12.8 c
Japan
Sunday, December 10, 2023

Ms. Engineer, a boot camp for training female engineers, raises 75 million yen in funding!

未経験から最短6ヶ月で世界に通用する女性エンジニアを育成する、オンラインプログラミングブートキャンプ「Ms.Engineer」を運営するMs.Engineerは、NOW、iSGSインベストメントワークス、他個人投資家数名から総額7,500万円の資金調達を実施しました。複数のIT企業との女性エンジニアパートナーシップ提携を強化。リスキリング(学び直し)を通じたIT業界のジェンダーギャップ解消に挑む!

調達目的

今回調達した資金は、Ms.Engineerのスクールカリキュラムの質を向上させながら、さらに多くの女性ハイクラスエンジニアの輩出を行うために、主に以下の目的で活用される。

①Ms.Engineer事業を運営する人材の採用

Ms.Engineerという事業を通じて「リスキリングの力で世界を押し上げる」というビジョンの実現に向けて一緒に挑戦できる方を募集している。募集ポジション詳細は、リリース下部に記載。
採用応募フォーム: https://forms.gle/6chPPFqeiYYFV26CA

②戦略的パートナーシップ提携
日本のIT業界のジェンダーギャップに課題解決に賛同する、国内トップIT企業とのパートナーシップの提携を進める。Ms.Engineer受講者に限った実践的な就業機会や特別採用選考フローなどを提供する。
 

Ms.Engineer代表 やまざきひとみ氏 コメント

今回、Ms.Engineerで資金調達をはじめて実施いたしました。

この事業を興したきっかけは、コロナでした。
日本では、コロナによる雇用環境の男女格差が、一層激しくなっていることをご存じでしょうか。女性の雇用者数減少率は男性の4倍、休業者比率は3倍、さらに自殺率も過去5年間平均と比較し3倍になっています。

共働きが前提化し、産む・働く・育てるというライフイベントが人生の一時期に集中する社会構造は、深刻なゆがみとなって女性たちにのしかかっています。
一方、IT業界に目を移すと、特にエンジニアは常に人材不足が続いています。2030年には50~70万人のエンジニア不足が予測されていますが、エンジニアの女性比率はまだ約2割。女性の雇用環境が悪化しているのに、IT業界は人手不足でジェンダーギャップがある。これは明らかに人材流動のねじれであり、この国が抱えている矛盾だと感じます。

私たちはMs.Engineerという事業を通じて「リスキリングの力で世界を押し上げる」というビジョンを実現したいと思っています。人生100年時代といわれる今、仕事を人生の一部として充実させるには、社会に出てから「リスキリング=学び直す」ことによってキャリアを斜め上にシフトしていくことが欠かせません。2030年までに10億人をリスキリングする宣言がダボス会議でされるなど、学び直しの世界的な潮流は高まっており、日本でも企業が「人材再教育」を通じて成長することの必然性に迫られてきていると思います。

ここまで0期、1期と開講をしてきましたが、受講生に共通するのは、自分の人生を望む方向に好転させるための集中力であり、意志です。やらない理由なんて日々500個くらい押し寄せてくる中で、意志を貫こうとする姿、学びに向かう姿、人生を切り開く姿は、これからのロールモデルとしてさらに多くの人を勇気づけ、巻き込んでいくと思います。

私たちが見落としがちな事実として、有史以来、ここまで急速に女性の権利向上が進んでいるのははじめてです。女性参政権が世界で認められはじめてまだ約100年、男女雇用機会均等法にいたっては成立からまだ40年たらずです。それまで何百年何千年と、女性は古来からのジェンダーロールの中で生きてきました。つまり、ジェンダーギャップは今までにないスピードで解消に向かっている、実はそのエスカレーターに私たちは乗っていると考えるべきです。
私たちは、そのエスカレーターにたくさんの女性を乗せる存在になります。
ジェンダーギャップ解消の速度を、女性の雇用環境を改善するという手段でさらにブーストする存在になります。
エスカレーターに乗りたいという意志のある女性が報われる社会を創る側にまわります。

女性がエンジニアになるというのは、今最もそれに近い手段であり、切符です。一人でも多くの女性がその切符を手に人生を変えられるように、今回いただいたチャンスを最大限生かし、Ms.Engineerのチームとして誠心誠意で挑んでいきたいと思います。 

出資者コメント

NOW株式会社 取締役 家入 一真氏

女性の社会進出が叫ばれて久しい一方で、まだまだギャップがあるのが現実です。その問題に正面から切り込み取り組もうとするやまざきさんの熱量は素晴らしく、より多くの人が自分らしい選択をできる社会へ変えるための一歩を、これから共に踏み出せることを嬉しく思います。

NOW株式会社 代表取締役 梶谷 亮介氏

やまざきさんの「女性の社会進出を支えたい」という強い思いに共感しており、この度、Ms.Engineerへ出資をさせて頂けること、大変嬉しく思っております。NOWはこれまでも多数の女性起業家へ投資を行なって参りましたが、今後もダイバーシティ促進に向け積極的に取り組んでいきたいと考えております。

株式会社iSGSインベストメントワークス ​​取締役 代表パートナー 佐藤 真希子氏

やまざきさんとの付き合いは、サイバーエージェント時代から10年以上。今回の事業を聞いた時に「この事業のために、今までのキャリアがあったのではないか。」と思うほど、彼女にしかできない事業だと思い、応援させていただくことにしました。人生100年時代と言われる中で、自分のキャリアを見つめ直し、世の中に求められる職業にリスキリングする必要性は今まで以上に高まっていきます。中でも、女性のリスキリングは急務かつ、重要性が増していく領域だと確信しています。キャリアに悩んでいる女性達にMs.Engineerを一人でも多く知っていただきたいですし、女性たちのリスキリングに興味のある企業や自治体などにも知っていただけるよう Ms.Engineer応援団として頑張っていきたいと思います。

freee株式会社 取締役CTO/共同創業エンジニア 横路 隆氏

エンジニアリングは、現代において世の中を変えるためのもっともパワフルなツールのひとつです。さまざまな領域で優れたアイデアやパッションやスキルをもつ女性たちが、リスキリングによって未来を切り拓き、夢を諦めない世界。いちエンジニアとして、エンジニアリングがそのきっかけになるというビジョンに強く共感しています。

アル株式会社 代表取締役 古川健介(けんすう)氏

女性のエンジニアがもっともっと増えたらいいなー!と思っているので、Ms.Engineerには超期待しています!

Business Overview

Ms.Engineerは未経験から最短6ヶ月で世界に通用するクラスのエンジニアを育成する、女性のためのオンラインプログラミングブートキャンプである。
未経験からグローバルIT企業等へ卒業生を輩出した実績をもつ、日本最難関のプログラミングブートキャンプ「Code Chrysalis」とカリキュラム提携を行い、エンジニアに必要なプログラミングや応用技術はもちろん、GAFAMなど世界的なハイクラスエンジニアを目指していくために必須となるコンピューターサイエンス、アジャイルの概念、ソフトスキル等が組み込まれた高度なカリキュラムを通じ、一般的なプログラミングスクールでは学びにくい最高峰のテクノロジーを短期間で身につけることができる。
また、あえて女性のみの学習環境を用意することで、女性ならではのライフスタイルに寄り添った学びやすさやサポート体制を提供している。

【実績】
・0期・1期(基礎コース)を開講済
・受講者総数:37名
・受講者年代:20〜50代
・受講者の現職種:営業職、経営者、システム系マネジメント、主婦(エンジニア未経験9割以上)

【受講者インタビュー】

Naoさん(現職:医療系営業)
・取材記事
https://note.com/ms_engineer21/n/na71a6bc2ec99
・インタビュー動画
https://www.youtube.com/watch?v=z3YP-XLfqv8

Sakikoさん(現職:IT企業)
・取材記事
https://note.com/ms_engineer21/n/nc278ed5bfc62
・インタビュー動画
https://www.youtube.com/watch?v=Y-mr7D7U-5I

3月開講の2期生を募集中

Ms.Engineerでは3月開講の2期生を募集中である。仕事や学業を続けながらプログラミングの基礎が学べる5週間の初心者コースを、女性のみのクラスで受けることができる。授業は全てオンライン、リアルタイム開催となり日本全国どこからでも、受講可能である。
受講前の、授業の詳しい内容や雰囲気、エンジニア転職等については、オンライン無料カウンセリングにて相談することができる。

開講:2022年3月(5週間)
応募1次締切:2022年1月31日
カウンセリング応募フォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSehXqJ3oh5hUJRZGxLm1OcKTAP7nqrVg_JC7xZ7hjmjash7-w/viewform

Ms.Engineerチーム(一部)

◆ Ms.Engineer代表取締役 やまざきひとみ
2007年サイバーエージェント入社。 Ameba事業本部にて、2008年より「アメーバピグ」立ち上げプロデューサー。ローンチ約1年半で500万会員規模のサービスに成長させる。その他約20事業の立ち上げに関わる。スマートフォンコミュニティ事業部長、ママ事業部部長等を経て、2015年にサイバーエージェントを退社後独立。

2015年12月より女性向け動画メディアC CHANNEL編集長に。3ヶ月で月間再生数1億回に成長、国内最大規模の動画メディアとなる。 2016年にアタラシイヒ(旧社名:HINT)を設立し代表取締役に就任(現任)。PR/マーケティング事業や動画を中心としたクリエイティブ制作を包括的に行う。

コロナ禍で女性の雇用環境悪化や自殺率の急増といった「シーセッション(she + recession)=女性不況」のニュースに衝撃を受け、また現在のパートナーが、プログラミングスクールを経て営業職からエンジニアに転身した様子を見て、意志のある女性にエンジニアというキャリアを提供するため「Ms.Engineer」の創設を決意。
1児の母、選択的シングルマザー。

◆ 取締役CTO 大須 悠季

 大学院卒業後、新卒でエンジニアとしてのキャリアをスタートさせ、大企業グループ会社→創業期スタートアップ→拡大期スタートアップ→上場後ベンチャーと様々なステージで技術実績を積む。現職のエンジニアで、モバイルからサーバーサイドの開発まで幅広く経験。Ms.Engineerでは、スクール事業の設計、生徒のラーニングやメンタリング等のサポートを行う。

◆ 共同創設者 神谷 優

2008年、株式会社サイバーエージェントに新卒エンジニア採用 1期生として入社。 サーバーサイドエンジニアとして自社メディアの新規サービス立ち上げを複数経験後、フルスタックエンジニアとして音楽配信事業、子ども向けプログラミング事業のサービス開発に従事。 2021年Ms.Engineerを共同創設。女子学生にIT・STEM教育を提供する一般社団法人「Waffle」にてプロボノとして参画。3児の母。

Careers

Ms.Engineerでは、事業拡大に伴い以下の職種を募集している。

【エンジニア職】
・プログラミングスクール講師
・開発(フロントエンドエンジニア)
Mentor
・PjM
・採用担当(ジンジニア)

【ビジネス職】
・マーケター/PR/オープンポジション 等

採用応募フォーム: https://forms.gle/6chPPFqeiYYFV26CA

name of companyMs.Engineer株式会社
EstablishmentNovember 1, 2021
Location東京都新宿区神楽坂5丁目20番地5
representativeやまざきひとみ
Business Overviewリカレント教育事業
uniform resouce locatorhttps://ms-engineer.jp/
Facebook Comments
PORT Editorial Officehttps://port.creww.me/
PORT by Creww is an open innovation media for startups, entrepreneurs, entrepreneurs in recovery, and companies seeking to create new businesses on the theme of social issues, operated by Creww Co.
- Advertisment -
- Advertisment -

Featured

Ando Hazama x Cube Earth] Innovating the world's urban OS with patented technology from Japan and the U.S.

Creww Growth Case Study Interview】Ando Hazama has selected Cube Earth, a startup company offering a "smart disaster prevention system" to local governments through the "Ando Hazama New Business Co-Creation Program 2022," an accelerator program for fiscal year 2022, utilizing Cube Earth, a geographic information system platform patented in the United States and Japan. Cube Earth, a startup company that provides municipalities with a "smart disaster prevention system" using the geographic information system platform "Cube Earth" patented in the U.S. and Japan, was selected for the Ando Hazama New Business Co-Creation Program 2022. The startup is developing next-generation social infrastructure infrastructure such as disaster prevention systems, smart cities, drones, and digital twin systems as part of the DX approach to municipal crisis management. What specific initiatives are they pursuing? We interviewed Hiroyuki Horii, Deputy General Manager of the Innovation Department, Corporate Strategy Division, Ando Hazama, Shigehiko Amo, Chairman of Cube Earth, and Zenshi Takeda, President and Representative Director.

Sanki Kogyo × Startups] Become a company that continues to be chosen|New Steps in Co-Creation with Startups

Sanki Kogyo Corporation, which will celebrate its 100th anniversary in 2025, has set its sights on becoming a company that will "continue to be chosen" in accordance with its vision for 2050, and is working to strengthen its core businesses and enhance the Sanki brand. One of our new initiatives is to strengthen our core business and improve the Sankiki brand. Therefore, as one of the new initiatives, we are challenging the "SANKI Open Innovation Program 2023". We interviewed Mr. Hiroyuki Sasaki, Facility Systems Business Department, Mr. Tadashi Ishiwata, Corporate Planning Department, Corporate Planning Office, and Mr. Naoya Tokuda, Corporate Planning Department, who are challenging the accelerator program for the first time, about their frank thoughts from their respective standpoints.

Ando Hazama × Air Digital × Kuki City] Tackling the challenge of extending healthy life expectancy through digital sports!

Ando Hazama, a general construction company that promotes the creation of new businesses through open innovation, has selected Air Digital Inc. Air Digital, Inc., a company involved in the development of digital sports space and the operation of digital sports fields, was selected for the program. Subsequently, Ando Hazama, Air Digital, and Kuki City, Saitama Prefecture, signed a collaboration agreement and are now working together on "Sports 60 & Smart," one of the largest digital sports clubs in Japan, which is located in the "Ario Washinomiya" shopping mall facility in Kuki City. What specific initiatives are being undertaken? We interviewed Tsubasa Sakakibara, Manager of the Innovation Department of Ando Hazama's Corporate Strategy Division, Sobaku Maeda, Representative Director of Air Digital, and Takeshi Kanazawa, a member of the Sports Promotion Section of the Health and Sports Department of the Kuki City Office.

Startup Recruitment] Caring for Community Health|Future Aisei Pharmacy with Roots in the Community through New Business

Aisei Pharmacy has more than 400 dispensing pharmacies nationwide. As the company will soon celebrate its 40th anniversary, we are challenging the accelerator program in search of the next pillar of our business! Aiming to become a pharmacy that is needed by local residents, the company will explore the possibility of creating new businesses. In this interview, we spoke with Hiroyuki Hori, General Manager of the Business Planning Department of Aisei Pharmacy Inc. about why Aisei Pharmacy is now taking on the challenge of open innovation with startups.
Facebook Comments
en_USEN