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土曜日, 1月 29, 2022

新規事業は組織風土を意識!オープンイノベーションを成功させるコツ

今、新規事業の立ち上げにはオープンイノベーションの活用が重要です。ただし、オープンイノベーションを成功させるためにはいくつか気をつけなくてはならない点があります。
そのひとつが組織風土を意識することです。この記事では組織風土とはどういったものなのかを説明し、オープンイノベーションを成功させるコツを紹介します。新規事業やオープンイノベーションに注目している方はぜひ参考にしてください。

オープンイノベーションをおさらい

そもそも、オープンイノベーションとは自社以外の企業・組織が持つノウハウや技術を取り込み、自社のイノベーションを加速させ、市場を拡大する手法です。ヘンリー・チェスブロウ教授が提唱し、広まりました。

オープンイノベーションのメリット

オープンイノベーションを活用すると、外部からの意見や技術を活用することができるため、今まで思いつかなかったアイディア誕生につながります。本来、外部のスキルを活用するには高額な報酬が発生しますが、オープンイノベーションであれば比較的コストを抑えて開発を進めることができる点もメリットです。

新規事業に活用する手法

新規事業を立ち上げようとしても、なかなかアイディアがまとまらないということがよくあるはずです。たとえ良いアイディアが生まれたとしても、自社にそれを実現するリソースが不足していれば新規事業にはつながりません。

すでに述べたように、オープンイノベーションを活用すれば新たなアイディア誕生につながる上、外部の支援を受けることで自社のリソースを補うことができます。つまり、オープンイノベーションは新規事業に活用できる有効な手法といえるでしょう。

組織風土とは

後ほど詳しく説明しますが、オープンイノベーションを効果的に活用するためには、組織風土が鍵を握ります。組織風土は独自の規則や価値観といった組織内の共通認識のことで、従業員の意識にも影響を及ぼすものです。微妙な違いはありますが、似たような意味で社内風土、組織文化、社風といった言葉が使われることもあります。

ここでは、組織風土とはいかなるものなのか理解を深めていきましょう。

組織風土を構成するもの

では、どのようにして組織風土が作られるのでしょうか。まず、組織風土は目に見えるもの、目に見えないものに分けることができます。

目に見えるものは、組織体制や経営理念といったものです。また、目に見えないものの中には、部署内の暗黙のルールやチームワーク、モチベーションなどが挙げられます。

組織風土が与える影響

イノベーションを起こすためには、体制のように目に見えるものだけでなく、社内全体で新しいことにチャレンジする組織風土も作り出さなくてはなりません。組織風土が新規事業創出にも影響を与えるといえるでしょう。

そこで、イノベーションを起こしやすい組織風土を作り上げるためには、いくつか条件があります。

イノベーションを創出する組織風土のポイント

立教大学の中原淳教授は、「Harvard Business Review」の中で、“挑戦する人が損をしない仕組みを整備することは、組織風土を変革する大きな推進力となる”と述べています。同時に、組織風土そのものを変えていくソフト面へのアプローチも必要であり、そのポイントが“「革新的な風土づくり」、「心理的安全性」、「シェアード・リーダーシップ」”の3点です。

革新的な風土づくり」では、“新しいものを生み出そうという革新的な風土があるかどうか”が重要になります。自社に革新的な風土づくりが足りないと感じたら、社長や役員自ら積極的に新しいものに挑戦していく態度を示していくことが重要でしょう。

次に、「心理的安全性」とは“リスクを取って行動してもそのことで責められない”というものです。もし、失敗したことで重大な責任を負わされるのでは、社員は新規事業にメリットを見出さず、あえて新規事業プロジェクトに関わろうとしないでしょう。そこで、社員がリスクを取った行動を取りやすい環境を作り上げることが求められます。

最後の「シェアード・リーダーシップ」は“誰か1人がリーダーとしてチームを率いるのではなく、メンバーそれぞれが自らの強みを活かす”ものです。決断力があるリーダーは必要ですが、強いリーダーシップを発揮する人がいると、ついその人に頼りがちに。各社員が自ら率先して動くというモチベーションが欠けてしまいます。

全社員がそれぞれの強みや個性を持っているはずです。試験的に、各部署から社員を集め、グループで話し合いをするようなプロジェクトを進めましょう。そうすれば、自分しか知らないノウハウや技術を伝えることができます。そのため、各々にリーダーシップが芽生え、自ら主体的に動こうという気持ちが生まれてくるのではないでしょうか。

自社の組織風土を変え、新規事業に活かしたいと考えている方は、ぜひこの3点を意識していくようにしてください。

参考:Harvard Business Review(2020.6.10)「イノベーションが生まれないのは人的要因ではなく組織風土の問題」p.2 

オープンイノベーションを効果的に成功させる

ここから紹介するのは、新規事業をオープンイノベーションを活用して効果的に成功させる方法です。また、先ほど説明した組織風土との関係性も紹介していきます。

新規事業立ち上げの注意点

オープンイノベーション活用以前に、新規事業立ち上げ時にはいくつか注意しなくてはいけない点があります。まず、どのような経営ビジョンでどんな分野に進出するのか明確にしておかなくてはなりません。そのために徹底した事前リサーチも必要です。

また、既存事業と並行で進めてしまうと、既存業務に追われ新規事業に集中できない可能性があります。そのため、できるだけ新規事業に専任の担当者を置くようにしましょう。

新規事業を成功させるコツ

新規事業を成功させるためには、オープンイノベーションが目的ではなく手段であることを理解しなくてはなりません。そのため、注意点でも述べたようにビジョンや戦略を明確にした上で、どんなノウハウや技術を外部から補完するか明確にしておいてください。

また、オープンイノベーションでは外部とのコミュニケーションが必要なため、自社内でおこなう作業よりも時間を要する場合があることに注意しなくてはなりません。

組織風土を変えることも大切

オープンイノベーションにおいて、外部と連携した作業に時間を要する要因の一つが組織風土です。自社では当たり前のルールが、他社では採り入れられていないことを知り戸惑う従業員もいるかもしれません。

自社の組織風土を尊重することは大切です。しかし、効率よく作業を進め、新規事業を成功させるためには、臨機応変に組織風土を変えていくことも時として重要になります。

組織風土改善が新規事業成功へ導く

新規事業で新たな市場開拓を狙っているのであれば、ぜひオープンイノベーション活用を検討してください。ただし、オープンイノベーションを活用する際には、自社の従業員が外部とのコミュニケーションに戸惑いを覚えることもあるでしょう。

そこで、オープンイノベーションを導入する際には、自社の組織風土がいかなるものなのか事前にイメージし、よりよくすることを心がけることがオープンイノベーションを用いた新規事業成功へと導くはずです。

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