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火曜日, 8月 4, 2020

スタートアップ支援事業 2020年6月新たなステージへ

東京建物は、2018年4月より実施してきたスタートアップ支援事業が、八重洲・日本橋・京橋エリアにおけるスタートアップの集積と成長を促してきた成果を踏まえ、同事業を新たなステージへと移行させる。東京建物とXTechが運営してきたスタートアップスタジオ「xBridge-Tokyo(クロスブリッジトウキョウ)」は、XTechグループおよびメンターによる成長支援体制を強化する他、withコロナ・afterコロナを見据えた新サービスを付加した上で、本エリア内の新拠点に移転し、入居者の新規募集を開始する。
また、同じく本エリア内の他拠点にて、新たにスタートアップ向け内装・什器付きオフィス「xBridge-Tokyo Next(クロスブリッジトウキョウネクスト)」を開業し、運営を開始する。

「スタートアップ支援事業 新ステージ」の概要

スタートアップスタジオ「xBridge-Tokyo」を新拠点に移転・スタートアップを新規募集
これまで拠点のあった東京建物本社ビルの建替えに伴い、同じ東京駅前に所在する他ビルへ2020年6月より移転の上、新たに入居者の募集を開始する。(審査制)
また、スタートアップスタジオ機能については、これまで共同事業者であるXTech株式会社が担ってきたが、xBrigde-Tokyoの開設以来、同施設で成長した同グループ各社も多様なサービスを新たに提供するほか、3社のベンチャーキャピタルもメンターとして加わる。
更に、withコロナ・afterコロナを見据えたスタートアップ支援として、リモートワークに対応した郵便転送サービスを開始する。

◆スタートアップ向け内装・什器付オフィス「xBridge-Tokyo Next」新規オープン
スタートアップがオフィスを移転する際にかかる各種負担を軽減するべく、「内装・什器付」・「敷金1カ月」「水光熱費込み」を特徴とするオフィス「xBridge-Tokyo Next」の第1弾を2020年4月より京橋に開設した。

東京建物のスタートアップ支援事業 新ステージの詳細

1.背景

八重洲・日本橋・京橋エリアは、上場企業を始めとする多数の企業が集積する国内有数のビジネス地区として、日本の経済を牽引してきたが、今後の持続的発展のためには、イノベーションが自律的に生まれるエコシステムの存在が欠かせない。当社は、2018年4月より「xBridge-Tokyo」の運営をはじめとしたスタートアップ支援事業を通じて、スタートアップの集積と成長を促進し、エコシステムの創造と形成に取り組んできた。これまでの取り組みの成果を踏まえ、更に支援体制を強化することにより、イノベーション・エコシステムの発展に寄与していく。

2.スタートアップ支援事業のこれまでの主な成果

⑴スタートアップスタジオ「XBridge-Tokyo」によるスタートアップの成長支援

本施設は、2018年4月に東京建物本社ビル内にて、スタートアップ9社・ベンチャーキャピタル3社の入居者と共にスタートし、2020年3月時点で累計30社(うちスタートアップ23社)が入居した施設となった。約2年間の入居スタートアップの累計資金調達額は19億円を超え、各社短期間での急成長を実現している。
※1 企業数は累積・既に卒業した企業も含む ※2 2020年3月に全入居企業が卒業

⑵卒業企業の東東京エリアへの移転

この度のxBridge-Tokyoの移転に伴い、本施設に2020年3月末時点で入居している全ての企業が卒業し、その7割以上が、引き続き八重洲・日本橋・京橋エリアをはじめとする東東京エリアを卒業後の更なる成長の場として選んでいる。当社は、入居企業が本施設を卒業した後も、本施設のアルムナイ(卒業)メンバー(※)として引き続き支援する。

 <アンター株式会社 代表取締役 中山 俊氏 コメント>
xBridge-Tokyoに入居したのは2018年10月です。 東京駅すぐ近くの立地、入居企業同士の垣根が低いコミュニティ、運営の柔軟な支援を貰える体制。スタートアップにとってこれ以上ない入居場所でした。 入居時2席を借りていたのが、10席まで段階的に増席、そして資金調達して卒業と、xBridge-Tokyoがあったからこそ加速しました。 また入れるなら入りたいと名残惜しさしかないですが、今後も東東京エリアの日本橋を拠点として活動していくため一緒にこの地域を盛り上げていきたいと思っています。

※xBridge-Tokyo アルムナイ(卒業)メンバー 企業ロゴ一覧※xBridge-Tokyo アルムナイ(卒業)メンバー 企業ロゴ一覧

<株式会社NearMe 代表取締役社長 髙原 幸一郎氏 コメント>
東京駅直結という最高の立地でスタートアップにやさしい価格で利用できたことは、立ち上がったばかりのニアミーにはとても助かりました。また、同じフェーズの会社も多く、横連携やピア・プレッシャーによる切磋琢磨できる環境は、コスト面以上に事業成長に良い影響がありました。最初にxBridge-Tokyoを知ってしまうと、できるだけ卒業したくない気持ちになりますが、現在はxBridge-Tokyo Nextに入居し、事業フェーズにあったレイアウトで快適に利用させていただいています。

3.新たに移転・開業する新「xBridge-Tokyo」の詳細

⑴概要
新「xBridge-Tokyo」は、これまで拠点のあった東京建物本社ビル周辺の再開発に伴い、同じ東京駅前に所在する別ビル(TGビルディング)に移転し、新たな入居企業と共に再始動する。

《移転先概要》

施設名称:xBridge-Tokyo(クロスブリッジトウキョウ)
移 転 先:東京都中央区八重洲1-2-16 TGビルディング8階
席  数:約40席(固定席)
利 用 料:1席あたり20,000円(税別)
※個人用ロッカー、共用打合せスペース、複合機使用料等含む
契約期間:原則1年間(1社あたり8席まで増席可)
入居条件:”スタートアップ”として飛躍的な成長を目指す志のある起業家・スタートアップ
     ご入居時8名以内のスタートアップまたは設立準備中の個人
     原則本社としての利用用途のみ等
     ※運営者による審査制(問い合わせ先:xBridge-Tokyo@tatemono.com)

《withコロナ・afterコロナを見据えた新たなスタートアップ支援策》

-郵便転送サービスの導入-
感染予防対策としてリモートワークを導入するスタートアップを応援するため、これまでのサービスに加え、郵便転送サービスを開始する。

-その他感染予防対策-
・施設利用者へのマスクの無償配布
・衛生的な環境維持のための消毒液の設置
・安全な対人距離を保つためのレイアウト・施設内案内掲示
・都内では珍しい窓の開放による換気対策

TGビルディング外観
TGビルディング地図



⑵XTechグループによる新支援体制

2018年4月の本施設開業当初より共同事業者として参画したXTech株式会社は、2020年4月時点でグループ12社、従業員270名となり、新規事業の立ち上げ・VCによる出資といったスタートアップ向けのサービスだけでなく、M&Aや企業再生など幅広いステージにおいて会社の成長を促す仕組みづくりをしてきた。本移転に伴い、本施設へ入居する起業家に対し、グループ各社から各入居企業の事業内容・ステージに適した支援を提供する。

社名XTech株式会社
設立2018年1月
所在地東京都中央区八重洲1-5-20 東京建物八重洲さくら通りビル3階
代表者代表者取締役 : 西條 晋一
事業概要インターネットサービス業スタートアップスタジオの運営
URLhttp://xtech-corp.co.jp

XTechグループ 一覧 【支援例】

・BizSuite株式会社(管理系業務のBPO及びコンサルティング)
 管理系業務(経理・人事労務・総務・法務など)についての相談提携先のSaaSサービスの利用料割引
・ XTalent(人材紹介事業)
 時短ハイパフォーマンス人材の紹介(https://www.with-your.work

・イークラウド(株式投資型クラウドファンディング)
 資金調達の支援・相談

・M&A BASE(M&Aのアドバイザリー及びビジネスリサーチ・情報提供)
 ビジネスリサーチの相談、M & AによるEXITの相談

<XTech株式会社 代表取締役 西條 晋一氏 コメント>
XTech社はxBridge-Tokyo開設と同時に入居させていただき、同居する他のスタートアップと切磋琢磨しながら、2年間で大きく成長することができました。スタートアップ支援施設では、ただ複数の会社が同居するだけでなく、有意義な情報交換ができるコミュニティの形成が不可欠ですが、xBridge-Tokyoでは良質なコミュニティが実現しており、各企業の成長にも役立っています。この度新たな場所で展開するxBridge-Tokyoに引き続き関わらせていただきながら、このエリアでのスタートアップエコシステムの発展に貢献していきたいと思います。


⑶ベンチャーキャピタルのメンターとしての参画

スタートアップスタジオ機能の強化策として、新たにベンチャーキャピタル3社をメンターとして迎えます。本施設に入居 する起業家は、面談等を希望する公式メンターに、運営者を通していつでもアクセスすることができます。

Ventures株式会社 代表者 :西條 晋一、手嶋 浩己
ニッセイキャピタル株式会社 代表者  :安達 哲哉
ブラッククローキャピタル合同会社 代表者  :菅原 康之

※2020年6月時点、今後も複数社が参画予定

<ニッセイキャピタル株式会社 投資部 ベンチャーキャピタリスト 飯田 健登氏 コメント>
「起業の街」と言えば、渋谷、六本木界隈がイメージされていますが、近年東京駅周辺エリアも「起業の街」として注目されています。当エリアは、新幹線やJR各線が乗り入れる交通アクセスの良さに加えて、xBridge-Tokyo含めてスタートアップにとって魅力的な施設が急増しており、起業家にとっての魅力が増しています。メンターとしてもxBridge-Tokyoの活性化に加えて街全体の更なる活性化及びスタートアップの成長に貢献できればと思っています。

<ブラッククローキャピタル 代表パートナー 菅原 康之氏 コメント>
xBridge-Tokyoのある東京駅近辺のエリアは、渋谷・六本木・五反田などのスタートアップ集積地と比べるとスタートアップの数は決して多くはありません。しかし、国内大企業の立場から見ると、本社が集積している場所であり、大企業への営業活動やアライアンス等の交渉をするなど、スタートアップの事業成長の視点に立つと、非常に優れた立地であると言えると思います。このエリアに更なるスタートアップの集積地を作り上げる東京建物様の取組みは、今後の日本経済にとって、非常に有益で意義深いものであると確信しますし、その中で微力ながらメンターとしてスタートアップの成長に貢献できることは投資家として大きな喜びと感じております。

4.「xBridge-Tokyo Next」事業の詳細

自らの成長と共に組織規模が急激に拡大するスタートアップにとって、オフィス移転に伴う敷金・内装費・家具備品等購入費・原状回復費等の資金の用意と、移転作業に必要となる労働力の確保は、経営上の大きな負担となる課題である。当社は、スタートアップのそのような負担を軽減することを目的として、新たにスタートアップ向け内装・什器付オフィス「xBridge-Tokyo Next」の第1弾を本年4月より中央区京橋に開設し、運営を開始した。今後は、八重洲・日本橋・京橋エリアに八丁堀・茅場町等の周辺エリアも加えた範囲において、10~30名程度のスタートアップを対象とした事業を展開していく予定である。

《第一弾 概要》
ビル名称:xBridge-Tokyo Next(クロスブリッジトウキョウ ネクスト) ※一棟リノベーション済
所 在 地:東京都中央区京橋3-6-10
貸  室:計4室
契約形態:定期建物賃貸借契約
・原則敷金1か月分、解約予告3か月前
・内装・什器、インターネット環境、複合機付・賃料に上記備品使用料・水光熱費・清掃費含む

入居企業
・1階:TOKYO IDEA EXCHANGE
・2階:株式会社NearMe
・3階:株式会社プランテックス

xBridge-Tokyo Next外観
xBridge-Tokyo Next

八重洲・日本橋・京橋地区における東京建物のまちづくりについて

当社は、「社会課題の解決」と「企業としての成長」をより高い次元で両立する「次世代デベロッパー」への進化をビジョンとして掲げ、まちづくりにおいてもその実践に積極的に取り組んでいる。

八重洲・日本橋・京橋エリアにおいては、世界を代表するビジネス中心地としての役割を持続的に発展させるために、様々なプレイヤーの集積と連携を生むイノベーション・エコシステムづくりを進めている。xBridge-Tokyo事業はその取組みの一環であるが、これ以外にも、多様な働き方を求めるワーカー向けシェアオフィス「プラスアワーズ」、持続可能な都市づくりのためのオープンイノベーション拠点「City Lab Tokyo」、食を通じた賑わいづくりとコミュニケーションを促すシェアキッチンスペース「Kitchen Studio SUIBA」、食に関わる社会課題解決のための場「TOKYO FOOD LAB」などを開設・運営してきた。これらの取組みを通じてイノベーション・エコシステムの形成を促し、まちと自社事業の持続的発展を同時に実現することを目指している。

八重洲・日本橋・京橋エリア ※白の吹き出しは東京建物が手掛ける施設
PORT編集部https://port.creww.me/
PORT by Crewwは、Creww株式会社が運営する、社会課題をテーマに、新規ビジネス創出を目指すスタートアップ、起業家、復業家、 企業をつなぐ挑戦者のためのオープンイノベーションメディアです。

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