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水曜日, 1月 19, 2022

サムライインキュベート、定額でタクシー乗り放題 「バイタルリード」へ出資|地方の交通難民や高齢者の移動機会を増加

創業期のスタートアップから出資・インキュベーションを行うサムライインキュベートは、運営する「Samurai Incubate Fund6号投資事業有限責任組合」より、バイタルリードへ出資・成長支援することを決定した。

バイタルリードについて

バイタルリードは、地方の公共交通が行き届いていない過疎地に在住の高齢者など交通難を抱えている人を対象に、定額でタクシーに乗り放題な「TAKUZO」を提供している。5,000円程度の月額料金で回数制限なく乗合い形式でタクシーに乗車することができる。高齢者でも利用しやすいように現在は電話で配車受付し、平日8:30〜16:00の時間内で配車予約から最短1時間で乗車が可能である。また地元のタクシー会社と連携し、2種免許保有のプロドライバーが運転するため安心して利用可能だ。

近年地方の公共交通機関は、毎年多数の路線廃止や民間事業者の撤退が起こり、さらに過疎化により維持が難しくなっている。しかしながら地方ではより高齢化が進み、特に免許非保有者にとっては移動がとても不便な状況が加速している。外出時のメインはタクシー利用や知人・親族による送迎ですが、タクシーは自由が効く一方で料金が高く、片道数千円かかってしまうことも少なくない。また知人・親族の送迎は、送迎者の予定に合わせたり、両者共に気を遣うというストレスを抱えることも考えられる。

バイタルリード社の「TAKUZO」では、タクシーより安価に、気軽に依頼できて出かけたい時に利用することが可能である。独自のアルゴリズムを用いて配車するため、AIによる配車最適化システムとは異なり、タクシーの供給量も需用量も数として多くない地域でも最適化することができる。

「TAKUZO」は2019年11月より、人口約530人の島根県大田市井田地区にて実証実験を行ってきた。70〜90代の高齢者を中心に利用され、現在本格サービスの提供をしている。

サムライインキュべートは、創業以来継続してシードを中心とするスタートアップへ出資・成長支援を行っているが、2020年9月より中四国地方のベンチャーキャピタルと共に起業家支援を行う「中四国Startup Runway」をスタート※し、中四国エリアの起業家支援にも注力している。
また、本投資においては「中四国Startup Runway」のプラットフォームを活かし、「とっとり地方創生ファンド投資事業有限責任組合2号」を運営するとっとりキャピタル株式会社との協調投資が実現した。

注釈:2020年9月29日付 プレスリリース参照
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000133.000014738.html

バイタルリード会社概要

社名株式会社バイタルリード
設立1998年4月8日
所在地島根県出雲市荻杼町274番地2
代表者代表取締役  森山 昌幸
事業概要公共交通計画、道路計画、住民合意形成、景観計画、環境計画、高齢者福祉、商業振興、観光振興、情報技術の活用、物流の高度化などのコンサルタントを展開
URLhttps://www.vitallead.co.jp/

代表取締役 森山 昌幸氏 コメント

当社は公共交通計画コンサルタントを主業務としており、中四国エリアの過疎地域で多くの実績を有しています。2年前から地方部の公共交通を革新するシステム『TAKUZO』を展開しており、地方部における定額乗り放題乗合タクシーをAIオンデマンド配車システムを導入して運行を支援します。
今回調達した資金は、『TAKUZO』の機能強化に向けた開発、および開発エンジニア等の人的資源獲得による社内の事業推進体制の強化に充てることで、円滑でスピード感を持った事業展開を行います。
また、VCからの調達では、担当するキャピタリストとの相性が重要だと多くの方からお聞きしてましたが、今回初めてお話しした時から平田さんに支援していただきたいと思い、サムライインキュベート様にお願いをいたしました。
この調達を契機として、私たちは地方部の公共交通を持続可能とし、利用者の幸せな生活を守り続けるために、『TAKUZO』と交通計画コンサルタント技術を全国の皆様にご提供します。

本出資について
Capitalist Investment Group 平田 拓己

地域の公共交通課題に対し、中四国エリアに根を張り長い期間にわたってチャレンジしてこられたバイタルリード社と共に、新たに地方交通の課題に向き合い、地方のリアルな現状を知っているからこそできる同社ならではの解決策を徹底的に突き詰め、地方でも不自由なく豊かに暮らせる社会を実現していきたいと思っています。また個人的に今回は、業歴が長い社員の方も多くいらっしゃる企業との初のチャレンジですが、私自身皆さんから学ばせていただき、さらに大きなチャレンジに向けてスピード感持って進めるようにご一緒したいと考えています。今回の出資にあたって、昨年より「中四国Startup Runway」にてご一緒しているとっとりキャピタル社と協調投資という形を実現でき、本プラットフォームの可能性を実感しました。引き続き、中四国エリアだからできる領域への投資を加速させていきたいと思います。

「とっとり地方創生ファンド投資事業有限責任組合2号」概要

ファンド名称:とっとり地方創生ファンド投資事業有限責任組合2号
ファンド総額:3億円
出資者:有限責任組合員(鳥取銀行、鳥取信用金庫、倉吉信用金庫、米子信用金庫、鳥取県信用農業協同組合連合会、鳥取県信用保証協会)
    無限責任組合員(とっとりキャピタル株式会社)
ファンド運営者:とっとりキャピタル株式会社
組合存続期間:10年間
投資対象:起業創業、事業拡大、農林水産分野、円滑な事業承継等

サムライ6号ファンド概要

名称:Samurai Incubate Fund6号投資事業有限責任組合
投資対象国:日本、イスラエル、アフリカ
投資対象領域:物流、ヘルスケア、リテールテック、フィンテック、建設、MaaS中心
投資ラウンド:プレシード〜シリーズA
投資金額:500万円〜5,000万円程度

サムライインキュベート会社概要

社名株式会社サムライインキュベート
設立2008年3月14日
所在地東京都港区六本木1-3-50
代表者代表取締役 榊原 健太郎
URLhttps://www.samurai-incubate.asia/
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