12.8 C
Japan
日曜日, 1月 29, 2023

ドローン配送サービス実用化に向けた実証実験を実施!SkyDriveがセイノーHD、神戸阪急、トルビズオン等と協業

SkyDriveは、ドローンを活用した配送サービスの実用化に向けて、兵庫県神戸市協力のもと、セイノーホールディングス、阪急阪神百貨店の事業所である神戸阪急、トルビズオン、成ワ薬品と共同で実証実験を実施した。スタートアップと複数の事業者、自治体によるTransTech領域のオープンイノベーションである。

ドローン配送サービスの実証実験に至った背景

SkyDriveは、無操縦者航空機(以下、「空飛ぶクルマ」」※1)のプロセスで培った技術を活用し、重量物運搬に特化した産業用ドローンの開発を推進している。


ECの発展に伴い物流網も進化を続けており、多くの場所で荷物がタイムリーに届くようになりつつあるが、場所によっては地形の問題等で輸送費が高くなってしまい配達ができない、輸送までに時間がかかる等の課題が存在している。山間部である神戸市灘区の六甲山エリアも、同様の課題を抱えていて、麓エリアから山上にドローンで物資を輸送することにより、費用面・輸送時間を軽減できる可能性があると考え、山間部における日用品の自動運送の実証実験を実施した。

実証実験概要

日時   : 2020年8月6日(木) 午前10時30分~午後1時00分
場所   : 神戸市灘区 六甲山地区
飛行区間 : 兵庫県神戸市灘区鉢巻展望台~同灘区六甲山記念碑台
運搬物  : 小売店商品、飲食物(米飯、洋菓子)、医薬品
実験内容 : ・山間部における生活必需品の自動搬送
       ・商品温度管理調査
       ・一般用医薬品(第2類)の配送
       ・六甲山上空おける携帯電話の有効性
       ・社会受容性(土地所有者、近隣にお住いの方等の理解)
 

ドローン出発時の様子
ドローンで運んだ荷物を開封する様子

SkyDrive、セイノーHD、神戸阪急、トルビズオン、成ワ薬品と神戸市の主な役割

SkyDrive : 運搬用ドローンの提供と現地でのオペレーション
セイノーHD : 物流業、配送物の温度管理 
神戸阪急 : 運搬する飲食物の提供(米飯、洋菓子)
トルビズオン : プロジェクトマネジメント、飛行ルートの地権者調整(空の道設計)
成ワ薬品 :  運搬する医薬商品の提供(第二類一般医薬品)
神戸市 : 自治体所有地の提供、地権者との調整

今後、神戸市と各企業と連携し、山間部の居住者が、手軽に小売店の日用品、医薬品、及び自治体からの必要物資を居住区で受け取れる配送サービスの実用化を目指す。

また、SkyDriveは、2022年を目途に開始予定のドローンによる有人地帯での目視外飛行の実現、及びそれに向けた航空法改正を見据え※2、山間部だけではなく、都市部でのドローンを活用した宅配サービスの実用化を目指し、法令基準を満たした安全なドローン開発を行っていく。

実証実験に対するコメント


神戸市 企画調整局つなぐラボスマートシティ担当課長 松崎太亮様
「神戸市は、先進的な技術を活用して、人間中心の目線で社会的な課題の解決を目指す「Be Smart KOBE」プロジェクトを推進しています。今回の実証実験は、本プロジェクトおよび「六甲山上スマートシティ構想(本年5月発表)」に位置付けており、民間事業者が主体となったドローンによる搬送が、物流業界の人手不足の解消や環境問題への対応、ラストワンマイル配送による感染症リスクの低減など、新たな市民サービスやビジネスモデルとして創出されることを期待します。」

セイノーホールディングス株式会社 オープンイノベーション推進室 課長 加藤徳人様
今回の六甲山のように、輸送ハードルが高い、または非効率な地域は日本各地に点在しています。こうした地域でドローン等の新たなテクノロジーを活用したロジテック・イノベーションは、物流事業者の業務の自動化、省人化を図るなど、業務効率化への期待だけは無く、地域社会の様々な社会課題を解決し得ると考えております。
SkyDrive様には、より次元の高い安全・安心のドローン輸送を実現できる機体の開発はもとより、「空飛ぶクルマ」の開発にも大きく期待しております。

株式会社トルビズオン CEO 増本衛様
本実証実験では「混載型ドローン配送(日用品、冷蔵品、医薬品、自治体書類等)」を達成することができ、満足しております。今までの実験結果から、sora:shareが目指す社会受容性向上のコストを含む事業モデルをペイしながら、持続可能なものとするには、混載可能な機体の導入が必須であると感じていました。空飛ぶクルマの技術を基礎とする貴社のカーゴドローンは、安全性の確保、高重量対応という点で高く評価できます。「社会に広く受容されるドローン事業モデル」を共創していくパートナーとして、今後も連携を続けさせて頂ければと思います。

※1 空飛ぶクルマ:空飛ぶクルマとは、正式名称を「電動垂直離着陸型無操縦者航空機」と呼ばれ、電動化、完全自律の自動操縦、垂直離着陸が大きな特徴である。モビリティ分野の新たな動きとして、世界各国で空飛ぶクルマの開発が進んでおり、日本においても都市部でのタクシーサービス、離島や山間部の新たな移動手段、災害時の救急搬送などにつながるものとして期待されている。
既存の航空機に比べて低コスト・低騒音、かつ離発着場所もコンパクトになるため、空の移動がより日常的になると考えられる。
2040年にはグローバルで150兆円の市場規模に達すると予測されており(Morgan Stanley調査)まさに、次世代産業の1つである。日本においても、2018年から「空の移動革命に向けた官民協議会」が開催され、2023年の事業開始、2030年の本格普及に向けたロードマップ(経済産業省・国土交通省)が制定されている。先進国においては渋滞緩和、災害時利用、新興国においては、インフラ不要の移動手段としての活用が見込まれている。

※2 小型無人機の有人地帯での目視外飛行実現に向けた制度設計の基本方針:https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kogatamujinki/pdf/siryou13.pdf

社名株式会社SkyDrive
設立2018年7月
所在地東京オフィス : 東京都新宿区
豊田R&Dセンター : 愛知県豊田市挙母町2-1-1 ものづくり創造拠点SENTAN
豊田テストフィールド : 愛知県豊田市足助地区
福島開発拠点 : 福島県南相馬市 福島ロボットテストフィールド内
代表者代表取締役 福澤知浩
事業概要空飛ぶクルマの実用化、未来のモビリティ社会への貢献を目指し、航空機・ドローン・自動車エンジニアを中心に「空飛ぶクルマ」及び、「カーゴドローン」を開発。空飛ぶクルマは、2020年夏のデモフライト、2023年のサービス開始を予定。カーゴドローンは2019年12月より予約販売を開始している。
URLhttps://skydrive2020.com/
Facebook コメント
PORT編集部https://port.creww.me/
PORT by Crewwは、Creww株式会社が運営する、社会課題をテーマに、新規ビジネス創出を目指すスタートアップ、起業家、復業家、 企業をつなぐ挑戦者のためのオープンイノベーションメディアです。

Featured

【熊平製作所×MAMORIO】創業125年のトータルセキュリティ企業が、スタートアップ共創で未来の「安心・安全」を創る

【Creww Growth活用協業事例インタビュー】広島銀行とCrewwは、広島県下のイノベーションエコシステムの構築に向け、広島県内に新たな事業の創出を図ることを目的に「HIROSHIMA OPEN ACCELERATOR 2021(広島オープンアクセラレーター2021)」を共催しました。本記事では、プログラム参加企業である熊平製作所と、「なくすを、なくす」をミッションに、紛失防止デバイス「MAMORIO」を始めとした 様々な製品・サービスを提供するIoTスタートアップ「MAMORIO」との共創プロジェクトにフォーカス。株式会社熊平製作所 新規事業開発部 取締役部長 茶之原 氏に、プロジェクトの共創に至った背景や、スタートアップとの共創から実際に得た体感や変化について、お話を伺いました。 #広島銀行 #広島県 #イノベーション #広島オープンアクセラレーター2021 #熊平製作所 #MAMORIO #IoT #スタートアップ #共創 #新規事業 #協業事例インタビュー #CrewwGrowth #Creww #大挑戦時代をつくる

関東近郊2万坪の土地 × スタートアップで、今までにない斬新な “場” を作りたい|Gulliverが挑む!

【オープンイノベーションインタビュー】中古車売買でお馴染みの「Gulliver」を運営する株式会社IDOMが、2022年10月24日から「Gulliver アクセラレータープログラム2022」を実施。新しい購買体験の提供と、生活を彩るクルマの価値を創造する新しいコンセプト店舗の開発をテーマに、関東近郊に2万坪の土地を用意し、スタートアップの皆さんと一緒に新しい場づくりに取り組みたいという。具体的に、どのような構想を描いているのか。株式会社IDOMの経営戦略室チームリーダー、三樹教生氏に話を伺った。 #Gulliver #IDOM #スタートアップ #アクセラレータープログラム #CrewwGrowth #Creww #大挑戦時代をつくる

スタートアップ募集!【豊富な開発技術力 × デミング賞大賞の社内風土】モノづくりメーカーのOTICSに、今求めるパートナーを聞く

【オープンイノベーションインタビュー】高出力・低燃費・低エミッション化などの要求に対し、積極的な技術提案と高精度な品質で応えるOTICS(オティックス)の自動車部品は、多くの車種で採用されています。一方で、120以上の国と地域が目標に掲げる「2050年カーボンニュートラル」に向け「脱炭素化」の企業経営に取り組むOTICSは、初めてのアクセラレータープログラムを開催。豊富な開発経験と生産技術力を活かせる協業案、自然環境保全や社会・地域に貢献できるアイデア等をスタートアップから広く募集します。デミング賞大賞も受賞したOTICSの社風、アクセラレータープログラムの開催に至った背景や、募集ページだけでは伝わらない魅力、プログラムに関わる方々の想いを、株式会社オティックス 経営管理本部TQM経営戦略室 係長 奥村守氏に話を伺いました。 #OTICS #自動車 #カーボンニュートラル #アクセラレータープログラム #協業 #スタートアップ #デミング賞 #CrewwGrowth #Creww #大挑戦時代をつくる

OPA × somete の挑戦|「まちクロッ」でファッションロス問題の解決を目指す!

【Creww Growth活用協業事例インタビュー】金沢フォーラス、キャナルシティオーパ、横浜ビブレなど、OPA・VIVRE・FORUSの3ブランドを主軸に、都市型商業施設の開発運営を行う株式会社OPA。そんな同社は2021年、「OPAアクセラレータプログラム2021」を実施し、地域と連携したファッションロス削減に取り組むsometeとの協業をスタートさせた。OPAとsometeは具体的にどのような実証実験を重ねているのか。株式会社OPA 事業創造部 新業態開発チームの安達有美氏と、someteを運営する株式会社Play Blue代表の青野祐治氏に話を伺った。 #OPA #somete #オープンイノベーション #活用協業事例インタビュー #CrewwGrowth #Creww #大挑戦時代をつくる
Facebook コメント