
資本業務提携の背景と内容
近年、インターネット環境や通信技術の整備が進むとともに、コンシューマ市場におけるスマートフォンをはじめとした各種デジタルデバイスの利用時間が増加したことなどを背景に、サイバー空間上で取得される多様なビッグデータの活路が見出されていることはもちろん、リアル空間においても各種センシング技術の進化によって様々な顧客データの取得・活用が進んでいます。
こうしたマーケティング領域での新たなデータ活用によるビジネス展開の可能性が拓かれた現在において、国内企業にとってはAIをはじめとした新たな技術アプローチによるデータ活用を進め、生活者のインサイトをより的確に捉え、顧客の体験価値の向上に資する次代のマーケティング活動を推進していくことに加えて、新たなビジネスモデルを探索することが求められています。
今般の提携は、これまでフルファネルのデータドリブンマーケティングによって、マーケティング課題の発見から解決までワンストップのソリューションを提供することで、クライアント企業の事業成長を支援してきた博報堂と、画像認識・自然言語処理・音声認識をはじめとした広い技術領域での『カスタムAI』の開発、およびAI導入・活用に関わるコンサルティング事業を展開するLaboro.AIが、『オーダーメイドでのAIソリューション』を提供するチームを組成し、幅広い業界におけるクライアント企業が抱えるマーケティング課題に対して、AIを用いた課題の発見・設定・解決プランの提案、各企業のニーズにあったAIの開発・ビジネス実装・運用までを提供して行くことに合意するものです。
一例として「顧客嗜好性に基づくレコメンドアルゴリズムの開発・実装」や「顧客行動予測モデルによるCRM高度化」など、個々のクライアント企業の課題や生活者ニーズに寄り添った施策をオーダーメイドで提供します。
さらに、今後両社は、上述のクライアント企業のマーケティング領域での高度化支援に留まらず、バリューチェーン全般の課題に対するオーダーメイドAIの提供も行う予定であり、一例として「需要予測に基づく生産計画支援」や「VOC分析に基づく新商品開発支援」など、クライアント企業の事業成長を支援するより高度なAIサービスの提供を目指します。

Laboro.AIでは、「テクノロジーとビジネスを、つなぐ」「すべての産業の新たな姿をつくる」をミッションに、これまで産業構造の上流から下流に至る各界のリーディングカンパニーにオーダーメイドによる『カスタムAI』の開発・導入ノウハウを提供してきました。
今般の博報堂との提携は、当社ミッションを産業の最下流にあるマーケティング領域においてより迅速に具現化するための取組みとして位置付けており、AI技術の活用によるマーケティング領域のさらなる進化像を追求するとともに、国内外での産業イノベーションの創出に引き続き貢献する意向です。
本件について詳細は、以下のPDF版プレスリリース(全文)からもご確認いただけます。
https://prtimes.jp/a/?f=d27192-20220803-d1eca604acd7f278c45d1e42488c6ee7.pdf
株式会社 博報堂 について
社名 | 株式会社 博報堂 |
設立 | 1924年2月11日 |
所在地 | 東京都港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー |
代表者 | 代表取締役社長 水島正幸 |
事業概要 | 広告ビジネスの枠組みを超えた統合マーケティング・ソリューションの提供 |
URL | https://www.hakuhodo.co.jp/ |
株式会社 Laboro.AIについて

株式会社Laboro.AIは、オーダーメイドのAIソリューション『カスタムAI』の開発・提供を事業とし、アカデミア(学術分野)で研究される先端のAI・機械学習技術をビジネスへとつなぎ届け、すべての産業の新たな姿をつくることをミッションに掲げています。業界に隔たりなく、様々な企業のコアビジネスの改革を支援しており、その専門性から支持を得る国内有数のAIスペシャリスト集団です。
社名 | 株式会社Laboro.AI(ラボロエーアイ) |
設立 | 2016年04月 |
所在地 | 東京都中央区銀座8丁目11-1 GINZA GS BLD.2 3F |
代表者 | 代表取締役CEO 椎橋徹夫・代表取締役COO兼CTO 藤原弘将 |
URL | https://laboro.ai/ |
