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J-Startupについて
J-Startupは約1.5万社の日本のスタートアップから厳正な審査で選ばれた企業をJ-Startupの「特待生(J-Startup企業)」として選定し、「世界で戦い、勝てる企業」に育て上げるため、民間支援機関・NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)・JETRO(独立行政法人日本貿易振興機構)・経済産業省による事務局が中心となる「J-Startup Supporters」が集中支援を行うものである。
J-Startup 2021 オフィシャルページ:https://www.j-startup.go.jp/news/news_211020.html

インスタリムについて
インスタリムは、従来の約10分の1以下となる低価格・短納期の3Dプリント義足をフィリピンで製造販売する日本発のスタートアップである。
義足は、一人一人の体に合わせて医学的に最適な形状を手作りする必要があり、1本あたり30~100万円と高価であるため、糖尿病性壊疽などの血管疾患や交通事故などで脚の一部を無くしたにもかかわらず義足を購入できない方が、未だ世界に4,000万人以上(※2)も存在すると言われている。
このような社会課題を解決するために、当社は3DプリンティングおよびAI技術を活用した新しいデジタル製造ソリューションを開発し、従来の約10分の1水準となる低価格で、かつ短納期の3Dプリント義足を、2019年よりフィリピンにて製造販売している。すでに400名以上のユーザーに利用され、2,000名以上の方がのインスタリム義足提供を待つ状態(※3)である。

このような取り組みに対して、以下のような様々な評価がされている。
(近年の受賞歴)
- AIスタートアップの日本一を決めるコンペ「Hongo AI」にて2位(2019年)
- 2020年にはSDGsに貢献するスタートアップとして世界大会「Extreme Tech Crunch」の日本代表に選出(2020年)
- 日本最大級のスタートアップピッチコンテスト「ICC グランプリ」で2位(2021年)
- 日本初の ESGアクセラレータープログラム「ICJ ESGアクセラレーター2021」の大賞を受賞(2021年)
人材採用について
インスタリムでは、このJ-Startupの認定による政府支援を受け、更なる海外事業(フィリピンおよびインド)の加速のため、東京に住まなくても働ける「インターロケーショナル・ワーキング制度」など当社独自制度を通じて、以下のようにコーポレート人材、エンジニア人材の採用を実施して行く。
募集職種について
- 機械設計エンジニア
- 機械設計エンジニアリング・マネジャー
- 生産技術エンジニア
- 生産技術エンジアリング・マネジャー
- グローバル・バックオフィス・マネジャー
- グローバル・D2Cセールス&マーケティング・マネジャー
インターロケーショナル・ワーキング制度について
- 会社の近所に居住することを強いられず、自分自身の多様な価値観にしたがって、人生を豊かにするために、「居住地」を自由に選択することができる制度である。詳細はインスタリムWEBページ(https://ja.instalimb.com/)に掲載されている各ポジションのリンク先の募集要項を参考
- 私たちインスタリムは、社員の「好きな人と好きな場所で、人生を豊かに生きる」という人間の生来的な権利を守り、QOLを向上させる事、幸せに生きることに真摯であるメンバーを求めている。そういう人こそが、”本当は人生を豊かに生きることができるはずにも関わらず、その権利・機会を剥奪されている人たちを救う”という、私たちインスタリムのビジョン・ミッションに対しても、真摯に、意欲的に向き合えると考えるからである。
インスタリム会社概要
name of company | インスタリム株式会社 |
Establishment | 2017年03月 |
Location | <マニラオフィス> Unit 2512, Centuria Medical Makati, Kalayaan Avenue, Brgy. Poblacion, Makati City, Metro Manila, 1210, Philippines. <東京オフィス> 東京都千代田区神田小川町3丁目28番地5(axle御茶ノ水 内) |
representative | 代表取締役CEO 徳島 泰 |
Business Overview | 3Dプリント義肢装具装置の開発・製造・販売 |
uniform resouce locator | https://www.instalimb.com/ |
(※1)「世界初」
当社調べ。単なる試供品の提供ではなく、事業化の前提となるカスタム量産体制が構築された3Dプリンタ・CAD義足事業として。
なお、「カスタム量産体制」(マス・カスタマイゼーション)とは、ユーザー個人のニーズに応じたカスタマイズと、大量生産並みの低コストな供給を両立する生産システム。義足の提供には患者一人一人の断端(切断部)の形状に合わせた製造が不可欠であるため、世界的な普及には、低コストな大量生産とパーソナライズされた受注生産を兼ね備えた提供が不可欠となる。
(※2)「4,000万人以上」
世界の四肢切断者が全世界で6,500万人(以下論文より引用:McDonald CL, Westcott-McCoy S, Weaver MR, Haagsma J, Kartin, D. Global prevalence of traumatic non-fatal major limb amputation. Prosthet Orthot Int. Submitted 2020 March.)に、スタンフォード大学のMaurice LeBlanc氏の2011年講義資料(https://web.stanford.edu/class/engr110/2011/lecture03a.html)の”義足=約70%”をかけた数字である4,550万人に さらに、国連レポート(United Nations (http://www.who.int/en/news-room/fact-sheets/detail/assistive-technology ))の”現在(義足など)アシスティブ・デバイスにアクセスできるのは10人に1人”より、90%をかけた4095万人を、「脚の一部を無くしたにもかかわらず義足を購入できない方」とした。
(※3)「1,600名以上の方が当社の義足提供を待つ状態」
2021年8月現在の、弊社が収集するウェイティングリスト(弊社の義足が欲しいが、現在購入できないために、引き続き情報提供を希望するという切断患者を掲載したリスト)に掲載される患者の数。
