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Japan
Monday, December 4, 2023

The challenge of the "People's Forest" - Creating an exciting future through open innovation

昭和15年創業、昭和40年代には日本最大の砂利会社となり、国土開発に貢献してきた「相模興業株式会社」が、2013年に「人の森株式会社」へと社名を変更。会社としての使命を、繁栄・発展から社会への貢献・人の幸せづくりへと大きく舵きりしました。事業領域を広げる中で、今回「ウェルネス・水・農業」の3部門において、アクセラレータープログラムによるオープンイノベーションを決意。スタートアップとの協業にかける思いを、人の森株式会社 代表取締役 加藤 政徳氏に伺いました。

5代目の決意〜人の幸せに携わり、社会の中で頼られる企業へ

ーまずは「人の森」様の特徴、そしてビジョン・ミッションについて教えてください。

Kato:うちの会社には、みんなが共通して大事にしているイズム、つまりDNAがあって、それは一人ひとりの個性と専門性を大事にして、それを活かしながら、人の幸せをつくっていくという考えなんです。

仕事というものは、人の役に立って、感謝されること、人の幸せに携わることだと思うんです。でも、そのために社員が犠牲になるんじゃなくて、社員も一人ひとりが幸せにならなくちゃいけない、ということを掲げています。

幸せっていうのは何かというと、世の中で頼りにされる存在になること、人の役に立てる力を持つことです。そして、ありがとうって言われて、自分もありがとうって言えることです。

ですから「きれいな心を持ち続けるように」と社員にはいつも言っています。きれいな心というのは、自社や自分のことだけを考えるのではなく、周りや社会にも配慮するということです。

この、「専門性を活かしながら人の幸せをつくっていくこと"社会の中で頼られる存在になることで、社員一人ひとりが幸せになること」の2つがビジョンであり、ミッションでもありますね。

ー「人の森」様は昭和15年創業と伺っていますが、社長さんは何代目になられますか?また、長い歴史の中で、ビジョン・ミッションは変わってきましたか?

Kato:私は5代目です。戦前はモノ不足でしたから、モノを供給するということが大事だった時代ですね。はじまりは行商で、炭を自分で焼いて町へ持っていき、町からは山の中にないものを買っていくということをやっていました。その頃は、今のように周りの人に喜ばれることがやりがいだったのだと思います。

でも、そのうち馬を買えるようになって、それがダンプカーに変わって…。その頃日本でいちばん必要なものが砂利だったので、ダンプカーに砂利を載せて港や飛行場へ運んでいくようになりました。そして時代とともに、生産量を増やしていくこと、規模を大きくしていくことを追求していくようになりました。

そして今、また時代が変わって、生産量や規模を大きくしていくことが重要ではないという考えのもと、ゆるやかに変化をとげているところです。

日本最大の砂利会社から、世の中の役に立つ存在に

ー2013年に、相模興業株式会社から「人の森」に社名変更されたのはどうしてですか?

Kato:興業っていうのは、事業を大きくしていくという意味ですよね。その名の通り、昭和40年代、うちの会社は日本でいちばん大きな砂利屋さんだったんです。

砂利をつくるためには粉塵や埃がすごく出ます。1つの工場で、原石を運んで来るダンプカーが500台、往復1,000台通る。出荷するのにも800台必要ですから、2,000台を超えるダンプカーが会社を出入りすることになります。そうすると、埃は起きるし、振動も騒音もすごくて、近所からはひどく嫌われてしまうThe first is that it is a very good idea to use the same type of equipment as the second.

生産を間に合わせることに必死なので、近所の人から好かれるなんてことはまずなくて、「どうしたらあまり嫌われずにすむかな」という程度のことしか考えられなかった。でも、だんだん「それはおかしいな」と思うようになりまして。人に好かれるというか、事業そのものを含めて、喜ばれる存在になりたいと思うようになり、社名を変更I did.

森は自然にそこにあって、生態系を保っていて、動物たちが集まって、植物も育って、酸素もつくっていて…目立つ存在ではないけれど、世の中の役に立っているじゃないですか。そういう存在になりたいと、そしてそれはみんなでつくっていくものなんだろうなと思って、「人の森」という名前にしました。

企業ビジョン刷新の原体験とは

ー加藤社長になってからそのようなお考えになったのは、何かきっかけとなるような原体験があるのでしょうか?

Kato:10年前に家内を病気で亡くしたことが、私の人生のなかでいちばん大きなことでした。家内が病気になったときには、子どもが0歳、3歳、5歳ととても小さくて、そのときに、あと5ヶ月の命だと言われたんです。

あと5ヶ月しか会えないのかと思うと、会社に行ってる場合じゃなくて。それまでは、誰よりも早く来て、誰よりも遅く帰るイヤなタイプの社長だったんです(笑)。ずっと会社にいて仕事に精通しているから、「なんでこんなことがわからないの?」「どうしてできないの?」と社員を怒ったりしていました。

でも会社に全く行けなくなると、社員へ「ありがとう」という言葉が自然と出てくるようになったんです。「こんなことまでしてくれているんだ」と心から感謝するようになりました。彼らも人生のなかで大変な局面は必ず出てくるはずだから、世の中の役に立つ仕事をしながら、家庭も大切にできるようにしていきたいと思いました。それは自分が支えられてきたから気づけたんです。

家内の病気がきっかけになって、新しくフィットネスに事業領域を広げました。世の中の求めに応じて、大きくなること、強くなることを目指してきたけれど、砂利がそれほど必要じゃなくなってきた現在、自分たちはどんな存在になるべきか考えた結果、もっと違うフィールドでお役に立っていかなくてはいけないと思うようになったんです。

働き方の自由度が高く、のんびりした社風

ー今の「人の森」様としての会社の強み、また課題は何ですか?

Kato:強みは人があまり多くないことです。若手の社員がそう言ってくれました(笑)。それから、働き方の自由度が高いことですね。社長としては、「好きに働いていいよ」というのを発信しています。まあ、そうは言っても、「それじゃ会社が成り立たないよ」と各部署の部長さんが手綱を締めてくれているようです。

求めているのは、飛地からの飛び抜けた新規事業アイディア

オープンイノベーションプログラムに求める全然違う角度からの視点

ーオープンイノベーションをやろうと思われたのはどうしてですか。

Kato:今事業領域がたくさんあって、私自身、それぞれに精通しているわけではありません。各担当者が一番詳しいんですが、それでも知恵の部分、最先端の技術において行き詰まっていることを感じていいます。

一生懸命考えたり、ネットで検索したりしても、最先端のことはわからないんです。もしかしたら、この領域では、もっと先まで進んでいるのかもしれないけれど、そこがはっきりしなくて…。

ですから、まずは衆知を集めたいと考えています。そして、全然違う角度から見ると、いったいどんなアイディアや答えが出てくるのか知りたいI thought.

スタートアップとの協業に期待

ーどのようなスタートアップとどのような協業してみたいとお考えですか?

Kato:できればまったく違う分野のスタートアップさんからの知恵が欲しいと考えています。その方が楽しくてワクワクしますよね(笑)。ですから、我々とは事業の領域がまるで異なるスタートアップさんからの飛び抜けたアイディアを期待しています。そして、分野は絞らずに、広く広く募集したいI believe that this is a good idea.

ー御社とは風土や知識、働き方も異なるスタートアップの方々と協業するうえで大事にしていきたいことはなんですか?

Kato:古い会社なので、昔の考え方を払拭していきたいと思っています。また組織が大きくなると、どうしても自由度が少なくなってしまいがちですが、スタートアップさんは、何にも染まっていなくて、フラットかつ自由なので、そういう感覚をうちの中に吹き込んでいくような流れをつくりたいと思っています。

スタートアップさんとはイコールの関係でいたいし、お互いの風土を大切にしながら、いっしょに手を携えていけるようにしたいYes.

オープンイノベーションで「ウェルネス・水・農業」の3部門に新たな風を

ー「人の森」様がオープンイノベーションにより解決したい社会課題はなんですか?

Kato:解決したい課題は大きく3つあります。1つめは「ウェルネス」部門です。うちの会社では「cocokara」というフィットネスクラブを神奈川県内に3店舗展開しているんですが、コロナになってから、会員さんが離れていっています。

でも、どんなカタチであれ、運動を続けていくということを大切にしてほしいんです。そうでないと、うちがこういう仕事をしている意義がなくなってくる。今、国の予算は医療費でどんどん圧迫されていいます。このままいくと、私の子どもや孫の代に日本がどうなってしまうのか心配です。

医療費削減のためには、運動習慣を身につけて、病気を未然に防ぐことが必要です。自分の体を自分でコントロールできる社会をつくっていくために、今の状況下でどうしたら運動を継続していけるのか、また、運動しようというマインドをどうやって継続していくのか、それが課題です。

Second,「水の仕事」の部門です。うちの会社では、「水でみんなを潤す部」という部署で水に関わる仕事をしているのですが、実はどんな水でも飲み水に変えることができる技術があるんです。

this (something or someone close to the speaker (including the speaker), or ideas expressed by the speaker)技術をもっと広めたいと思っているのですが、発信力が足りません。また、今は提供範囲が首都圏限定になっているのですが、もっと全国に広めていきたいI believe that this is a good idea.

そして将来的には、この技術を活かして、世界的に水で命を落とさないような仕組みづくりに携わっていきたいと考えています。

3つめは「農業」部門です。うちの会社には「未来のタネ栽培部」という部署がありますが、そこでは、お年寄りが座ったままで、あまり苦労をせずに農作業ができるようなシステムにフォーカスを当てて研究しています。

誰もが自分の住んでいる地域で、農業をやりながら、豊かで楽しい生活ができるような仕組みづくりをすることで、日本が抱える過疎化の問題にも取り組んでいきたいと思っています。

事業可能性のタネを大きく育てていきたい

ーオープンイノベーションを行うにあたって、どのような体制づくりを考えていらっしゃいますか?また、社内での反応についても教えてください。

Kato:今回のアクセラレータープログラムに関しては、部長クラスの者には話してありますが、社員全員にはまだ伝わっていないかもしれません。

手始めに2〜3人で事務局を立ち上げて、それから社内に声かけをしていくつもりです。できれば、自らやりたいと手を挙げてくれる人がいると良いYes.

役職者のなかには、革新派と保守派と両方いますが、「ワクワクするような未来をつくっていく」「可能性のタネを育てていく」という共通認識を持って、スタートアップさんと協業しながら、社員をどんどん巻き込んで、広げていきたいと願っています。

世の中に良い影響を及ぼせる会社へ

ー今後、御社が成しとげたい目標・叶えたい未来についてお聞かせください。

Kato:「あの会社いいよね」と思われる会社になりたいですね。実際、人の役に立つこと、幸せづくりに貢献することを企業使命に据えてから、近隣の方のイメージがすごく変わったんです。昔は工場の周りで騒音を出すダンプカーがあると、「相模興業のダンプカーだろう」と言われていたけれど、今は同じ状況でも、「あれは、人の森のダンプカーじゃないよね」と言われるようになりました。

騒音や粉塵の問題もあって、20年前までは工場を閉じてなるべく見えないようにしていたけれど、最近はオープンにして、近隣の方に見ていただいて、ご意見をいただくようにしています。

うちの事業上、自然破壊は避けられませんが、でも代わりに、例えば山を崩したあとは、その地域にもともとあった、どんぐりの苗を植えて原生林の形に戻すという取り組みをやっています。それも近隣の方々に見てもらうことで、ご理解をいただきつつあります。

日本という国を誇りに思っているけれど、今のままではいけないと思うんです。大きくなくても、強くなくても、世の中に良い影響を及ぼしていけるんだということを、自分たちがタネになって、日本全国へ広げていければいいなと願っています。

name of company人の森株式会社
Establishment昭和15年7月1日
自己資本103億円(2021年4月1日現在)
representative加藤 政徳
Business Overview・フィットネス事業
・骨材の生産販売
・レディーミクストコンクリート販売
・土木、建築、さく井等の請負
・地質調査・非破壊検査(地中レーダ探査)
・地下水膜ろ過システムの設計施工
・植物工場研究開発事業
・その他付帯する事業
uniform resouce locatorhttps://hitonomoricorp.jp
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Mimiko Ishigami
After working for an advertising agency and an advertising production office, currently working as a freelance copywriter and writer. His work ranges from creating catchphrases, naming, press releases, etc. to writing for the web media. She is especially good at interviews with people that require smooth communication.
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