12.8 C
Japan
金曜日, 9月 22, 2023

酒蔵支援スタートアップ「蔵楽」、KDDIらと共同で日本酒IoTで味覚嗜好性を解析する実証開始!

蔵楽、KDDI、KDDI総合研究所 、シンク 、サンデン・リテールシステムは、2022年3月25日から2022年4月3日までの間、日本酒IoTディスペンサー「のまっせ」を活用して、性別・年代・地域といった属性別の日本酒の嗜好性に関するデータを解析する実証実験を実施しました。本実証実験は、「名酒センター 御茶ノ水店」 の営業時間内に行います。
5社は本実証実験を通じて、データ収集に関する人的コストの削減を目指し、中小の酒蔵の商品開発力と販路開拓力の向上に貢献します。

日本酒IoTディスペンサーを活用した実証実験を行う背景

日本には約1,200となる日本酒の酒蔵があるが、国内での日本酒需要の低迷によりその数は年々減少し、若い世代を中心とした新たな日本酒市場の開拓が求められている。一方、日本酒の酒蔵の99%以上を占めている中小規模の酒蔵にとっては、デパートでの試飲会などによるデータ収集は人的コストが高く、新たな市場開拓に有用なデータの収集が困難な状況である。

実証実験では、IoT日本酒ディスペンサー「のまっせ」を活用する。「のまっせ」はシンクが提供する、インターネットに接続された日本酒試飲専用のドリンクディスペンサーである。本実証実験では、「のまっせ」を用いて、試飲した銘柄、試飲量、試飲時間のデータを収集する。「のまっせ」で収集したデータとスマートフォンアプリのアンケートで収集した参加者の属性情報のデータを紐づけることで、属性別の嗜好性がデータとして蓄積される。酒蔵は試飲用の日本酒を提供するだけで属性別の嗜好性を把握することが可能となり、特定の年代や地域をターゲットにした日本酒の商品開発および販路開拓に活用が可能となる。

シンク、サンデンRS、蔵楽、KDDI、KDDI総合研究所の5社は連携し、今回の実証実験で得られた結果をもとに、今後必要となるデータや知見を洗い出し、検証を続けることで、日本の地域産業の支援を行っていく。

本実証実験について

1. 本実証実験の流れ
(1)「名酒センター」に入店後、スマートフォンから本実証実験専用アプリにアクセスし、アプリ上で参加条件を確認
(2)アプリ上で属性情報 (性、年代、出身地、居住地) を入力後、スマートフォン画面上にQRコードが表示される。
(3)「のまっせ」にQRコードをかざすと、製造方法の異なる2種類の日本酒 を1杯ずつ試飲できる。
(4)3杯目は、試飲した2種類の日本酒からお好みの日本酒を試飲する。
(5)試飲後に参加者の属性情報と嗜好性を紐づけることで、属性別の嗜好性を蓄積していく。
(6)蓄積したデータを解析する。

[本実証実験の流れ]

2. 実証実験の場所、期間、参加方法
◆実施場所:
名酒センター 御茶ノ水店
HP:https://nihonshu.com

◆実施期間:2022年3月25日~2022年4月3日
 (火曜日~金曜日) 14:00~22:00
 (土曜日) 12:00~22:00
 (日曜日) 12:00~19:00
 (月曜日) 休業日
◆参加方法:「名酒センター」に入店後、本実証実験アプリにスマートフォンからアクセスし、参加条件を確認して参加
◆参加条件:20歳以上でアルコールにアレルギーのない方

本実証実験における各社の役割

シンク: 実験用ソフトウエア開発および運用、データ解析
サンデンRS: 実験用ハードウエア開発
蔵楽: 実験場所「名酒センター」での実証実験の運営、データ解析
KDDI: 日本全国で進めている地域活性化取り組みで得られた知見の提供と実験用通信環境 (モバイルルータ) 提供
KDDI総合研究所: 実験シナリオ企画およびプロジェクトの推進

蔵楽について

社名株式会社蔵楽
設立1947(昭和22)年5月
所在地東京都品川区東中延2-7-8
代表者髙橋 理人
事業概要・酒蔵向けの経営サポート(酒蔵DX、業務デジタル化)
・情報発信(ふるさと納税、オンラインセミナー、イベント支援)
URLWebサイト : https://kuraku.co.jp/
Twitter :https://twitter.com/MasatoSakepedia
Facebook コメント
PORT編集部https://port.creww.me/
PORT by Crewwは、Creww株式会社が運営する、社会課題をテーマに、新規ビジネス創出を目指すスタートアップ、起業家、復業家、 企業をつなぐ挑戦者のためのオープンイノベーションメディアです。
- Advertisment -
- Advertisment -

Featured

【協業案募集】土や人が築く未来。| 建設業の働き方改革に挑むTSUCHIYAの挑戦!

【オープンイノベーションインタビュー】土木事業をルーツに、国内建設事業を主軸に置きながら、海外事業、航空事業、環境事業と合わせて4つの事業リソースを有する「TSUCHIYA」。【継承と挑戦】が自らの役割ー。そう語る代表取締役会長兼社長 土屋智義氏の先見の明が、設立70周年を迎える「TSUCHIYA」を築き上げてきました。 成長を止めない同社が、今、アクセラレータープログラムを開催する理由は何か。スタートアップにとって「TSUCHIYA」と共創する魅力とは何か。常務取締役執行役員 増田亮一氏にお話を伺いました。 #募集 #TSUCHIYA #アクセラレータープログラム #インタビュー #オープンイノベーション #スタートアップ #共創 #協業 #CrewwGrowth #Creww #大挑戦時代をつくる

【協業案募集】製造業の現場から、世界の産業界を変える!|リックスが挑むイノベーション

【スタートアップ募集】2022年に創業115年を迎えた「リックス」が、2023年8月にアクセラレータープログラムを開催します。不透明な時代の変化に対応しながら、独自の製品やサービスの提供で製造現場を支えてきたリックスが、初のプログラム開催に至った背景や、スタートアップとの共創に期待するものとは。リックス株式会社の代表取締役 社長執行役員 安井 卓氏にお話を伺いました。 #リックス #アクセラレータープログラム #共創 #スタートアップ #メーカー商社 #Creww #大挑戦時代をつくる

【三井物産 × スタートアップ4社】スタートアップとの共創!三井物産が切り開く未来とは

【Creww Growth活用協業事例インタビュー】鉄鋼製品のトレーディングを起点に、鉄に限らない製造業、メンテナンス業、デジタルプラットフォーム業へと展開を進める三井物産株式会社の鉄鋼製品本部。同本部は、2022年12月に『三井物産スタートアップ共創プログラム 2023 Ver1』と題した同社初となるアクセラレータープログラムを開催した。産業課題・顧客の潜在的ニーズを先取りした新たな事業の共創を目指した本取り組みから、どのような成果が生まれたのだろうか。三井物産株式会社 鉄鋼製品本部 戦略企画室の長谷川明彦氏に話を伺った。 #三井物産 #三井物産スタートアップ共創プログラム2023 #オープンイノベーション #活用協業事例インタビュー #CrewwGrowth #Creww #大挑戦時代をつくる

【募集】<日本初> 静岡県の浜松・湖西・袋井3市合同で、スタートアップの実証実験をサポート!

【オープンイノベーションインタビュー】浜松市では、令和元年度からいち早く 、全国のスタートアップと共に地域課題を解決すべく、庁内の各分野を所管する原課 を巻き込んでさまざまな実証実験に取り組んできた。 このノウハウを活かし、今年度からは近接する湖西市と袋井市も加わって、遠州地域 3市が合同でスタートアップの実証実験サポート事業を実施することが決定した。 スタートアップにどんなメリットがあり、3市が合同で取り組むことによりどんな未来が訪れるのか。浜松市産業部スタートアップ推進課の米村仁志課長、湖西市産業部産業振興課の工藤崇裕課長、袋井市産業部産業未来課の廣岡芳康課長に話を伺った。 #募集 #浜松市 #湖西市 #袋井市 #静岡県 #アクセラレータープログラム #アクセラレーターインタビュー #オープンイノベーション #スタートアップ #CrewwGrowth #大挑戦時代をつくる #Creww
Facebook コメント
jaJA