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木曜日, 8月 11, 2022

伝統企業も新規事業立ち上げが必要!持続的事業成長に必要なこととは

長年の歴史からブランド力や固定客を確保してきた伝統企業の経営者でも、グローバル化で激化する競争市場や国内市場の停滞から事業の将来性に不安を感じているかもしれません。不安を解消するためには、伝統企業といえど新規事業の立ち上げも検討しておくことが大切です。
この記事では、伝統企業を取り巻く課題を整理した上で、打開策としての新規事業をいかに進めるかを紹介します。

伝統企業を取り巻く課題とは

日本の多くの伝統企業は地元での知名度や固定客を武器に他社との競争に打ち勝ち、今まで生き残ってきました。しかし、近年の目まぐるしい変化から以下のような深刻な課題を抱える企業が増えています。

後継者不足

現在、日本の中小企業では経営者の高齢化が進んでおり、後継者不足も深刻です。さらに、伝統企業の多くはものづくり企業であり、製造業界の多くが人手不足に悩まされています。

少子高齢化に伴う需要不足

日本では少子高齢化が進んでいることから、国内では今までのような需要は見込めないでしょう。また、日本人の生活風習が欧米化したことから、以前とは伝統企業の商品に対する認識、ニーズも変わり始めています。

その一方で、海外からは類似した安価な製品が多く日本に輸入されています。今後ますます国内市場で勝ち残ることは難しくなるはずです。

課題の打開策

伝統企業が抱える課題を打開するためには、いくつかの戦略が考えられます。

M&Aの活用

後継者不足の悩みを解消するために使われる手段がM&Aや事業承継です。ただし、伝統企業は独自の技術を有していることも多く、いきなり未経験の人や外部の事業者が引き継ぐことができるものではありません。

M&Aを進める際には、早い段階で将来性を見極めて自社に相応しい後継者や企業を見つけることが重要です。また、この方法は経営権を手放すことを前提としているため、経営する伝統企業を事業成長させていきたいという代表者には適していません。

海外展開を模索する

国内市場に限界を感じ始めているのであれば、海外展開も視野に入れておかなくてはなりません。伝統企業は日本独自の文化を生かした製品も多いため海外消費者からのニーズも期待できます。

ただし日本とは文化やニーズが異なることも多いため、事前に進出エリアのリサーチを徹底した上で、柔軟な発想で戦略を立てていくことが大切です。また、国内と異なり、一から知名度を築き上げる必要があるため、ブランディングやマーケティング戦略を徹底しましょう。

新規事業を立ち上げる

国内市場であっても、今までとは違う事業に進出することで活路を見出すことができます。既存事業と異なる業界に進出することで、シナジー効果も期待できるでしょう。

自社の伝統を守りつつ、時代のニーズをキャッチした事業で利益を上げるという攻めの姿勢がこれからは求められます。

伝統企業が新規事業立ち上げに必要なこと

ここまで紹介してきたように、伝統企業が過酷な競争に打ち勝ち、事業成長を遂げるためには新規事業が重要です。伝統企業が新規事業を立ち上げる際は、今までの固定観念に囚われない斬新なアイデアを出していかなくてはなりません。

DX推進が不可欠

デジタルトランスフォーメーション(DX)は既存事業を改善するだけでなく、新規事業を構築する際にも今は欠かせないものとなっています。せっかく良いアイデアが生まれても、実現に必要な体制が整っていなければ新規事業を成功に導くことはできません。人手不足の中、効率よく品質の高いものを生み出すためにもDXは不可欠です。

オープンイノベーションが役立つ

伝統企業では、今までの伝統技術を承継することに注力していてICT関連の人材が足りていないことも多いです。しかし、外部に委託するとなると相当のコストがかかり、資本提携など他社と経営の結びつきを強めてしまうと、自社の主張が弱まり伝統が損なわれてしまうかもしれません。

この課題を解決するのが、オープンイノベーションを活用しながらDXを推進するという方法です。オープンイノベーションでは、自社だけでなく他社や他組織のノウハウや技術を取り込んで研究開発や改革を進めます。

オープンイノベーションを活用すれば、比較的短期間・低コストで他社のリソースを活用できるため、負担が少なくスピーディーにDXが推進できるでしょう。

伝統企業こそ今後DX推進が重要になる

変化の激しい今、各企業が生き残るためには持続的な事業成長を続け、過酷な競争を勝ち抜かなくてはなりません。知名度や固定客を抱える伝統企業も例外ではなく、即急にDXを進めて時代の流れに乗る必要があります。

ICT関連の専門家を欠く伝統企業がDX推進するには、外部専門家の力が必要です。そこで、低コストでスピーディーに外部のノウハウを活用できるオープンイノベーションを検討してみてはいかがでしょうか。

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