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水曜日, 6月 23, 2021

【新規事業インタビューvol.4】YourApparel – 『あなたの洋服をみんなの洋服へ』アパレル業界への挑戦

「STARTUP STUDIO by Creww」は、“本業を退職せず”事業を実現できる、個人を主体としたインキュベーションプログラムです。プログラム運営担当の寺田が”社会を変える挑戦”に挑む新規事業開発について紹介するインタビュー第4弾ー。今回は「YourApparel」ファウンダーのショーワ大氏にお話を伺いました。

YourApparelとは?

洋服を「買う」時代から、「貸す&借りる」の時代へ

シェアリングエコノミーの拡大で、所有する時代から共有する時代へ変わっています。シェアリング・エコノミーは、生産や消費の拡大を目指すものではありませんが、個人所有の無駄をなくすという価値だけではなく、新たな価値創造を提唱する事ができるのではないかと考えております。
今まで着たことの無かったファッションにも袖を通す事ができたり、一点物のクリエイターの作品から、未来に対する想いを共有する事ができたりと、新たな自分と共に、人と同じではない価値の探求が進んでいくのではないかと考えています。衣類のシェアリングを紹介することにより、洋服の所有と消費に関しての概念を覆し、更にこのサービスを通して年間2,100億トンの衣類放棄の削減に貢献したいと考えております。 

サービスサイトはこちら

お話を伺った人:「YourApparel」ファウンダー/ショーワ大氏
インタビュアー: Remi Terada/STARTUP STUDIO by Creww運営担当
ショーワさん

※YourApparelのその他メンバーはこちら

目次

1.洋服を「買う」から「借りる」へ。YourApparelのハジマリ
2.コロナで変わる洋服のありかた
3.もう一度服が活きる場をーYourApparelの3つの事業
4.ミッションドリブンで集まったメンバー
5.STARTUP STUDIOはまさに自分に丁度良いプログラム
6.ファウンダーとしての役割 – オープンなコミュニケーションと活躍の場の提供
7.最後に

洋服を「買う」から「借りる」へ。YourApparelのハジマリ

ー『YourApparel』を立ち上げようとした原体験みたいなものはありますか。

ショーワ氏:「Fashionopolis(ファッショノポリス)」という本を読んで、洋服の製造過程が及ぼす環境破壊や、衣類の廃棄量の多さ、労働搾取等の問題を抱えていたことを知り、大きくショックを受けました。読んでみると意外と分からない事だらけで、アパレル業界の闇や課題感を感じました

この問題の解決に貢献できないかと思っていた中で、ある日部屋のクローゼットにあるダウンジャケットを見て、ふと思いつきました。

”このダウンジャケット、自分は2ヶ月程度しか着ないけど、残りの10ヶ月は誰かに着てもらったほうがいいんじゃないか”

アパレル業界というのは規模的にすごく大きいので僕一人ではなかなか解決できないと感じながらも、クローゼットを開けてみて、自分の持っている身の回りの服、これくらいの規模であれば何かはじめられるのではないかと思い、そこから洋服のシェアリングを始めてみようと思いました。

ー衣食住というのはずっと人の生活に付き纏うものですし、時代に合わせて課題もでてくれば、ソリューションも必要になってきますね。

ショーワ氏:そうですねそこはとても大事で案外イノベーションが一番遅れてしまう可能性もあります。特にここ数年のファストファッションの普及で何でも安く手に入ることにより、短いサイクルで大量生産・販売をする動きは、環境問題や労働問題に大きな影響を与えています

画像4

コロナで変わる洋服のありかた

ーこのプログラムが始まってから、急激にコロナが加速しましたが、洋服やシェアリングに対し何か影響はありましたか。

ショーワ氏:私達Your apparelは、衣料の大量廃棄問題に着目してサービスを構想して来ましたが、消費の落ち込みと共に、大手企業の倒産などアパレル業界の人々が関わる産業形態も新たな変革を強いられていると考えます。その中においても、ファッションの楽しみや、そこに関わる人々の活躍に寄与できる仕組みがないものかと、これからのアパレルの在り方を考えているところです。

人に会うためのとりあえずのファッションではなく、新しい自分に会うためのこだわりのファッション。同じ様でいて大きく違う、静かな変革が起こっているのではないかと感じております。

また、コロナ禍でそもそも「店舗に行かない」ということは既に起こっているので、どのように洋服を動かしていくかという点は、誰しも気にしているポイントだと思います。リモートワークや在宅勤務の普及により、そもそも出勤しないから洋服なんてどうでもよくなるのか、オンライン化で洋服に対する人々の意識がどのように変わるのかは今はまだ分からないですね。

ー洋服のシェアリングといえば、パーティードレスなどのレンタル市場は既にありますね。

ショーワ氏:はい。ユーザーインタビューをしていく中でも「使用頻度が低く、単価が高いもの」に対するレンタルへの需要が高いことはわかりました。なので既にドレス、着物、ウェディングドレスのレンタル市場マーケットはあるのですが。

逆に毎日着ているものをシェアリングでまわし、例えば出勤時の服はレンタルとか、週末の服のみレンタルするとか、最終的にはクローゼットにあるのは5,6着でそれ以外はシェアリングで回す、そんな日常が成り立てば面白いと思っています。

もう一度服が活きる場をーYourApparelの3つの事業

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ーYourApparelについて、現在進めていることを教えてください。

ショーワ氏:洋服のシェアリングサービスを複数立ち上げることで、服の廃棄量を削減し、もう一度服が活きる場と機会を与えようとしています。YourApparelでは、シーンに合わせた以下3つの衣類シェアリングエコノミーサービスを展開しています。

①コーディネートされた洋服をレンタルするウェブアプリ 
②Yシャツのサブスクリプションサービス
③ホテルでの洋服レンタルサービス

▼①コーディネートされた洋服をレンタルするウェブアプリ『Croth』

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▼②Yシャツのサブスクリプションサービス『Yshare』

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▼③ホテルでの洋服レンタルサービス ※現在準備中

スクリーンショット 2020-12-07 17.02.02

ー具体的にどんなことをしているのでしょうか。

ショーワ氏:現在は、③のホテルでの実証実験の準備をしています。実証実験を試したいと言って下さるホテルと準備を進めており、同時にホテルで提供する洋服を集めています。

洋服については主に個人ブランドのお店から集めようとしています。また、ただ単に多くの洋服を集めるというよりかは、そのホテルに見合った洋服やホテルのブランディングを考えて服を集めていきます。個人ブランド店の情報をホテル側に提供することで、宿泊客が今まで知らなかった個人ブランド店との出会い、発見、そして試着できることで購入に繋がったり、友達に勧める可能性もあるかもしれない。

個人ブランドのお店が今まで以上にもっと活躍できる場を提供し、宿泊客、ホテル、個人ブランド店の三者間にシナジーが生まれ、今までになかった洋服を提供できる場を作りたいと思っています。

ー確かに旅行先で、「1日目はたくさん歩くからスニーカーとパンツ!」「2日目はスカートを履きたい!」と、思ってはいても荷物が多くなるので断念したという経験が私もあります…。ホテル先で用途に合わせて服を選べるのは面白いですね。

ショーワ氏:そうですね。ホテルにはそういう需要があると感じる一方で、宿泊客によって何を求めているのかというニーズが広いと感じています。

単に荷物を減らしたいので服はなんでもいいって人もいれば、逆にいつも着れないようなおしゃれな服を着てみたい、またはちゃんと準備はしてきたものの想像以上に寒かったから上着だけほしい、はたまた旅先で想定外のおしゃれなレストランに行くことになったのでドレスコードに合うような服が欲しいなど…今後ユーザーの声を聞きつつ、様々な用途に対応できるようにしていきたいと思っています。

👇YourApparelでは、実証実験にご協力頂ける
アパレル個人ブランド店を募集しております
👇

提供してくださった洋服は
ホテルでのレンタルで使用し、
個人ブランド店の活躍の場を広げたいと考えています!

少しでも興味のある方は、
YourapparelまでDMください👚🙇‍♀️

ミッションドリブンで集まったメンバー


ー今回、ショーワさんはどのような観点でチーム創りをしましたか。

ショーワ氏:仲間集めの際に、どちらかというとミッションドリブンな人たち、ビジョンに共感してくれる人たちが集まれば、不足しているところはその後でも埋められるのではないかと考えていました。また、全員が本業を持ちながら、それ以外の時間で報酬もなくプロジェクトに関わるので、参加する上での何かしらのメリットがほしいと感じていました。

例えばファウンダーがすごい経歴の持ち主であったり、業界トップの人であればその人と一緒にプロジェクトを推進するだけで価値があると思うのです。
ところが、僕の場合そういったものはないのでリターンできることは何かと考えると、通常の仕事ではできないような体験例えばマーケティングの人であれば開発の人とプロジェクトを進めて、開発する上での段取りが理解できる、または普段なかなか自分の意見で業務を進めるといった事がない人にとっては、進んで発言できる環境や、ある程度裁量を持ってプロジェクト自体を一緒に創り上げられる経験の提供であると考えます。

ミッションに共感して頂けるのはもちろんのこと、いつもと違うことをやってみたい、どんどんチャレンジして活躍したいと強く思っている人を重視して面談では話を聞かせていただきました。

STARTUP STUDIOはまさに自分に丁度良いプログラム

ーショーワさんは本業でもスタートアップ関連のコンサルをされているようですが、STARTUP STUDIOに応募した理由はありますか。

ショーワ氏:最近『アクセラ』というものがちょっとずつ増えてきてはいるものの、アイデアフェーズから支援するいわば『インキュベーションプログラム』はまだまだ少ないと感じていました。

ちょうど自分も、アイデアフェーズでよくあるような問題に直面していました。

”アイデアはあるけど、どうやって仲間集めしよう…”
”資金がない状況でどのように進めよう…”

アイデアフェーズから支援し携わるとなると相当リスクが高く、とてもやりにくいと思います。ですが、そこをあえてCrewwさんがSTARTUP STUDIOといった形で提供してくださっていて、アイデアフェーズでも応募ができる、本業は辞めずに挑戦できるまさに自分が求めていたものに適したプログラムがあったので、幸運に感じで応募してみましたね。

Startup Studioとは?

ー実際に週末起業をしてみていかがでしたか。

ショーワ氏:正直難しいです。キャッチコピーではあるもののやはり全員が本業を辞めずにやっているので、全員がどれほどのリソースを当てられるかが分かりにくいです。会社であれば、週40時間は確保されているので、その中でこのプロジェクトに何時間割くかなどの調整ができると思います。

ですが、このようなサイドプロジェクトですとメンバーそれぞれが本業も違うので、AさんとBさんが一緒に進めていたとして、一人がとても忙しかったりすると物事が思うように進まずバランスが難しいです。同時にこちらとしても、Your Apparelのプロジェクトを優先してください!とは言えないですしね。そこのスケジュールを組み立てる点では今回非常に勉強になりました。

ファウンダーとしての役割 – オープンなコミュニケーションと活躍の場の提供

ー全員が本業がある中でスケジュール立てが難しいとありましたが、今回ファウンダーとして工夫したことや意識したことはありますか。

ショーワ氏:意識したことはオープンなコミュニケーション」と「活躍の場」です。
コミュニケーション不足や勘違いから問題が起こることが多いので、クリアに、正直に、オープンにコミュニケーションを取ることを意識しました。また、チーム内全員でこれを心がけるように意識しています。

全員で話し合って共有することで漏れがないように、上下関係なく、お互いの意見を尊重し合いながら、明確に「これはここが問題だからダメ」と話し合えるチームを目指しています

STARTUP STUDIOでは、本業ではない業務内容や責任感を体験できる場なので、全員で思いっきりチャレンジできる場と考えてもらうように意識しました。

最後に

ー最後、これから挑戦する人に向けて一言お願いします!

ショーワ氏:STARTUP STUDIOに限らず他のプロジェクトでも、やろうかなと思ったらやるべきだと思います。はじめる前は、本当にメンバーが集まるのか不安もあり、一歩目を踏み出すのは勇気がいりますが、意外にも周囲には助けてくれたり相談にのってくれる人が多くいます。チャレンジすればするほど学びが増えるので、臆せずにまずはやってみてほしいです!

YourApparelの今までの検証の様子はマガジンをご覧ください!
YourApparel Twitter
 YourApparel Instagram

記事:Remi Terada/STARTUP STUDIO by Creww運営担当
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PORT編集部https://port.creww.me/
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