導入に至った背景
2021年6月よりCTCは、グループ連携の強化、新しい働き方への対応及びニューノーマルを見据えたオフィス変革を目的に、グループ会社各社の本社機能を中心とした移転統合を実施した。働く場所や時間の自由度を更に高め、社員の自律性や創造性、社員同士の連携を促進している。
今回、今注目を集める等身大で空間をつなぐサービスtonariの導入を先週1月18日に開始し、同社のオープンイノベーション創出の場であるDEJIMAを繋ぐことで、新規事業を開発していく上での社内外とコラボレーションをしていく場として活用していく予定だ。

tonariの空間デザイン
tonariでは設置する空間の設計や、コミュニケーションを促す研修も手がけている。CTCにおける空間では、本社に外部からのインプットを入れ、また社内の新規事業開発も含めたアクセラレーター・スタジオとしての機能を持たせている。様々な人と先端技術の交差点となるように居心地が良く、カジュアルな打合せだけでなく、井戸端会議の様に経験やノウハウ、学びなどを共有するプレゼンテーションも行うことができる。目的に合わせられる、柔軟性のある空間デザインを提供している。tonariのデザイナーAdam Espositoは以下の様に語っている。

「tonariがメインではなく、社員の皆さんが自然と集まりたくなるように人の導線や、家具の工夫をしました。仕事はもちろん、社内外・他部署間でのコラボレーション、雑談などが、2つの空間でシームレスに行われる様、それぞれのスペースのデザインや特徴を混ぜ合い、自然なつながりを感じてもらえるようにしています」
会社としての期待
会社としてのあり方を変革させる中、CTC外部の考え方や取り組みを取り入れながら、新規事業の開発を目指していると責任者の技術戦略室の里見室⻑と先端技術開発部の中川部⻑は語っている。

「CTC本社とDEJIMAで蓄積されたナレッジやプログラムを共有して活かしたり、パートナー企業やスタートアップなどとの交流を通じて、よりオープンでイノベーティブな会社を目指していきます。また、ニューノーマルに適したオフィスにすることで、新しい働き方を通して業務効率や社員の能力の向上を推進していきます。」

「テレワーク主体のワークスタイルで失われたコミュニケーションの隙間を埋め、従業員フラストレーションや、業務上の様々なボトルネックを解消しようと考えています。直接体験と話すきっかけを作り「オフィスで一緒に働く」価値を高め、「CTC社員が行きたいオフィス」を作り出したいと考えています。」
ユーザーの体験談

CTC神谷町オフィス勤務の窪木氏は、今後の働き方について次のような思いを語っている。「普段は本社である神谷町にいるんですが、今後はtonariで繋がっているので、気分転換に五反田のDEJIMAで仕事もできるのが嬉しいです。」
リモートワークと対面でのコラボレーションのバランスを取れる環境にしたいそうだ。

「社外の知見を社内に持ち込んだり、当社が持つ強みを生かして、社外との協業を生んでいきたいと思っています。また、早速tonari越しでDX人材創出のセミナーを開催して、空間を超えたコミュニケーションを実現したいです。」とDEJIMAの松元氏も期待しているようだ。
tonari株式会社について
tonari株式会社は2017年に元Googleのプロダクトマネージャーのタージ・キャンベルとエンジニアの川口良が創業したソーシャルベンチャーである。日経には「空間をつなぐ驚異のデバイス」、NHKからは「社員のつながりを支援する最新技術」として取り上げられている。ミッションは、仕事や教育の機会、コミュニティにいつでも繋がれるよう、物理的な距離による境界のない世界を作り出すことである。東京都心部にあるオフィスと海辺の町である葉山のオフィスをtonariでつなげ、12名の多国籍で経験豊富なチームが国内外、場所にとらわれず働いている。
社名 | tonari株式会社 |
設立 | 2018年06月 |
所在地 | 東京都渋谷区 |
代表者 | タージ・キャンベル |
URL | ホームページ:https://tonari.no チーム紹介・採用情報:https://tonari.no/ja/team プレスキット:https://tonari.no/ja/press |
