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協業に向けた背景と課題
広島電鉄は、「サステナビリティ基本方針(2021年12月策定)」の下、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」を重要度の高い取り組み目標とし、SDGsをはじめとした社会的目標の達成を目指し積極的に取り組んでいます。その中で、現在大きな課題となっている脱炭素化・省エネ化に向け、このたびエナジーカラリングと協業し、実証実験を実施することとしました。
脱炭素化に取り組むには、専任担当者が必要となることに加え、専門知識も必要になるという課題があります。また、省エネコンサルタントによる省エネ診断は実地調査やデータ取得に時間と手間がかかります。
この課題を解決するため、エナジーカラリングのスマホ1台で電力用途を可視化し、データサイエンス的アプローチを可能とするサービスと省エネノウハウを提供し、広島電鉄沿線の事業者の省エネ支援を通じて脱炭素化をめざします。
About the Demonstration Experiment
STEP1
対象施設:広電グループ社有施設(本社ビル、バス営業所)
実施期間:2023年3月末~2023年7月末
内容:広島電鉄および関係会社の保有する特定の施設にAI電流計(2台)を設置し、電力量を測定・結果を分析し、省エネ対策を行えるようにする。

STEP2
対象施設:県内の事業者
実施期間:2023年度中を予定
内容:STEP1の結果を踏まえて検討予定
広島電鉄コメント
あらゆる企業にとって脱炭素への取り組みは社会的責務となっておりますが、具体的な脱炭素アクションプランを描くのは難しいものです。地球環境にやさしい公共交通事業を営む当社とEnergyColoringがタッグを組むことで、独創的な技術を生かし、自社施設の脱炭素化だけでなく、「地域をあげてSDGsに取り組む街の実現」を目指します。
広島電鉄について
広島電鉄は、「広島のワクワクを創造する」を旗印(パーパス)とし、大切な人に出会う幸せや喜び、こころ豊かで快適な暮らしに貢献し、魅力ある広島を創り出していくことを存在意義としています。電車・バス・不動産の3事業を核に、街づくりの一翼を担う企業として安全で快適に暮らせる街を目指し、きめ細やかで品質の高いサービスを提供できるよう様々な施策に取り組んでいます。
name of company | 広島電鉄株式会社 |
Establishment | 1942年4月10日 |
Location | 広島県広島市中区東千田町二丁目9番29号 |
representative | 代表取締役社長 椋田昌夫 |
Business Overview | 1.鉄・軌道事業 2.バス事業 3.不動産事業 |
uniform resouce locator | https://www.hiroden.co.jp/ |
EnergyColoringについて
エナジーカラリングは、電流を音としてスマートフォンで測定し、クラウドAI によって電力の用途内訳をリアルタイム(最大1分値1分遅れ)で可視化する商工業分野向けAI・IoTを活用したスマート電流計「EnergyColoring」の開発・運営を行い、脱炭素社会の実現には欠かすことのできない電力可視化を身近にするイノベーションを起こす社会貢献志向の技術者集団です。
name of company | 株式会社 EnergyColoring |
Establishment | 2019年04月 |
Location | 東京都府中市 |
Business Overview | 電流波形AIを用いた消費電力内訳クラウドサービスの開発運営 スマートフォンを用いたIoTアプリの開発 |
uniform resouce locator | https://www.energy-coloring.com |
