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■代替タンパク質としての昆虫
世界的な人口増加や乱獲を背景に、牛や豚、鳥といった従来のタンパク質に代わる代替タンパク質として、環境への負担が少ない「昆虫食」や「植物肉」「代替肉」を開発する動きが活発になっている。
昆虫は、タンパク質が豊富で栄養価が高く、生産に必要なエサや水、土地が少量で済むため、2013年の国連食糧農業機関による推奨レポートの発表以降、世界中で導入が開始されてきている。EUでは、2018年に食用の昆虫の取引が自由化され、普及に向けて制度が整備された。アメリカやフィンランドでは、既に大手食品メーカーや小売店が新食材として採用し始めており、日本でも大手小売店が商品化することを発表している。

「シルクフード」とは
エリー株式会社が開発する次世代の高栄養価なサステナブルフードである。原料は「蚕」。約5000年にも及ぶ絹産業の歴史を人類と共に歩んできた生物だ。
この度オープンする店舗では、「ハンバーガー」「スープ」「スナック」「ケーキ」を皮切りに、主食、副菜、デザート、飲料など、最終的には10種類弱のメニュー展開を予定している。
「シルクフード」が大切にしていること、それは徹底的に「美味しい」を追求していることである。今回のメニュー開発においても、シェフの方々と試行錯誤を重ね、また食べたいと思ってもらえるもの、特徴である「コク」や「甘み」といった風味の良さを存分に感じてもらえるものを完成させた。従来の昆虫食とは一線を画す完成度をぜひ楽しみたい。
【シルクバーガー開発者の安藤曜磁シェフ(代々木上原QUINDI)のコメント】
「蚕」ということで最初は心配したのですが、使ってみると「コク」があり、主役にも、引き立て役にもなれる可能性に溢れる食材と感じました。認知さえされれば、新しい食材として世間に拡がっていくのにそう時間はかからない!と思うくらい、魅力のある食材です。
【商品紹介】
◎シルクバーガー:単品1,100円、セット(スープ/ポテト/ドリンクから選択)1,500円
シルクフードの特徴である「深いコク」と「甘み」、その「余韻」を最大限に活かすことをコンセプトに開発。一口目から美味しく、次第にもう一度食べたくなるような「余韻」をしっかりと感じることができる、世界初のシルクフードハンバーガーである。

◎シルクスナック:600円
シルクフードの代表作。シルクフードの「香ばしさ」といった一面を感じることが出来る。シーズニングに極秘のソルトを使用し、風味を存分に引き立てる。

◎その他メニュー
・シルクスープ:単品(パスタ入り)650円
従来のミネストローネに旨味が加わって非常にコクを感じる逸品に仕上がった。1杯で満足感のあるミネストローネ。
・シルクシフォンケーキ:カット500円
シルクフードのナッツのような風味を存分に味わえる一品。ホイップクリームとミントとの相性が抜群!


店舗情報
「シルクフードラボ」
住所:東京都港区南青山3-13 COMMUNE内
営業時間:平日休日ともに11:30(9:30より変更)~20:00
期間:2020年3月末までを予定
エリー株式会社とは
持続可能な食の未来の実現を目指し、「シルクフード」を開発するスタートアップ。 日本が世界をリードする「蚕」と「食品」に関する研究知見を掛け合わせることで、蚕を新たな食品原料にリノベートし、日本発の代替タンパク質として世界中へ普及させることを目指す。オープンイノベーションにて多くの大企業や大学と連携し、研究や商品開発を進めている。
<実績>※五十音順
【協業】
伊藤忠商事株式会社(アクセラレータプログラム)、稲畑産業株式会社(同上)、キリン株式会社(同上)、大正製薬株式会社(同上)、東大IPC(起業支援プログラム)
【研究】
京都大学(共同研究)、京都大学GAPファンドプログラム(研究費授受)、貞明皇后蚕糸記念科学技術研究助成
Other
京都大学イノベーション事業化プログラム最優秀賞、大学ビジコン@AG/SUM優秀賞、Morning Pitch Special Edition 2020(※2020/1/28開催)、The JSSA Tokyo Award 最優秀賞
name of company | Erie Co. |
Location | 〒164-0002 東京都中野区上高田1-3-9 |
representative | 梶栗 隆弘 |
uniform resouce locator | https://www.ellieinc.co.jp/ |
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