超小型陽子線がん治療装置の開発

“超小型陽子線がん治療装置”陽子線治療は、陽子線がもつ物理的性質から体内深部にある腫瘍へピンポイントで照射することで、正常な組織や臓器へのダメージを抑えることができる。ビードットメディカルは画期的な技術により、従来装置に比べて圧倒的に小型・低価格化した陽子線治療装置を開発し、誰もが陽子線治療を受けられる社会の実現を目指している。
出資背景
陽子線治療は今後普及が期待される高度な医療であるものの、その装置が巨大で高額なことが妨げとなり病院への導入が進んでいなかった。ビードットメディカルの装置は大幅な小型化を実現したことで、広く普及しているX線治療装置からの置き換えという新たな提案を可能にした。この独自のアプローチが、陽子線治療の普及を促進することが期待されている。
株式会社ビードットメディカルについて
社名 | 株式会社ビードットメディカル |
設立 | 2017年3月1日 |
所在地 | 東京都江戸川区春江町5-10-10 |
代表者 | 古川卓司 |
事業概要 | 陽子線がん治療装置の開発、粒子線がん治療に関わるコンサルティング等 |
URL | https://bdotmed.co.jp/ |
三菱UFJキャピタル株式会社について

三菱UFJキャピタルは、1974年に設立以来、三菱UFJフィナンシャル・グループのベンチャーキャピタルとして業界をリードするノウハウを提供し、幅広い業種に対する投資を行っている。IPOを実現した企業は、幅広い業種にわたり約900社と、業界トップクラスの実績を有している。
ライフサイエンス分野においては、2009年のライフサイエンス室発足後、国内外のバイオベンチャーへの資金提供、経営支援を本格的に開始し、2017年にはライフサイエンス部を創設するとともに、当社初となる業種特化ファンドとして、三菱UFJライフサイエンス1号投資事業有限責任組合(100億円)を組成した。2019年2月には三菱UFJライフサイエンス2号投資事業有限責任組合(100億円)を組成、2020年6月には新型コロナ感染症対策を含む、創薬・再生医療等を担うベンチャー企業を支援するMUFGメディカルファンド(100億円)を組成し、バイオベンチャー投資にとどまらず、アカデミア創薬、製薬会社のカーブアウト案件、製薬会社の開発プロジェクトへの投資、医療機器関連にも注力している。
社名 | 三菱UFJキャピタル株式会社 |
設立 | 1974年8月1日 |
所在地 | 東京都中央区日本橋2丁目3番4号 日本橋プラザビル7F |
代表者 | 坂本 信介 |
事業概要 | ベンチャーキャピタル事業 |
URL | https://www.mucap.co.jp/ |
■MUFGメディカルファンド(正式名称:三菱UFJライフサイエンス3号投資事業有限責任組合)について
投資対象:医薬品(創薬型・創薬基盤技術特化型)
※ 製薬会社起点や国内アカデミア創薬への投資活動に注力
再生医療製品
医療機器等
診断薬・診断機器
無限責任組合員:三菱UFJキャピタル株式会社
出資者:株式会社三菱UFJ銀行、三菱UFJキャピタル株式会社
設立日:2020年6月22日
ファンド総額:100億円
