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水曜日, 6月 23, 2021

ニューノーマルのオープンイノベーションとは?変化とイノベーション創出が加速する

新型コロナウイルスの流行によって社会や経済の状況は大きな変化を余儀なくされました。社会構造のみならず、個人の「在り方」にも大きな影響を与えているでしょう。
この大きな変化に際し、ニューノーマルと称される「新しい常識」が定着しつつあるのです。ポストコロナの時代にオープンイノベーションはどうあるべきなのでしょうか。
当記事ではニューノーマル下でのオープンイノベーションの変化やプロセス、今後の展望などを解説します。

オープンイノベーションは今後どう変化するのか

オープンイノベーションとは外部の組織と連携し、そのノウハウやリソースを活用する手法のことです。イノベーションや新規事業の創出を目的とし、近年多くの企業が取り入れ始めました。

ではコロナによってその流れにはどう変化するのか見ていきましょう。

現状のオープンイノベーションの動向

コロナの影響から企業が先行きが不透明になり、スタートアップへの投資は中断されることが多くなっています。よって、オープンイノベーションの動きは鈍化していると言わざるを得ません。

ただし、今後も停滞し続けるというわけではなく、一時期的に保留しているという表現が適切でしょう。ニューノーマル下での社会や個人の意識の変化により、今までなかった産業が創出される可能性は十分にあります。

ニューノーマル下では、オープンイノベーションのニーズはより高まっていくのではないでしょうか。

コロナの影響によるワークスタイルの変化

コロナの影響によりテレワークが普及したことで、個人と企業ともにワークスタイルの変化を余儀なくされました。この変化は今後さらに多くの産業に影響を及ぼすでしょう。

一方、経済構造が変化すれば、その分新たなニーズが生まれることも予想されます。新たな生活様式や働き方よって新たな産業が創出される流れはニューノーマル下では当たり前となるかもしれません。

ニューノーマル下におけるオープンイノベーションのプロセス変更

コロナはオープンイノベーションのプロセスにも大きな変化を与え、多くのニューノーマルを創り出しています。そこで代表的なプロセス変更について見ていきましょう。

オンライン化により組み合わせが拡大

オープンイノベーションのプロセスにおいてもオンライン化が進行しています。オンライン化は物理的な制限を取り払い、より広い選択肢をもたらすでしょう。

オンライン化がオープン化を拡大させたことで、オープンイノベーションの特徴や効果はさらに増大したといえます。

グローバル視点のオープンイノベーション

オープン化が進めばその分、あらゆる規制が不要となります。グローバル視点で見れば、国境さえも規制の範囲外となるでしょう。

コロナの影響によって近距離の移動は規制されましたが、企業間においてはその距離を縮めている可能性もあるのです。ニューノーマル下で求められるのは、グローバル視点をベースとしてオープンイノベーションとなるでしょう。

ニューノーマル下でのオープンイノベーションの展望

コロナ後のオープンイノベーションはどう変化するのかは多くの企業にとって関心の高いことでしょう。そこでニューノーマル下での展望を解説します。

新たなイノベーションの創出

ニューノーマル下では、社会構造や経済構造が変化し、産業構造が根底から変化する可能性があります。過去の歴史からも、イノベーションはいつも「変化」がもたらすのです。

オンライン化を筆頭に自動化、省人化、省力化が進んでいなかった産業においても、今後は加速することでしょう。新しいイノベーションはすでに始まっているのかもしれません。

社会視点でより重要なものとなる

これまでオープンイノベーションは「これまでなかったものを作る」ことが大きな目的のひとつでした。しかし、ニューノーマル下においては、「社会が求めているものを作る」を目的としたオープンイノベーションが増加するでしょう。

医療や衛生、少子高齢化などの問題の根本から解消するようなイノベーションをスタートアップやベンチャー企業へ期待されます。

「個」の力を活かした経営がスタンダードに

ニューノーマル下では「個」の力を最大限活かした経営がスタンダードになるでしょう。イノベーションの創出だけでなく、営業や採用、マネジメントなどの観点から「個」としてフレキシブルに動ける組織に変化していかなければなりません。

「個」の力を経営に活かすオープンイノベーション的なアプローチで新たな経営を模索する必要があるのです。

今後はさらにイノベーションの創出が加速

コロナの影響は日本国内だけでなく、世界中の人々に大きな影響を与えました。世界の多くの人々が見えない不安や恐怖を感じ、さまざまな不自由さを感じていることでしょう。

しかし、このような共通体験、共通認識が新たなイノベーションを生み出すきっかけとなることもあるのです。ニューノーマル下でのオープンイノベーションは「人と人」「企業と企業」をつなぐ重要な役割を果たすでしょう。

オープンイノベーションが「共創」を創り、世界全体でイノベーションが加速するのではないでしょうか。

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