Sanei Corporation and BALLAS] Collaboration with Hyakugo Bank through the "Hyakugo Bank Accelerator 2022" held by Hyakugo Bank and Creww!

協業合意の背景

地域ゼネコンでは、建設部材の迅速な手配と適正な価格の実現、取引先の確保、人手不足などの課題を抱えています。特に昨今では原材料単価が高騰しており、建設業における部材調達の見直しは最重要課題です。

中小企業基盤整備機構によると、建設業の原材料・商品仕入単価DI（原材料の仕入価格が「上がった」と答えた企業の割合から「下がった」と答えた企業の割合を引いた値）は2022年7～9月に82.5ポイントとなり1980年の調査開始依頼の最高値を更新しています。

1974年から地域のインフラ整備・物流を担ってきたサンエイ工務店の建設に関する知見、建設テック企業であるBALLAS社の部材調達プラットフォーム（※）の開発・運営ノウハウの融合により、上記課題の解決および未来の建設業界を切り開くことで合意しました。

（※）BALLAS社は、オーダーメイドの建設部材をWebで簡易に調達できるシステムを開発し、生産性向上を阻害してきた部材の製図、製作工場の探索・交渉・確認といった調達業務を行っています。
Business Description:https://www.ballas.biz/business

百五銀行×Creww主催 『百五銀行アクセラレーター2022』始動！全国から共創可能なスタートアップを募集

2022年5月23日

協業内容

両社は建設分野において、下記の3つのフェーズを経て最適な部材調達・施工を可能にするプラットフォームの開発を進めます。
① BALLAS社の調達プラットフォームを利用し、サンエイ工務店オリジナルの建設部材を製作
② 材工一括サービス（※）の拡充
③ プラットフォームのエコシステム化（詳細非開示）

（※）部材調達に加えて施工まで請け負うサービス

なお、株式会社サンエイ工務店との協業をはじめ、BALLAS社はこれまでに注力してきた関東エリア以外の地域での展開を始めています。一例として、2022年10月には静岡県に本社を置く加和太建設株式会社が運営する建設DXコミュニティ「ON-SITE X」にも参画しています。
ON-SITE Xの内容：https://www.onsitex.tech/

株式会社サンエイ工務店について

代表取締役　田中 巧 氏
弊社は、建設に関しては新工法の研究や施工品質の向上など、日々技術の向上に努めておりますが、プラットフォーム作りや、ネットワーク形成などに関しては専門外です。BALLAS様とご縁があり、建設業界の適正なコスト・高品質を実現するプラットフォームづくりを実現すべく、協業相手として選択いただいたことに大変感謝しております。自社が抱える悩みは同業他社も同様に悩むことと考え、業界全体の発展に寄与できる仕組みと考えております。

株式会社BALLASについて

代表取締役　木村 将之 氏
この度はサンエイ工務店様との協業の機会に恵まれて大変嬉しく思います。確かな技術力で地域の発展を牽引されるだけでなく、建設業全体の未来を考え、新しいテクノロジーを柔軟に取り入れる経営方針に共鳴いたしました。三重県を起点として日本全国、および世界に拡がるプラットフォームづくりを目指し、共に汗を流す考えで御座います。