12.8 C
Japan
水曜日, 1月 19, 2022

中小企業の新規事業はオープンイノベーションで加速!自社を成長させる方法

国内市場には限りがあり、日本の中小企業はさまざまな課題を抱えています。解決策の一つが新規事業を立ち上げ、新たな市場に進出することです。
新規事業立ち上げとして、オープンイノベーションが注目されています。この記事では、オープンイノベーションを活用して中小企業を成長させる方法をご紹介します。新規事業を検討している方はぜひ参考にしてください。

中小企業を取り巻く課題

そもそも、国内の中小企業は今どんな課題に悩まされているのでしょうか。ここでは、主要な課題2点を紹介します。

日本の少子高齢化が影響

日本では、少子高齢化が進んでおり、中小企業にも大きな影響を及ぼしています。経営者は高齢化し、後継者確保に苦労する企業も少なくありません。

少子化に加え、新卒者の間で大企業志向が強いことから、中小企業での人手不足が常態化しています。

付加価値をつける必要性

少ない労働力にもかかわらず、生産性を上げていくには付加価値をつけていくことが必要です。しかし、財務省「法人企業統計調査年報」によると、大企業が1996年から2014年の間に+7.6%付加価値額を増加させたにもかかわらず、中小企業では+3.2%にとどまります。

また、労働効率を上げるためにはIT投資が重要ですが、コストや人材面から本格的な導入が進んでいない中小企業が多いのが現状です。

新規事業の展開が重要

市場環境や産業構造が大きく変化していく中、中小企業が成長を続けるためには新規事業の展開が重要です。

中小企業を成長させる戦略とは

中小企業が成長するための新規事業展開戦略は、新市場開拓新製品開発多角化事業転換といった4つの戦略に分けることができます。新市場開拓とは、具体的には海外展開などです。

なお、これらの新規事業を展開するにあたっては、市場ニーズを把握しておかなくてはなりません。その上で、どういった事業であれば自社の強みを生かし、市場を開拓できるかを考えることが新規事業立ち上げにおいて重要です。

新規事業を展開するメリット

新規事業を展開すると、売上高増加につながる可能性があります。また、相乗効果で既存事業も売上増につながるというシナジー効果もメリットです。

そのほか、経営のリスク軽減にもつながります。なぜなら、社会情勢や経済状況に伴い既存事業が息詰まった場合でも、新規事業で一定の売上・利益を確保できる可能性があるからです。

オープンイノベーションで課題を解決

新規事業が中小企業の成長のきっかけにつながるとわかっていても、実施できていない企業も多いです。その理由としては、必要な技術やリソースが不足している、コストの負担が大きいといったことが挙げられます。

そこで、これらの課題を解決する手段がオープンイノベーションの活用です。ここからはオープンイノベーションとはどういったものなのか解説します。

オープンイノベーションをおさらい

オープンイノベーションはヘンリー・チェスブロウ教授により提唱された概念で、自社以外の企業・組織が持つノウハウや技術を取り込み、自社のイノベーションを加速させて市場拡大を目指すというものです。

イノベーションの種類

イノベーションは主にクローズドイノベーションオープンイノベーションに分類することができます。

クローズドイノベーションとは、自社で開発した製品やサービスを提供する手法です。自社の重要情報流出などのリスクを抑えることができる反面、多様化する消費者ニーズや海外企業との競争に対応しきれないため、旧来型の経営手法になりつつあります。

一方、オープンイノベーション外部企業や団体と協力し、ノウハウやアイデアを取り組む手法です。オープンイノベーションの実例として、アイデアソンハッカソンアクセラレータープログラムなどがあります。

アイデアソンとは、ある課題に対して各企業や団体に属する人たちが集い、既存の概念に囚われずにアイデアを出し合い最終的に発表するもので、ハッカソンIT分野に特化して技術面を競い合い、アプリ開発などのプロダクト制作を進めるものです。アクセラレータープログラム大手企業や自治体が主にスタートアップへの出資をおこなうことで共創を図るもので、オープンイノベーションのひとつのきっかけとなります。

オープンイノベーションのメリット

オープンイノベーションを活用すると、外部の人たちとの接点が増えることで新たな知識やノウハウを手に入れることができます。それゆえ、人材などのリソースが不足している中小企業でも補うことができる点がメリットです。

また、何もない段階から新たに製品開発するとなると本来莫大なコストがかかります。その点、オープンイノベーションを活用すると、既存の技術を有効に活用することができるのでコストを抑えることができるでしょう。

その一方、共同で作業することによって情報漏洩リスクが出ることはデメリットです。また、組織文化や企業風土が異なる企業・団体とコミュニケーションを取ることになるので、余分な労力がかかるおそれがあります。

オープンイノベーションを活用して成長

中小企業を営む方は、販売力の強化や市場開拓、人材確保といった課題を抱えているかもしれません。いかに現状を打破するかで悩んでいるのであれば、まずは新規事業を立ち上げることを検討してみてください。

新規事業立ち上げにはコストやリソースが課題になることも多いですが、オープンイノベーションがこの課題を解決してくれます。サービス成長や自社で新たなイノベーションを起こすためにも、ぜひオープンイノベーションを活用した新規事業立ち上げを進めましょう。

Facebook コメント
PORT編集部https://port.creww.me/
PORT by Crewwは、Creww株式会社が運営する、社会課題をテーマに、新規ビジネス創出を目指すスタートアップ、起業家、復業家、 企業をつなぐ挑戦者のためのオープンイノベーションメディアです。
- Advertisment -
- Advertisment -

Featured

東芝が取り組む、“本気”のオープンイノベーションとは

【オープンイノベーションインタビュー】1875年に創業し、エネルギーや社会インフラ、ICTなど、人と地球の明日を支える「社会の基盤となる事業」に取り組む東芝。そんな東芝が “本気” のオープンイノベーションで新規事業創出に取り組んでいる。すでに法人化したプロジェクトもあるというが、具体的に何をしているのか。グループ全社で新規事業創出の旗振り役をしているCPSxデザイン部 CPS戦略室の相澤宏行氏と岩本晴彦氏に話を伺った。 #募集 #東芝 #アクセラレータープログラム #アクセラレーターインタビュー #オープンイノベーション #スタートアップ #CrewwGrowth #大挑戦時代をつくる #Creww

【募集】古野電気の社内ベンチャーと一緒に、「建設DX」を実現するパートナーを求む!

【オープンイノベーションインタビュー】センシング、情報処理、情報通信の3つをコアテクノロジーに、魚群探知機等の船舶電子機器や、社会・産業に貢献するさまざまなソリューションをグローバルで提供している古野電気。その技術力を活用して、全く新たな領域に挑戦しているのが建設業界のデジタル化だ。社内ベンチャープロジェクトを立ち上げて、建設業界のデジタル化・遠隔施工の実現のため、現場環境に適した通信やセンサー機器を積極的に展開している。ただ、多様な建設業界の課題を解決する“建設DX”を1社で実現するのは困難なため、「FURUNO 建設DXアクセラレーター」を実施。具体的にどのような共創を目指しているのか、社内ベンチャー 建設DX事業責任者の石野祥太郎氏に話を伺った。 #募集 #古野電気 #インタビュー #アクセラレータープログラム #アクセラレーター #オープンイノベーション #スタートアップ #CrewwGrowth #大挑戦時代をつくる #Creww

【入山章栄×佐々木紀彦】30歳は動くとき。「大企業1社」キャリアからの脱却

【インタビュー】「入社すれば一生安泰」という“神話”を信じ、手にした大企業の切符。しかし、年功序列と終身雇用は既に崩壊している──。 転職や複業前提で働く「Z世代」とは違い、大企業神話を信じて1社で働き続けている30代、40代のビジネスパーソンは、このまま変わらない日々を送り続けても大丈夫なのか。 早稲田大学ビジネススクール教授で経営学者の入山章栄氏と、42歳で起業し新著『起業のすすめ さよなら、サラリーマン』を出版した佐々木紀彦氏に、1社経験しかない30代40代がこれからすべきこと、ミドル世代のキャリア論を聞いた。 #複業 #転職 #Z世代 #Creww #大挑戦時代をつくる

【提言】転職だけがすべてじゃない。会社を辞めずに外に出よう

【インタビュー】転職、複業、兼業、起業──。 日本型雇用が崩壊し、自分らしく働く選択肢は増えたとはいえ、これらはまだ一部の人しか経験したことがないのが日本の現状だ。 国際社会と比較しても、日本は圧倒的に人材流動性が低い。超少子高齢化社会で労働力人口も減り続ける日本で、このまま人材の流動性が低いままでいるとどうなってしまうのか。 キャリアデザインの専門家である法政大学教授の田中研之輔氏と、新規事業や社会課題解決に挑戦したい個人・スタートアップ・事業会社をプラットフォームでサポートするCreww株式会社 代表取締役CEOの伊地知天氏に話を聞いた。 #複業 #ゼロイチ #インキュベーション#Creww #大挑戦時代をつくる
Facebook コメント