるのです。

オープンイノベーションの実施の増加を図るには、中堅企業がより円滑に連携できる仕組みの構築が求められます。

参考:中小企業白書 2019 中小企業庁  経済産業省
企業におけるオープンイノベーションの現状と課題、方策について

中堅企業がオープンイノベーションで得るメリット

中堅企業がオープンイノベーションで得るメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは具体的に4つ紹介します。

新規事業などが人材育成につながる

オープンイノベーションは外部と連携し、新しい商品やサービスを生み出す方法です。そのため新規事業の立ち上げや運営に似ている部分が多くあります。

新規事業を立ち上げる経験や外部とのコミュニケーションスキルなどが培われ、結果的に人材育成につながりやすいのです。

中長期的なコストダウンが図れる

外部が持つ技術やノウハウを有効に活用することで、開発コストの削減や開発期間の短縮につながる可能性があります。スキルや経験を持った人材を効率的に登用できるため、人材確保も容易です。

自前ですべて開発するとなると、多額のコストと時間を投資することになり、ノウハウも一から蓄積する必要があります。オープンイノベーションの実施は時間や手間の削減につながり、中長期的なコストダウンが可能です。

異業種の新たな文化を知れる

オープンイノベーションを行うと他社との連携が活発になり、同業他社だけでなく、異業種の方とも関わる機会が増えます。異業種の文化に触れることで、柔軟な発想が養われ、新しいアイデアの創出にもつながるでしょう。人材育成はもちろんのこと、会社全体の活性化につなげることも可能です。

新たな顧客層にアプローチできる

オープンイノベーションは、自社では想定できなかった新たな顧客層へのアプローチが可能です。資金や技術、ノウハウを共有しプロジェクトを進めるオープンイノベーションにおいては、これまで損失を恐れてできなかったことにも積極的に挑戦できます。

中堅企業における新規顧客の開拓や新商品のリリースなどの創出を手助けしてくれる取り組みといえるでしょう。

中堅企業がオープンイノベーションをするデメリット

ここでは中堅企業がオープンイノベーションを行うデメリットを3つ紹介します。

技術やノウハウ流出の可能性

オープンイノベーションは外部と連携しながら進めるため、自社の技術やノウハウを公開する必要があります。その分、自社技術やノウハウが流出する可能性があることも認識しておかなければなりません。

オープンイノベーションの実施においては、公開して良い情報とクローズにする情報とを明確にし、徹底して情報管理を行う必要があります。

コミュニケーションの課題が増える

オープンイノベーションは異業種の方とのコミュニケーションに課題が出る場合もあります。認識や考え方の違いから社員や会社間でのトラブルに発展することもあるため注意しましょう。

本来持つ開発力の低下

外部技術を取り入れすぎると、本来持つ自社の開発力の低下につながるおそれがあります。特に自社の主力技術は今後も業界を生き抜くための基礎部分です。

オープンイノベーションを行った結果、自社の開発力が低下してしまっては意味がありません。自社のコアとなる開発力の維持に努めましょう。

重要なのはオープンイノベーションで得たノウハウをどのようにして自社の開発力に加えていくかです。

中堅企業にこそオープンイノベーションが必要

ここまで中堅企業がオープンイノベーションを活用するメリットとデメリットについて紹介しました。オープンイノベーションは新規事業創出や開発コストの削減、人材育成など、中堅企業にとって重要な課題をクリアする方法の1つです。

しかしオープンイノベーションはメリットだけではありません。情報流出のおそれやコミュニケーション不足による社員同士のトラブル、自社開発力の低下など今後の経営に影響を与えるデメリットも潜んでいます。

オープンイノベーションのメリットとデメリットのいずれも正しく理解し、実施の可否を冷静に判断することが重要です。企業同士が共存共栄できる効果的なオープンイノベーションを目指しましょう。

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