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What is the background of the co-creation program?
プラスチック業界は、マイクロプラスチックをはじめとした環境課題、脱プラ意識、カーボンニュートラルの取組によって企業としてのあり方を見直さねばならない変革期を迎えています。
科学の力のチャレンジメーカーとして、新たな価値創造をスタートアップ企業様と行なう事で、この変革期と向き合い、プラスチックというキーワードで世の中に貢献していきたいと考えております。
本プログラムでは既存事業の拡大と新製品への挑戦を目標に、当社のみでは生まれないアイデアを募集しております。
『プラスチック×〇〇で新たな価値を創り出す 共創プログラム 』概要
▶︎募集期限: 2023年5月10日(水) 17:00
▶︎ Target companies: all domestic and international startups. Any industry.
▶︎ Participation fee: Free
▶︎主催:リケンテクノス株式会社
What we want to achieve with the Co-Creation Program
1.環境/社会課題解決への貢献につながる製品の開発
当社は環境/社会課題解決への貢献を主要戦略としております。
SDGsを意識しながら化学メーカーとしての責任を果たすべく、燃費向上などの環境負荷低減を目指した製品や、廃棄・リサイクルを視野に入れた製品などの開発を実施しております。
激動する時代の中で、この課題を今まで以上にスピードと実行力をもって推し進める必要があると考え、今回スタートアップ企業様と共に、環境/社会課題解決への貢献に繋がる取り組みを共創していきたいと思います。
例)環境対策材料開発、カーボンニュートラル製品、動物に優しいプラスチック開発、
ポイ捨てされないプラスチック開発、廃棄物利用、プラスチックリサイクル、
ゴム代替TPV(熱可塑性動的架橋エラストマー)シートの活用など
2.快適空間の創出に繋がる製品開発
当社は「科学の力で豊かさ、安心、快適を創り出すチャレンジメーカー」という言葉をミッション(使命、存在価値)としております。これまで「すべての空間に快適さを提供する」をコンセプトとした、消臭、防カビ、防虫、抗菌、抗ウイルスなどの機能を有するリケガードという製品を開発しました。
しかし快適空間というのは、人の数だけ種類があり、我々には考えつかない快適空間がまだまだ求められていると考えております。スタートアップ企業様が持つ技術やアイデアと、我々が持つものづくりの技術を掛け合わせることで未来に繋がる多様な快適空間の創出を目指したいと考えております。
例)ストレス軽減材料、新しいリラクゼーション空間、老化防止、疲労回復など
3.プラスチックと仮想空間を繋げる
当社は、新規事業/新製品への挑戦を戦略として掲げております。基礎研究材料グループとしては、仮想空間と製造業を繋げることで、新しい挑戦への切り口にしたいと考えております。
より快適かつスマートにものづくりをする環境構築の技術をスタートアップ企業様と共創できることを願っております。
例)製造業×仮想空間、デジタルツインでの試作立ち合い技術の創出、仮想空間でのオープンラボなど
スタートアップが活用できるリケンテクノス株式会社の経営資源(リソース)
・多様なプラスチック製品
当社の製品は大きく3つに分かれ、コンパウンド、フィルム、食品包材がございます。
コンパウンド製品:自動車材料、電線材料、建材建装材料、生活雑貨材料、バイオマス材料や抗菌、抗ウイルスなどの機能性材料
フィルム製品:壁紙、鋼鈑用フィルム、ウィンドウ用装飾フィルム、光学用フィルムなど
食品包材:塩化ビニルラップ、オレフィン系ラップなど
・長年培った樹脂素材の配合加工技術
創業以来製造販売している、塩化ビニルの配合加工技術をはじめ、熱可塑性エラストマー、汎用硬質樹脂、エンプラなどの多岐にわたるプラスチックの配合加工技術を有しております。また、フィルムの単層、多層成膜技術、塗料のコーティング技術やコンパウンド、フィルム、食品包材製品の品質管理技術の他に、プラスチックにまつわる高度な分析技術を保有しております。
・多様なプラスチックメーカーとの繋がり
創業から積み上げてきた多様なプラスチックメーカー(原材料メーカー様、成形メーカー様、最終製品メーカー様等)様との深い繋がりがあります。最終製品の業界としては、自動車、建材、建装材、電線、電装材、食品、医療、文具やホースなどの生活資材製品といった様に多岐に渡っております。
・大田区にある研究開発センターと豊富な設備
各製品の開発を大田区にある研究開発センターで行っており、プラスチック製造に関係する多様な製造、成形設備を所持しております。また、多彩なプラスチックの物性評価機器、分析機器を保有しており、全て皆様との共創に活用することが可能です。
・国内外に広がる生産拠点
日本国内にコンパウンド、フィルム、食品包材合わせて4拠点生産工場を有しております。
また、アジアに6拠点、北米に2拠点の生産工場を有しており、製品の製造販売を行っております。
Enthusiasm for the Program
本プログラムを担当するグループは、2021年4月に結成された組織で、プラスチックの新しいモノづくりに挑戦していく部署になっております。自前主義にこだわらずに社外アイデアを取り込み共創していくことが、今後の新しい製品開発には必須であると感じており、今回応募を行ないました。このプラグラムを通して、未来に繋がる発見が共創できることを願っております。
