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Step1 課題の発見「新規事業の原型」
まず、課題の発見が一番大切です。(これがないとはじまりませんね!)
これはよく言われている事ですが、自身の原体験の中で困った事があったとき、その課題が既存のサービスで解決できるかどうか考えてみましょう。その課題が既存のサービスで解決できない時がアイデアの原点、いわば新規事業の原型になります。
例えば、昨今話題になっている個人間カーシェアなどのサービスは、車を持っていない人が、車を借りたいけど借りられない!という課題に対し、既存のBtoCモデルだけでは解決ができず、顧客課題を解決する為の選択肢の一つとして、CtoCのモデルができあがりました。(その他にも、気軽に色んな車に乗りたい!などの背景はありますが。)

困っている事や、自身・社会の課題が既存のサービスでは置き換えられなかった時に、新規事業のチャンスがあるとお話しましたが、そこでアイデアを考える上で重要になってくるのが、下記2つです。
① 作ったサービスを、自分がお金を払ってでも本当に使いたいと思うか?
② 顧客のBurning needsを理解する
ここででてくるBurning needsとは、「今すぐ解決しないといけない喫緊の課題」のこと。例えば、スーパーやコンビニで100円で売っている水も、もし砂漠の上だったら1000円で売れるかもしれないですよね。・・・いや喉がカラッカラだとしたら、3万円で売れるかもしれないですよね。(3万円は盛ったかもしれませんがw)
その「3万円を払ってでも困っている人たちが、”何に”困っているのかを見つける」事が非常に重要なのです!
日頃から、「お金を払ってでも解決したい問題」をひたすらメモってみたりしたら、新しいビジネスアイデアが生まれるかもしれませんね。
Step2 ソリューションを考える
課題がでてきたら、次にそれを解決する手段、ソリューションを考えてみましょう。
例えば、先ほどの「車を使いたい!」という課題には様々なソリューションが存在します。

先ほどのカーシェアのお話のように、既存の課題(x)と、新しいビジネスモデル(y)を掛け合わせると、新しいプロダクトの方向性(z)が見えてきます。

この時重要なポイントは、
✔ X(既存の課題)をブラさないこと!!
よくありがちなのは、ビジネスモデルを考えている際に手段に引っ張られてしまい、「CtoCサービスだったら、車よりも洋服のほうがイケるんじゃね!?」と本来解決したい課題を見失ってしまうことです。そうなると、「で、結局何がやりたいの?」となってしまいます。まずは、やりきってみましょう。
✖ ソリューション→課題
〇 課題→ソリューション
Step3 リーンキャンバスを書く
ここまでで、誰の、何の課題を、どうやって解決するか
を洗い出し、何となく方向性が見えてきたら次はリーンキャンバスを埋めてみましょう。
リーンキャンバスとは、ビジネスモデルを1枚にまとめたものです。
リーンは英語で「ムダがない」という意味です。つまり、リーンスタートアップは小さくビジネスを創造して、問題があったら、すぐにムダを省いて軌道修正しようという起業の方法論です。
https://teams.qiita.com/guide/more-application-qiita-team/about-lean-canvas/
ここで、考えられるマネタイズのプランも書き出してみます。
(※基本的にはこのリーンキャンバスの順番に沿って検証を進めていきます。)
Step4 ビジネスモデルを書く
ヒト、モノ、カネなどの情報や、ユーザーの課題、それを解決する商品を明確に定義し、ユーザーの動きとお金の流れを整理しておくことが重要です。

上記のように情報を整理してみたら、一度俯瞰的に見直してみましょう。
リーンキャンバスとビジネモデルができていたら、ピッチ資料など作成しなくても大体相手には、誰の何の課題をどのように解決するか、は伝わります。
STARTUP STUDIO by Crewwでのアイデア評価基準は?
STARTUP STUDIO by Crewwでは既にアイデアをお持ちの方から公募しています。以下の基準で採択をさせて頂いています。
・新規性
・実現性(期間は6か月間で実現できるものに限ります)
・社会性
・市場性(スケーラビリティ)
・SDGs関連性
また、プロダクト開発までのマイルストーンや売却までのストーリー、市場規模、競合・ベンチマーク企業などを交えた客観的な視点を持っているかどうかなども基準に一つとさせていただいております
